4月7日(土)晴れ【筆子その愛-天使のピアノ】
『筆子その愛-天使のピアノ』は現代ぷろだくしょんの製作による映画です。石井筆子さんという障害児教育に命を捧げた方の物語です。筆子さんは幕末時代長崎大村藩の藩士の娘として生まれました。
日本初の女子留学生として津田梅子とともに、19歳でヨーロッパに渡りました。帰国後結婚をしますが、知的障害の娘を抱えて苦難の道を歩きます。日本で初めて知的障害児の施設「滝乃川学園」を創始した石井亮一と再婚し(はじめの方は病死)、共に障害児教育に取り組みました。
筆子さんを演じるのは、常盤貴子さん、夫の亮一さんを演じるのは歌舞伎の市川笑也さん、他に加藤剛さん、小倉一郎さん等であり、ナレーターは市原悦子さんです。後ほど上映場所と上映日を書き添えますので、是非皆さん足をお運び下さい。
実は私はまだ観ていませんが、早くに知っていれば、その日は観に行かれたのに、という方もいるのではないかと思い、上映日と上映場所を今日のログでお知らせします。
現代ぷろだくしょんの映画は、常に現代の私たちに、人生において何が大事かを、問いかけ続けてくれている作品ばかりです。私の記憶に鮮明に残っているのは、『春男の翔んだ空』(昭和53年作品、監督・脚本山田典吾、制作山田火砂子)です。これは永六輔さんが、特殊学級の教師野杉春男を演じました。
また『死線を越えて-賀川豊彦物語』(昭和63年作品、監督山田典吾監督、制作山田火砂子、脚本高田宏治・山田典吾)は、お寺の信徒のご婦人10名程を引きつれて、上野の映画館に観に行きましたので、印象的に覚えています。賀川豊彦さんはスラム街の人々のために生涯を捧げたキリスト者です。「おカネより尊きものは……」と題して製作の火砂子さんが巻頭文をプログラムに書いています。(たまたま本棚を見たら、何年も前のこのパンフレットが出てきたので、驚きました)
「賀川先生は、子供達に字を教え、医者を捜し、貰い子殺しにされる赤ん坊を助け、暴漢や酔っぱらいに、何度も殴られたりの日々の中で、他人が欲しいと言えば「くれるキチガイ」とあだ名される程、自分のものはすべてあげた。貧困ゆえに身も心もボロボロになってしまった人々と共に住み、共に生きて、愛のある生き方を実践し、人間の尊厳の為に戦った。」*貰い子殺し:生まれたての赤ん坊を、養育費付きでもらい、赤ん坊はわざと飢え死にさせる。
人間にとって大事なことは何か、それはキリスト教的に言えば愛の実践でしょう。仏教的に言えば慈悲の実践でしょう。慈悲というと少し偉そうに聞こえるかもしれませんが、決してそうではありません。
賀川先生も筆子さんも献身的に、生涯を他の為に捧げました。全ての人がそのようにはできませんが、私もできませんが、このような方々の生き様を描いた映画を観せて頂き、そこからそれぞれが教えられるものがあると思います。万分の一なりと学びたいと思います。
他の娯楽映画とは異なり、このような映画は製作も大変ですから、是非この映画を観に、皆さん足を運んでくださいませんか。
話は異なりますが、知的障害の少年が母親に放置されて餓死していた、という報道を昨日耳にしました。餓死とはなんとも哀れです。社会の問題としても、行政が動けないものでしょうか。明日は都知事選、弱者にも目の向けられる人を、選挙する責任が、それぞれの一票にかかっています。
たまたま渋谷で、中山千夏さんの応援演説を聞きました。知事になる人は勿論のこと、周りで見張ったり、アドバイスできる人が、どのような人々であるかも大事な選択の条件ではなかろうかと、ふと思いました。明日、都知事選の結果はどのようにでるでしょうか。私は、もう今日投票してきました。
*『筆子その愛ー天使のピアノ』上映場所及び上映日程
