風月庵だより

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日射病

2007-09-17 22:45:56 | Weblog
9月17日(月)敬老の日、晴れ残暑厳しい【日射病】(勇者が空を駈けているような雲)

今日も暑い一日だった。空行く雲は、秋の気配を感じさせてくれるのに、暑さは少しも和らいではくれない。

たまたまこの暑さに、納骨を頼まれたので、日射病予防の対策を持って出かけた。クーラーボックスに氷と、濡らしたタオル、そして水。

しかし、お経が終わってしばらくしたら、目の前の高校生がバタッと倒れてきた。はじめ何が起きたか分からなかった。お墓にぶつかって少し怪我もしてしまい、血がほとばしった。すぐに救急車を呼んで貰い、クーラーボックスからタオルと水を持ってきて、頭や首の後ろを冷やした。(このようなことに、まさか役に立つとは思わなかった)

徹夜で勉強していたそうで、寝不足がたたったようだ。日射病だけではなく、貧血も起こしたのではなかろうか。日射病の場合はバタッというよりフラフラッとした倒れかたをするのではなかろうか。

先ほど電話を入れたら、頭も打っていないし、傷の手当てをして、今日中には家に帰れるということなので、一安心はしたが、このような経験は初めてであったので、ショックであった。

日本の気候は数十年前から比べると、かなり変化しているし、特に暑さが増しているように感じる。以前はペットボトルの水を時々飲むことなど必要の無い気候だったと思う。よくよく注意をしなくてはならないし、特に幼い子どもには炎天下では帽子をかぶらせることが必要ではなかろうか。大人と子どもの体力は全く違うことも常に意識してほしい。このようなちょっとした配慮が欠けているのではないかと思うことがよくある。また今日のように、高校生だからといって、体力があるとは限らないし、寝不足で太陽の下に立っていることは大変に無謀なことだ。

今日は敬老の日だったが、日本全国で日射病や熱中症で倒れたお年寄りはいなかっただろうか。まだまだ残暑が厳しいので、油断しないようにしてもらいたい。倒れた高校生は大事に至らなかったので、ホッとしたが、お疲れさまの一日であった。皆さんもくれぐれもお気をつけ下さい。自分しか自分の体調は分かりません。安倍さんが体調が悪かったこと、テレビの映像では、それほどとは分からなかったように。