JR札幌駅構内にある、「北海道 四季彩館」というお店。
一昔前までは小さな駅にも普通にあった「KIOSK」と提携しているお店です。
ここはお土産を買い求める客で常に賑わっており、写真のとおり、北海道の有名ブランドを中心に、魅力的な品が多数揃っています。
とまあ、こんな感じで営業しているお店ですが、ふと思ったことが一つ。
「KIOSK」って何なんだろう?何かの略称なのかな?
ということで、ちょこっと調べてみました。
北海道における駅構内の売店の始まりは、明治23年(1890年)、北海道炭礦鉄道が、駅構内での営業制度を確立して、出店の常置を許可したことにあるそうですが、その売店が、昭和11年(1936年)に、「鉄道弘済会」の手に渡ることとなりました。
東京での鉄道弘済会による物品販売は、北海道よりも早い同7年(1932年)に、東京駅や上野駅で始まっていましたが、同48年(1973年)、創立40周年を機に、「鉄道弘済会売店」からのイメージチェンジを図るため、「KIOSK」(キヨスク)という愛称が付けられました。
「KIOSK」はトルコ語の「köşk」(キョシュク。「東屋」の意味)に由来する英語だそうで、「清く」「気安く」の意味から「キヨスク」と読ませたとされています。
略称ではなかったんですね。弘済会の名前が出てきたから、最初の「K」は、「KOUSAIKAI」の「K」かなと一瞬思っちゃいました。
一昔前までは、地方の小さな駅にも決まって「KIOSK」があり、「ちびまる子ちゃん」のオープニングテーマ「おどるポンポコリン」の2番にも「♪いつだって 知っている キヨスクは 駅の中 そんなの有名~」というフレーズがあったりしていますが、現在はほとんど見られなくなり、あったとしても、直営ではなく、他の店舗との共同経営で、「KIOSK」という名前が前面に出てこなくなっていることもあって、最近の若い人の中には、「『KIOSK』?何それ?」という人もいるのではないかと思います。
それは正直、寂しい限りだなと思いますが、これもまた時代の流れということなんですね。
こんにちは。
「鉄道弘済会」は、鉄道事業での公傷者を救済する目的で設立された団体だったようですね。
今、改めて調べてみてそれが分かりました。
現在でも公益財団法人として存続しているそうですが、そういう背景があったと知ると、なおのこと、KIOSKの撤退が残念に感じますね。
情報提供ありがとうございました。
どこの国か忘れたけれど、スペルが微妙に違うこともありました。
駅でちょっとしたものを買えるのは、誰にとっても便利ですからネ。
こんにちは。
海外でも「KIOSK」が展開されているんですね。
それは知らなかったです。
「KIOSK」は確かに便利なお店でしたよね。
子供の頃は、駅で、愛読していた学年誌を買ったこともありましたよ。