昨日触れた「創成橋」の側にある「北海道里程元標」。
解説すると、明治6年(1873年)の太政官布告により、北海道の道路の起点である事を示すため、創成橋の東袂であるこの地に、「道路元標」が設置されたものですが、二年後、現在の北海道庁赤レンガ庁舎の側に移設されました。
現在のこの標柱は、ここが北海道開拓の起点であることを、「創成橋」と共に後世に伝えるべく、平成23年(2011年)に再建されたものです。
東側の側面に刻まれているのは「對雁(ついしかり)驛 四里拾六丁五拾三間」「島松驛 五里弐拾七丁四拾五間」、西側の側面には「篠路驛 三里拾丁弐拾間」「銭函驛 五里拾丁三拾間」と、当時の交通の要衝だった場所までの里程(距離)が刻まれています。
その隣には、このような碑が。
この辺りが、札幌開拓の第一歩が記された場所であるということが、これでもかというくらい表現されています。
「創成橋」を西側から。
少し南へ向かうと、またまた彫刻が。
やはりこれも、安田侃氏の作品でした。
この辺りは、川沿いを散策できる遊歩道が整備されていますが、所々、こうして水辺の側まで降りることができるようになっています。
更に南へ進み、東側に狸小路アーケードの入口がある所まで行くと、広場に行き当たりました。
このときは何も開催されていなかったけれど、イベント会場として使われることが多く、9月に開催されていた「札幌オータムフェスト」でも、会場の一つとなっていました。
ここにも安田侃氏の彫刻が。
全て制作が2010年となっていますが、「創成川公園」は平成23年(2011年)の完成なので、それに合わせて制作されたということなのでしょうかね。
数は少ないですが、鮮やかな紅葉を見ることができます。
札幌と室蘭を結ぶ幹線道路、国道36号との交点までやってきました。
この辺りから、道路は地上部とアンダーパスに分かれています。
地図の場所まで来ました。
ずっと真っ直ぐだった川が、ここで西側に曲がっています。
ここが、西側へ曲がる箇所。
流れが続いているので、引き続き辿ってみましょう。
マンションやオフィスビルの間を、緩やかに流れています。
この辺りに来ると、川の名前が「鴨々川」と変わっています。
鯉の放流区域と書かれていましたが、実際に鯉を見ることができました。
川の流れの先には、「中島公園」があります。
創成川の上流に当たる「鴨々川」の流れ、引き続き辿ってみましょう。