北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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すすきのゼロ番地

2024-02-09 20:12:27 | 札幌

 

昨日紹介した「COCONO SUSUKINO」の少し南に、飲食店等が入っているビルとは一線を画したような雰囲気の建物があります。

 

 

 

この外観だけ見ていると、何やら学校のようにも見えますが、実はこの建物の2階から上は公営住宅になっています。

さすがに中に入って写真を撮ることはできませんが、昭和33年(1958年)の建築で、一説によると、道内に現存する公営住宅では最も古いのではとされているそうです。

 

 

1階は市場になっています。

 

 

ちょこっとお邪魔してみましたが、八百屋さんや肉屋さんが軒を連ねる、昔ながらの市場のでした。

この市場は、大正11年(1922年)に、札幌では二番目の公設市場として設置された「第二公設廉売市場」が前身とされる歴史ある市場で、現在も、北日本最大の歓楽街の台所として、飲食店の営業を支え続けている存在となっています。

 

 

ちょっと気になる看板がありました。

この建物には地下飲食店街があるのですが、「ゼロ番地」という名称が気になります。

この名称については「ゼロからのスタートという意気込みから」とか「番外地的な意味合い」などの説があるようですが、北日本最大の歓楽街のほぼ中心部と言ってもよい場所なので、もしかすると、「『すすきの』はここから始まった」というような意気込み的なものもあるのではと、勝手ながら思ってしまいました。

いずれにしても、この「ゼロ番地」という名称に魅かれてやってくる人が今もなお多いそうで、そのことが、築60年以上経っている歴史ある建物が未だ現役であり続ける秘訣になっているのだろうと思います。

 

 

この建物の一角に、小さな中華のお店が入っています。

 

 

どれも魅力的だけど、ここはやはり肉まんということで。

 

 

 

中身は御覧のとおりの具沢山。

猫舌の方にはちょっとキツいかもしれないようなアツアツ状態ですが、生地がとてもふわふわで、中の具も濃厚な味付けになっていて、食べ応えがあります。

あんまんも人気のようなので、次回はそちらも試してみようと思います。

 


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