今日の第2話、すごく考えさせられる内容でした。
「誰にでも苦しいこと、逃げ出したいと思うことはある。だけど、自分で克服しようと努力しなければ前へ進めない」ということがテーマだったと思うのだけど、わかっているつもりでも、いざとなると、様々な葛藤やら何やらが障壁になって、なかなか実行に移せないということが多いのもまた事実。
育った家庭環境のせいで食べることが好きになれず、箸の使い方が分からないせいで、つい箸を使わないでも食べられるものばかり食べてしまうという少女・若菜に対し、それを理解したうえで、あえて箸を使う弁当を提供し、若菜がそれを克服できるよう、厳しくも優しく、毅然と接するユウの姿と、それに反発しつつも、最後は理解を示す千春の心情がしっかりと描かれていたと思います。
原作では、若菜はこの後も度々登場し、箸の使い方を覚えるどころかすっかり料理上手になり、「しあわせ宅配篇」の最後では、主人公雪緒の義理の妹になるなどしているので、もしドラマがこの先も続くとしたら、再登場が期待できる人物の一人ということになりますね。
そんな若菜を優しく見守る元担任教師の「三輪ことり」は、原作を読んだ時点では、どんな俳優さんが演じるかイメージが湧かなかったけれど、演じていた小林きな子さんが存在感のある役者さんだなあと感じられたことで、原作のイメージにピッタリだなと思いました。
若菜役の森田想(こころ)さんも、マドリード国際映画祭「外国語映画部門」で主演女優賞を受賞するという実績があるそうなので、これから様々な役柄で活躍の場を広げて行くんだろうなと思います。
その他の注目ポイントとしては、まず、千春が、三輪と若菜に対し、東京時代に元カレに二股をかけられていたことを話すシーン。原作ではこのシーンでは、三輪の男性遍歴を千春と若菜が興味津々で聞いていて、若菜の口から「その男は動物園に入るべきだと思う」なんて発言が出ていたので、ここは原作どおりの展開も見てみたかったかなと思いました。
次に、冒頭に、カップルの役で、HTBの藤澤達弥アナと土屋まりアナが出演していたこと。特注の「ホッキカレー」を10食分注文していて、彼女の方が「9人前食べたい」という、食いしん坊の土屋アナにぴったりのセリフを口にしていたのが何とも面白かったです。
最後に、今回のラストで、千春が東京への帰任を打診されるシーンがあったけれど、これは原作ではまだまだ先というか、そもそもはっきり帰任を告げられるシーンがなかったので、残り2話でこの辺がどうなっていくのか、注目していようと思います。
最後に、先週の第1話で登場していたロケ地の写真。
ラストで、ゲストの華田将平が、故郷の父親に電話するシーンは、札幌中心部の「大通バスセンター」の地下でした。
予想どおり(?)、実際には公衆電話は設置されていませんでした。
この他、来店予定時刻になっても「くま弁」に姿を見せない将平を捜してユウが駆け回るシーンも、この場所で描かれています。
今日の第2話のロケ地もほぼ全部分かったので、3月までに、行ける限り行っておこうと思います。