風月庵だより

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曹洞宗尼僧団全国大会

2009-06-23 15:43:06 | Weblog
6月23日(火)晴れ【曹洞宗尼僧団全国大会】

先週の18,19,20日の3日間、箱根で曹洞宗尼僧団全国総会が開かれました。今年は尼僧団創立65周年にあたり、さらに全国総会第50回という記念すべき大会でした。北は秋田県、南は山口県に在住の尼師僧の方々、80名くらいの参加がありました。

創立65周年記念として、特別功労者管長表彰者ということで、山口の大坪仙定老師、松野實應老師、富山の舘全鏡老師、東京の笹川亮宣老師、大阪の高畑秀英老師、新潟の大谷文英老師、大谷文祐老師、愛知の天野祥巖老師、井田恵明老師の9名の老師方が表彰されました。

また80歳の長寿の方々として、東京の野村清明老師や新潟の中村良円老師など他12名が表彰されました。

そういうことで、まことにおめでたい会となりました。しかし、30年前には3000人いました尼僧が、今では800名くらいに減ってしまったそうです。そのことは残念なことです。

私は、19日だけの参加でしたが、久しぶりに尼僧堂時代の先生や知人に会いました。私は今まで、自分自身尼僧でありながら、なんとなく尼僧さんを恐ろしく思っていましたので、近づかないような傾向がありました。 それは尼僧堂時代の不幸な経験によるものですが、この頃ようやくその嫌な事件を水に流せるようになりました。そのことについては、たまたま私が安居していた頃、丁度私を排除したい人と、癖のある人が揃っていたという真相が、この頃わかりました。しかし、全ての尼僧さんが、そうなのではありませんから、私の中にあった塊はいつの間にか融解したのです。またその御陰でかえって開けた道もあります。私自身のために、その塊が融けたことは幸いなことです。

そして私は今、全ての尼僧を我が姉妹と思える気持ちになりました。これからは何があっても我が姉妹と思うでしょう。多くの先輩尼師僧が連綿と法を伝持してきてくれた御陰で、今自分が尼僧として生きていられるとさえ思っています。

このしみじみと楽しい生き方をもっと多くの女性に伝えたいと思っています、が、それはちょっと力不足です。でももし尼僧になりたいと思う人がいましたら、どうぞご一報ください。多くの素晴らしい尼師僧方がいらっしゃいますから、ご紹介致します。仏教を学ぶ楽しいチャンスを、一人でも多くの女性にお伝えしたいのです。目先のことに振り回される生き方をしている人がいましたら、是非、悠々たる生き方に導いてくれる仏門という門を敲いてください。また人生の真実に興味のある方は、是非こちらの門にお入りください。あなたの究極の姿がここにはあるかもしれません。