北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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最古のツリー

2017-12-25 19:13:26 | 函館
皆様、クリスマスはいかがお過ごしでしょうか?
イブの昨日はさほどでもなかったけれど、クリスマスの今日は悪天候に見舞われていますね・・・。
大きな影響が出ないことを祈ります。

さて、今日は一年を振り返る記事を休んでクリスマスネタを一つ。
以前も書いたことがあるのだけど、時間が経っていることもあるので、おさらいの意味も込めて。





西部地区にある「元町ホテル」の前。
ここは、箱館戦争当時、新撰組の屯所(兵士の詰所)が置かれていた場所で、写真の蔵は「蔵宿 屯所の庵」といって、明治42年に建てられた宿泊施設です。





建物の前にあるクリスマスツリー。
実はこの場所は、日本で最初にクリスマスツリーが設置された場所とされています。

日本最初のクリスマスツリーについては諸説あり、1860年に、東京にあるプロイセン(現在のドイツ)公館に飾られたのが最初とされている説もありますが、それよりも二年前、1858年に箱館に赴任したロシア領事ゴシケーヴィチが、地域住民と友好を深める目的でこの地にツリーを立てたとされています。
何故この場所というと、この向かい側に、ロシアの仮領事館とされていた実行寺があったことによります。(現在の実行寺はこちら
このことについては、後年、ゴシケーヴィチが、ここで開かれた祭礼に箱館奉行所の役人やその家族を招待したことを記した古文書や、当時の古地図などによって証明されており、こここそが、「日本最初のクリスマスツリーが設置された場所」と言えるということなのです。





ツリーの前には、木で造られた・・・、ツリーだけにトナカイかなと一瞬思ったけど、これは馬ですかね。





雪を被ったお馬さん、これもまた見ていてほっこりします。
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