久しぶりの気になる電柱紹介。
「木工」って何でしょう・・・、
行政地名ではありません。
何やら歴史ある町工場のような建物があります。
写真の場所は↑のとおりで、小さな町工場が幾つか見られますが、この辺りは、昭和30年代後半に工業地域として造成され、「木工団地」という工場集落が誕生した地域でした。
「団地」というくらいだから、相当な数の工場が軒を連ねていたことと思いますが、宅地化の進展や、工場の建物、設備の老朽化などにより次々と撤退し(↑の写真にも写りこんでいますが、大手ショッピングモールも開設されています)、その数も少なくなってしまいました。
それでも、札幌市の産業史に大きな足跡を残したことには間違いない地域なので、今でも頑張って操業されている工場にエールを送りつつ、そうした歴史のある地域であるということをしっかりと留めておきたいと思います。
電柱に残された地名には、その地の歴史が刻まれているということが、あらためて確認できた気がします。
因みに、発寒にはもう一つ「鉄工団地」といって、こちらは現在でも一大工業地域として稼働している地域があるので、近いうちにそこもゆっくり回りながら、歴史を探ってみようと思います。