風月庵だより

猫関連の記事、老老介護の記事、仏教の学び等の記事

少水も常に流るるときは……

2017-12-20 21:57:47 | Weblog

12月20日(水)晴れ【少水も常に流るるときは……】

今日は、防草シートはがしをしました。せっかくきれいに敷いたシートですが、墓所拡張工事の為、大量の残土がでてしまい、それをブルトーザーで均すことになりました。シートを敷いたままその上に残土を載せたのでは、百年後の住職が、この土地を何かに開発したいとき、さぞやりずらいだろうと思ったのです。

お手伝いいただいたのは、女性二人と男性一人、そして私です。シートだけでしたら、簡単なのですが、シートの上に風に飛ばされないように押さえにおいた砂がかなり重いので、簡単にははがせそうにありません。

力のない女性3人、そのうちの一人は全く力無しの私です、に、できる方法は、少しづつシートを切って砂を載せたまま横の空き地に運ぶことだと思いつきました。『遺経』の中の「少水も常に流るるときは、すなわち能く石を穿つが如し。」という一文を昨日学んだばかりでしたので、4人で少しづつでもこの作業を続ければ、必ずはがしきれるだろうと思いました。

しかしシートの上に重い砂を載せたまま運ぶ作業は、かなり重労働でした。さすがに疲れました。でも3時間で無事に仕事を完了することができました。これで100年後の住職の仕事は、おそらくや楽なことだろうと自負しています。お手伝いくださった皆様のおかげです。一人の力ではとてもできる作業ではありません。しかし、このような仕事までしなくてはならない住職なので、大変です。

午後には、母に食事を作って持っていき、食べてもらっています。小康状態です。

(作業前)

(作業後)