風月庵だより

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救助のお巡りさん殉職

2007-02-12 18:24:39 | Weblog
【救助のお巡りさん殉職なさる】

救助の巡査部長死亡=東京都板橋区の東武線事故
2月12日16時0分配信 時事通信

 東京都板橋区の東武東上線ときわ台駅で、線路に侵入した女性を助けようとした警視庁板橋署の宮本邦彦巡査部長(53)が電車にはねられた事故で、重体だった宮本さんが12日午後2時25分、治療を受けていた同区内の病院で死亡した。
 

どうなさったかと気にしていましたが、まことに残念です。心よりご冥福を祈ります。

春、梅の香りと交通違反

2007-02-12 18:13:00 | Weblog
2月12日(月)晴れ暖か【春、梅の香りと交通違反】

今日も暖かな一日。温暖化と恐れているよりも、春のような陽気を、梅の香りとともに楽しみたい。器之為璠禅師語録の中にも、丁度今の季節にピタリの偈頌があるので、紹介しましょう。

〈原文〉
幽居観梅
煙蘿堆裏屋三椽。物外閑人謝万縁。慚被東君知住処。梅香吹送午陰前。
幽居に梅を観る

〈訓読〉
幽居に梅を観る
煙蘿堆裏えんらたいり、三椽さんえんに屋おくし、物外もつがいの閑人かんじん万縁ばんえんを謝しゃす。東君とうくんに住処すまいを知らるるを慚じれども、梅香吹き送る午陰の前。


〈拙訳〉
靄がたちこめ、蔦が堆くつもったような山中に、垂木が三本しかない粗末な小屋を建て、世俗を離れた出家者として、一切世間との関わりを絶って住んでいる。春の神に住まいを知られるのを慚じいっていたのだが、昼さがりの木陰に春の神は馥郁たる梅の香りを吹き送ってくれるのである。

少し言葉を足して意訳しましたが、梅の香りは何処にいても香りを楽しませてくれます。器之禅師もこの偈頌を詠んだ頃は、住職をしていたお寺が火災に遭って仮住まいをしていたようです。一人の僧侶も一生の間にはいろいろな事件に遭遇するでしょうが、住職をしていたお寺が全焼してしまったことは、器之禅師にとってさぞ辛い出来事だったことでしょう。

さて私は昨日、交通違反でパトカーに追いかけられてしまいました。信号がになったので右折したのですが、直進と左折だけに矢印がついていたのに右折してしまったからです。一昨日の交通渋滞が嘘のように、ほとんど車の往来はなかったのと、この青につられてしまい右折してしまったのです。それで信号無視で追いかけられてしまったわけです。

お巡りさんは陰から見ていたようで、ここでは私のようなうっかりな信号無視をする人がよく捕まる場所なのでしょう。環状七号に出る、鹿浜橋というところの近くの信号です。千葉県まで法事に出かけて、疲れて帰ってきたところなので、グッタリと疲れてしまいました。それにつけても時差式の信号の色はにしてもらいたい。

特にこれからは梅の香りやいろいろな花の香りのかぐわしい時期です。またぽかぽか陽気で運転中の眠気もでます。運転なさる皆様もどうぞお気を付けを。

*器之為璠:(1404~1468)室町時代の禅僧。竹居正猷の法嗣。山口県龍文寺三世。大寧寺五世。火災に遭ったのは龍文寺の住持の時代、文永四年(1447)