青森県の下北半島、陸奥湾に面したところに、「横浜町」という町があります(行ったことはありませんが)。
地名の由来としては、「横に長く続く浜」の意とされ、南北に約23kmと細長く、戦国時代末期にはすでに港が開かれていたとされ、材木を中心とした藩の交易港として栄えた町とされています。
南北に長い浜だから、地図で見れば、「横」ではなく「縦」になるけれど、感覚的に「横」と捉えたのかもしれませんね。
「横浜」と言えば、他にも思い浮かぶものがあると思いますが、真っ先に思い浮かぶのは、神奈川県の県庁所在地でしょうか。
こちらも、横に伸びた砂州を「横浜」と呼んだのが由来とされていますが、青森県の横浜町との直接の関係はないようです。
「他にも思い浮かぶものが」と書きましたが、今年であれば、大河ドラマで主演を務めている、俳優の「横浜流星」さんを思い浮かべる方も多いと思います。
横浜流星さんは本名であり、出身も横浜市であることから、そのルーツは神奈川県の横浜かと思ってしまいがちですが、実はそうではなく、「横浜」という姓のルーツは、神奈川ではなく青森の方なんだそうです。
現在の青森県横浜町には、戦国時代に南部氏の一族という横浜氏という一族がいたそうで、それが「横浜」という姓のルーツになっており、横浜町の隣の「野辺地町」では「横浜」という姓が、鈴木や佐藤よりも圧倒的に多いのだそうです。
たまたまちらっと耳にした話を少し調べた程度ですが、今年においては旬なネタかなと思って、記事にしてみました。