レジ打ちの思い出

パン１２０円、飲料１０６円、税込み合計額２３２円。（９２年～９３年当時。消費税３％の時代）

これ、何かと言うと、私が学生時代に大学内の購買でレジのバイトをしていた際に、最も多かった買い物のパターン。
まだバーコードが導入されていなくて、レジは全て手打ちだったのだけど、ある程度慣れてきた頃には、この打ち方を手が覚えてしまい、自分でも時にビックリするほどの速さで打てるようになってしまった。

これまでのバイト歴の中で一番長く続いたのがこれなんだけど、実は最初は、購買ではなく、学食で皿洗いの方に申し込んでいた。
それが、学食と購買の店長同士の話し合いで、購買の方が人手が足りないからということで購買に回され、その購買でも、最初は品出しがメインと言われていたのが、いつの間にか、通告なしにレジがメインと言うことになってしまった。

そりゃまあ、失敗も数ありましたよ。
打ち間違えとか、聞かれたことに答えられないなんてのはいい方で、時には、教授を二部（夜間部）学生と間違えてしまって大変失礼な態度を取ってしまったり、今は懐かしい「写ルンです」の現像を注文に出された際、そのまま本体ごとカメラ屋さんに渡せばよいものを、普通のカメラと同様、内部に収納されているフィルムを抜くものだと思い込んで中をこじ開けようとして、「何やってんのあんた！」って怒鳴られたなんてこともあった。

他に印象に残っていることとして、英文科の外国人講師の方とのやり取りで、確認するためにその場を離れる際、「just a moment please」と言ったらきちんと通じて「thank you」と返されたことや、これは決して職権乱用ではないと強調するが、店内貼られていた、当時大ファンだったCoCoのアルバムの販宣ポスター（勿論一般配布用ではない）をもらい受けたりなんてことも。

CDと言えば、まだ入って間もなかった頃、高校時代からの親友にCDを注文されて、周りの人に要領を聞きながらCD店に注文を回し、無事に入荷した時には、小さなことだけど、一つやり遂げたという達成感があったのを覚えている。
学内の購買だけど、CDやビデオの品ぞろえはそこそこ充実していて、９２年の冬にリリースが始まった「太陽にほえろ！」のビデオシリーズまで店頭に並んでいたものだった。

まだまだ色々と書きたいところだが、長くなるので、とりあえず今回はこの辺で。
今度機会を見て、その当時結構うるさく叩きこまれたおかげで、今でも、スーパーやコンビニでつい気になってしまうことを書きたいと思います。