函館で、「ハリストス正教会」や「カトリック元町教会」に何度も足を運び、ガイドもしているから・・・というわけでもありませんが、先日の東京旅行では、教会を1箇所見てきました。
練馬区北町にある、「カトリック北町教会」。
「カトリック元町教会」と1文字違いなので、間違えないように注意しなければいけません。
「カトリック北町教会」は、1959年(昭和34年)、板橋教会という教会の主任だった、「 フランシスコ会」のゲレオン・ゴルドマン神父が、増加する板橋区周辺の信者のために、 東武東上線沿線に新しい教会を建てることを思い立ち、 運動の結果、ドイツのケルン教区から多額の寄付が贈られたことから、 現在地を購入して、教会と幼稚園を併設する形で、園舎の一棟を仮聖堂として誕生しました。
現在の聖堂は2018年(平成30年)に耐震補強工事が行われ、響きの良さを活かしたコンサートなども数多く開催され、5月は色とりどりの薔薇が咲いて、訪れる人たちを楽しませています。
※教会公式HPより引用
という経緯のある教会ですが、実はここを訪れたのは観光目的ではありませんでした。
カテゴリー名が「ロケ地巡り」となっているとおり、目的は、所謂「聖地巡礼」。それも近年の作品ではありませんで、1980年(昭和55年)放送の「電子戦隊デンジマン」第39話「女王怒りの妖魔術」、1983年(同58年)の「科学戦隊ダイナマン」第13話「さらわれた花嫁」のロケ地検証が目的でした。
建物の外観もさることながら、この窓ガラスの形も放送当時と変わっていませんでした。
80年代作品でロケ地として使われた建物を何軒も見てきましたが、こういう感じで、放送当時の様子がそのまま残されているというのは本当に嬉しいです。
もっとも、その一方で、大きく変わっている場所も多く、残されている僅かな痕跡をヒントに場所を特定できたら、それはそれで達成感があったりするものなので、捉え方は色々ですけどね。
デンジマンの放送では、ラストシーンでこの教会が登場し、晴れて結婚式を挙げたカップルが、車に乗って新婚旅行に出発し、デンジマン5人をはじめとする参列者に見送られるシーンで終わっていますが、見てみると、門の形は当時と変わっていました。
すぐ隣に住宅がある、住宅街の一角というよりど真ん中にある小さな教会ですが、放送では、周辺の様子がはっきりと映っているわけではなかったこともあり、どこか郊外にひっそりと建っている教会なのかと思っていました。
教会に隣接して「カトリック北町幼稚園」が建っており、ちらっと見える遊具がある前庭では、多くの園児さん達が楽しく遊んでいる様子が見られるそうです。