風月庵だより

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東尋坊にて

2007-09-28 23:54:59 | Weblog
東尋坊に初めて行くことができた。永平寺の法要まで時間があるので、その合間に随行の檀家さんたちと見学に出かけた。松本清張の小説にも出てくるそうだが、自殺の名所と聞く。

しかし、あまり不気味な感じはしない。天気が良かったせいもあろうが、海はゆったりと、空にも海の波のような雲。人間のはからいにはビクともしない雄大な自然が眼前に広がっていた。

朝焼け

2007-09-28 23:51:22 | Weblog
(朝焼け雲)

永平寺からの帰路に宿泊したホテルからの朝焼け。いつも忙しく働いているお寺の奥さんと、檀家さんの奥さんたちと、刻刻に変化する雲と太陽の光の織りなす空の景色を楽しむ。朝焼けを楽しむのは私の趣味とも言えるが、皆さんはいつも朝は忙しいので、このような時間はなかったと言って楽しまれた。





永平寺にて:中秋の名月

2007-09-28 19:44:14 | Weblog
9月28日(金)晴れまだ暑し【永平寺にて:中秋の名月】

25日は中秋でした。この夜の月を中秋の名月というので、必ずしも満月とは限らないようです。今年は中秋の月は月齢が13日のようです。満月は27日です。過去六年ほどを暦で調べましたが、中秋と満月が一日違いの年もあります。

さてこの中秋の名月を今年は永平寺で拝むことができました。私の法幢師が、御征忌ごしょうきの焼香師を拝命しましたので、随喜致しました。(在家の読者の方には、専門用語が多いので、このログの終わりに説明をつけます。)

また見んと思いしときの秋だにも こよいの月に寝られやはする

道元禅師がいよいよ御最期の中秋の夜、名月をご覧になってお詠みになられた和歌です。この和歌については昨年のブログに書きましたので、そちらをお読みいただければ幸甚です。http://blog.goo.ne.jp/fugetu3483/d/20061007

付記;
法幢師ほうどうし:曹洞宗では出家得度の師を受業師じゅごうし、第2段階の立職りっしょくの師を法幢師、第3段階の嗣法しほうの師を本師といいます。私の法幢師は、埼玉県にある浄空院の住職である浅田泰徳老師という方です。
御征忌:道元禅師のご命日9月29日に因んで、9月23日から29日まで、永平寺において営まれるご法要のこと。
焼香師:法会に際して、香語をとなえ香を拈じる式師のことで、導師のこと。
随喜:法要に参加すること。もとは人が善事をなすことを喜ぶこと、転じて、助力、賛成、尽力を意味する。