札幌市清田区、北広島市に近い所に「里塚」というエリアがあります。
このエリアにある霊園に父方のお墓があり、毎年1回は必ず行くエリアです。
「三里塚」と書いてあります。
現在の地名と関係ありそうですね。
明治14年(1881年)の明治天皇北海道御巡幸に先立ち、その前年、札幌から室蘭までの三十四里の測量が行われ、一里ごとに標柱が設置され、その三里の地点を示す「塚」がこの地域にあったことから、その事実を後世に伝えるべく、平成16年(2004年)の10月に、地域にある「三里塚小学校」の開校100周年を記念して、この碑が建立されたそうです。
現在の「里塚」という地名は、昭和19年(1944年)に、「三里塚」から「三」を取って付けられたそうですが、現在でも、小学校や神社などの名前として「三里塚」は残されています。
小学校5年生のとき(昭和59年(1984年))、南区の「滝野すずらん丘陵公園」で開催された親子レク(キャンプ)に父親と二人で参加したことがあり、そのときに「三里塚小学校」の子と同じ班になったことがきっかけで、学校の名前は知っていたのだけど、名前の由来までは大人になるまで知りませんでした。
当時、「創成橋」のたもとを基点として、「一里塚」、「二里塚」、「三里塚」までが札幌市内に設置され、「四里塚」以降も室蘭方面に向けて設置されたそうです。
なんだけど、実際の「三里塚」があったのは、実はこの碑がある場所ではなかったということを、この写真を撮って帰ってきてから知り、それはぜひ実際の場所にも行ってみたいと思いました。
もう少し暖かくなったら、北広島市内へのドライブを計画してるので、そのときのコースに加えようと思います。
里塚エリアにある「三里塚」の名前が残されている施設の一つが、この「三里塚神社」。
明治23年(1890年)、この地域最初の開拓移民であった「田中重次郎」氏が小さな祠を建立したことに端を発する神社で、同30年(1897年)には八幡神社として奉斎され、昭和29年(1954年)に、地域ゆかりの名前から「三里塚神社」と改称されたという歴史があります。
現在のこの社殿は、平成9年(1997年)に建替えられたものです。
最近、初めての神社へ行くと、狛犬の表情を見るのが楽しみになってきました。
色々な表情の狛犬がいるけれど、表情に何か意味が込められていたりするのでしょうかね。
地元に長く根付いているであろう唄が碑となっています。
聞いてみたいなと思いました。
こういう唄が故郷の象徴として後世に継がれていくというのも大事なことだと思います。
国道36号沿いにある大きな鳥居。
里塚は、五年前の北海道胆振東部地震で大きな被害を受けた地域の一つでした。
これからも、地域の平穏と発展を見守り続ける施設としてあり続けていくことでしょう。