4/13(金)なかのZERO視聴覚ホール(14:00,16:30,19:00)JR中野駅南口徒歩7分
4/13(金)西国分寺いずみホール(14:00,18:00)JR西国分寺駅前
4/14(土)お茶の水クリスチャンセンター8Fチャペル(14:00,18:00)JRお茶の水駅お茶の水橋口徒歩1分
4/21(土)東村山市立中央公民館(10:30,14:00)西武新宿線東村山駅東口徒歩3分
4/25(水)八王子市芸術文化会館いちょうホール(開場13:30,開映14:00)JR八王子駅 北口徒歩10分
4/28(土)立川市女性総合センタ-アイム(10:30,14:00)JR立川駅北口徒歩3分
5/3(木)小平市民文化会館ルネこだいら中ホール(10:30,14:00)西武新宿線小平駅南口 徒歩3分
5/5(土)ムーブ町屋ムーブホール(9:45,12:15,14:30)町屋駅徒歩1分センターまちや3F
5/11(金)なかの芸能小劇場(14:00)JR中野駅北口徒歩5分
5/19(土)お茶の水クリスチャンセンター8Fチャペル(18:30)JRお茶の水駅お茶 の水橋口徒歩1分
5/22(火)なかの芸能小劇場(14:00)JR中野駅北口徒歩5分
5/25(金)なかのZERO視聴覚ホール(14:00,18:30)JR中野駅南口徒歩7分
6/1(金)なかのZERO視聴覚ホール(10:00、14:00,18:30)JR中野駅南口徒歩7分
6/15(金)なかの芸能小劇場(14:00)JR中野駅南口徒歩7分
6/16(土)杜のホールはしもと 8階多目的ホール(11:00,14:00)JR橋本駅下車すぐ
*現代ぷろだくしょん:TEL03-3371-3925,FAX03-3364-3218、http://www.gendaipro.com
前売り券:チケットぴあ(Pコード:476-996)、現代ぷろだくしょん(TELまたはFAXにてお尋ね下さい)
『筆子その愛-天使のピアノ』は現代ぷろだくしょんの製作による映画です。石井筆子さんという障害児教育に命を捧げた方の物語です。筆子さんは幕末時代長崎大村藩の藩士の娘として生まれました。
日本初の女子留学生として津田梅子とともに、19歳でヨーロッパに渡りました。帰国後結婚をしますが、知的障害の娘を抱えて苦難の道を歩きます。日本で初めて知的障害児の施設「滝乃川学園」を創始した石井亮一と再婚し(はじめの方は病死)、共に障害児教育に取り組みました。
筆子さんを演じるのは、常盤貴子さん、夫の亮一さんを演じるのは歌舞伎の市川笑也さん、他に加藤剛さん、小倉一郎さん等であり、ナレーターは市原悦子さんです。後ほど上映場所と上映日を書き添えますので、是非皆さん足をお運び下さい。
実は私はまだ観ていませんが、早くに知っていれば、その日は観に行かれたのに、という方もいるのではないかと思い、上映日と上映場所を今日のログでお知らせします。
現代ぷろだくしょんの映画は、常に現代の私たちに、人生において何が大事かを、問いかけ続けてくれている作品ばかりです。私の記憶に鮮明に残っているのは、『春男の翔んだ空』(昭和53年作品、監督・脚本山田典吾、制作山田火砂子)です。これは永六輔さんが、特殊学級の教師野杉春男を演じました。
また『死線を越えて-賀川豊彦物語』(昭和63年作品、監督山田典吾監督、制作山田火砂子、脚本高田宏治・山田典吾)は、お寺の信徒のご婦人10名程を引きつれて、上野の映画館に観に行きましたので、印象的に覚えています。賀川豊彦さんはスラム街の人々のために生涯を捧げたキリスト者です。「おカネより尊きものは……」と題して製作の火砂子さんが巻頭文をプログラムに書いています。(たまたま本棚を見たら、何年も前のこのパンフレットが出てきたので、驚きました)
