昨日紹介した「山口神社」の近くに、小さな水路が流れていました。
遊歩道も整備されていて、散歩や憩いの場として活用されていそうな場所のようです。
この水路は、「山口運河」というもので、明治30年(1897年)、小樽から、農産物や生活物資を運ぶために開設された「花畔(ばんなぐろ)・銭函(ぜにばこ)運河」の一部が、こうして残されているというものです。
手稲区の星置と手稲山口との境を東西に流れる水路で、延長は16kmあります。
「またそれかよ」と思われるかもしれませんが、「発見!タカトシランド」で、タカさんと、ゲストの南野陽子さんが、地域の人から、オススメのスポットとして紹介され、この看板の前に来ていたことがきっかけで、私もこの場所を知り、行ってみたいと思っていました。
番組の中で、タカさんが、この表示板を見て運河の歴史に触れ「ブラタモリみたい」と呟いたのが印象に残っています(笑)
舟運のために開削された運河でしたが、道路や鉄道の整備により次第に役割が薄れ、やがて農業用水や排水にも利用されなくなってしまいました。
しかし、西区から手稲区が分離した平成元年(1989年)から10年かけて、札幌市が運河周辺の散策路を整備し、地域の人達の清掃活動や、毎年8月に開催される「手稲山口運河まつり」などによって、今日に至る人々の憩いの場となっています。
周辺は住宅建築も進み、道路も整備されています。
先程の表示板があった場所から、一本東側へ行ってみると、立派な橋が架けられていました。
「星置」の「星」に「運河」の「運」でしょうか。
「星を運ぶ」というのも、ロマンが感じられて素敵な名前だなと思います。
読み方は「せいうんばし」でした。
今回は、限られた時間(詳しくは書かないけど、「山口神社」と「山口運河」は、手稲区某所を拠点に、1時間という時間の中で回れる場所をということで回ってきました)だったので、車で来たけど、次回来るときは、散策路をじっくり歩いてみたいです。
欄干には、二種類の絵が描かれていました。
地域の人達によって描かれたものなのでしょうかね。