立待岬や函館八幡宮に近い「谷地頭」電停。
以下の写真は、こちらの地図を参照しながら見ていただければと思います。
電停から見て北側。
下り坂になっていて、電停に近づけば近づくほど低くなっているのがわかるかと。
続いて今度は南側。
前方を拡大して一枚。
今度は対照的に上り坂になっています。
続いて東側。
やはり、先に向かって上り坂になっているのがわかります。
最後は、函館八幡宮へ向かう西側。
これまた、先に向かって上り坂になっています。
再び電停の写真。
以上の写真からわかるとおり、この電停は、四方いずれから見ても低い位置にあり、まるで「すり鉢の底のよう」と、昨年放送された「ブラタモリ」で紹介されていました。
実際にこの辺りは、海抜が1mしかなく、周辺の海よりも低い位置にあるとされています。
「ブラタモリ」でも紹介されていたが、「谷地頭」とは、「谷の入口」という意味の地名で、かつてこの辺りは広大な湿地帯が広がっていたところ、明治初期に宅地として活用するため大規模な埋め立てが行われたとされている。(北海道や東北では、低い位置にある湿地帯のことを「谷地」と言っています)
「ブラタモリ」では、この辺りが、かつて火山の火口だったという説に立ち、近くにある温泉施設の浴室でその痕跡を発見していました。
このように、ある地点に対し、四方いずれもがそこよりも高い位置にあるというのは、なかなかない、特色のある地形だと思います。
「谷地頭」の一つ前の「青柳町」の電停を発ち、「谷地頭」へと向かう下り坂。
この下り坂は、函館市電の中でも特に人気の高いルートの一つになっています。
この写真だと、電停の辺りが一番低い位置にあることがわかるかと思います。