「賀川先生は、子供達に字を教え、医者を捜し、貰い子殺しにされる赤ん坊を助け、暴漢や酔っぱらいに、何度も殴られたりの日々の中で、他人が欲しいと言えば「くれるキチガイ」とあだ名される程、自分のものはすべてあげた。貧困ゆえに身も心もボロボロになってしまった人々と共に住み、共に生きて、愛のある生き方を実践し、人間の尊厳の為に戦った。」*貰い子殺し:生まれたての赤ん坊を、養育費付きでもらい、赤ん坊はわざと飢え死にさせる。
人間にとって大事なことは何か、それはキリスト教的に言えば愛の実践でしょう。仏教的に言えば慈悲の実践でしょう。慈悲というと少し偉そうに聞こえるかもしれませんが、決してそうではありません。
賀川先生も筆子さんも献身的に、生涯を他の為に捧げました。全ての人がそのようにはできませんが、私もできませんが、このような方々の生き様を描いた映画を観せて頂き、そこからそれぞれが教えられるものがあると思います。万分の一なりと学びたいと思います。
他の娯楽映画とは異なり、このような映画は製作も大変ですから、是非この映画を観に、皆さん足を運んでくださいませんか。
話は異なりますが、知的障害の少年が母親に放置されて餓死していた、という報道を昨日耳にしました。餓死とはなんとも哀れです。社会の問題としても、行政が動けないものでしょうか。明日は都知事選、弱者にも目の向けられる人を、選挙する責任が、それぞれの一票にかかっています。
たまたま渋谷で、中山千夏さんの応援演説を聞きました。知事になる人は勿論のこと、周りで見張ったり、アドバイスできる人が、どのような人々であるかも大事な選択の条件ではなかろうかと、ふと思いました。明日、都知事選の結果はどのようにでるでしょうか。私は、もう今日投票してきました。
*『筆子その愛ー天使のピアノ』上映場所及び上映日程
4/13(金)なかのZERO視聴覚ホール(14:00,16:30,19:00)JR中野駅南口徒歩7分
4/13(金)西国分寺いずみホール(14:00,18:00)JR西国分寺駅前
4/14(土)お茶の水クリスチャンセンター8Fチャペル(14:00,18:00)JRお茶の水駅お茶の水橋口徒歩1分
4/21(土)東村山市立中央公民館(10:30,14:00)西武新宿線東村山駅東口徒歩3分
4/25(水)八王子市芸術文化会館いちょうホール(開場13:30,開映14:00)JR八王子駅 北口徒歩10分
4/28(土)立川市女性総合センタ-アイム(10:30,14:00)JR立川駅北口徒歩3分
5/3(木)小平市民文化会館ルネこだいら中ホール(10:30,14:00)西武新宿線小平駅南口 徒歩3分
5/5(土)ムーブ町屋ムーブホール(9:45,12:15,14:30)町屋駅徒歩1分センターまちや3F
5/11(金)なかの芸能小劇場(14:00)JR中野駅北口徒歩5分
5/19(土)お茶の水クリスチャンセンター8Fチャペル(18:30)JRお茶の水駅お茶 の水橋口徒歩1分
5/22(火)なかの芸能小劇場(14:00)JR中野駅北口徒歩5分
5/25(金)なかのZERO視聴覚ホール(14:00,18:30)JR中野駅南口徒歩7分
6/1(金)なかのZERO視聴覚ホール(10:00、14:00,18:30)JR中野駅南口徒歩7分
6/15(金)なかの芸能小劇場(14:00)JR中野駅南口徒歩7分
6/16(土)杜のホールはしもと 8階多目的ホール(11:00,14:00)JR橋本駅下車すぐ
*現代ぷろだくしょん:TEL03-3371-3925,FAX03-3364-3218、http://www.gendaipro.com
前売り券:チケットぴあ(Pコード:476-996)、現代ぷろだくしょん(TELまたはFAXにてお尋ね下さい)