6月1日(火)晴【熊の殺処分を考える】(熊でなくてすみません)
今日は爽やかなよいお天気でした。今年の5月は、風薫る、と言えないうちに過ぎてしまったような気がしていましたので、今日は大げさですが、しみじみと爽やかな空気を感じました。
さて、また沖縄で口蹄疫の牛が見つかったそうですが、感染が拡大しないことを願うばかりです。(*口蹄疫ではなかったそうです。よかったです)
今日は牛のことではなく、熊のことを考えてみたいと思います。
最近のニュースですが、山菜採りに山に行った人が、無惨な姿でお亡くなりになっていたそうです。熊の仕業か、と報道されていました。私は今までは、なんの抵抗もなく、それは大変、その熊を撃ち殺さなくては、と思っていました。
しかし、最近「日本熊森協会」の運動を知りました。これも福岡の龍國寺様で教えてもらったのです。
本来、熊はおとなしい動物なのだそうです。ただ山奥まで人間が開発してしまったり、高速道路が入り込んだり、実のなる木がどんどん切られて、針葉樹の植林が推奨されたり、などなどの原因によって、熊たちが山奥で生息することができないので、里山や里にまで下りてこなくてはならなくなってしまったのだそうです。
本当は人間を襲うつもりは熊には毛頭ないのだそうです。とにかく熊さんたちの食べ物を人間が奪ってしまったのです。
熊の食べ物を奪っただけではなく、森が死んでしまえば、人間自身にとっても大問題です。例えば、針葉樹の根は保湿効果がすくないですから、豊かな山の水は枯渇してしまいます。勿論根が浅いですから、土砂災害も起きやすいです。
私が以前南足柄市に住んでいるとき、諏訪部六郎さんという方が、山の木を広葉樹にしなければ水源が枯渇してしまうと、一生懸命叫んでいました。しかし、耳を貸す人は少なかったと思います。その人の苦労を今思い出します。
熊たち山の動物が、安心して暮らせる森に戻すことが、人間にとっても勿論大事なことになります。人類の未来にとって本当に大事なことです。
食べ物を求めてひもじい思いの熊さんたちが、里に出てこなくてもよいように、熊の殺処分などしなくてもよいように、日本の森を守る運動について、一人一人が考えていきたいですね。一人の力は弱いですが、力をあわせれば何かができるのではないでしょうか。
「日本熊森協会」の会員になってくださることをお勧めしたいです。会長は森山まり子さんという高校の先生です。はじめ高校の生徒たちが熊の命を守りたいという願いからスタートした会だそうです。
http://homepage2.nifty.com/kumamori/
ホームパージをお読み頂きご協力ください。
里山や里に出てきた熊を殺しさえすればよい問題ではなかったと、教えてもらったことを感謝しています。視野を広めてもらったこと、至らない考えを教えてもらったこと、こういう知識は必要だと思います。熊はとっても優しい動物なのだそうです。親が殺されてしまった小熊を育てている家族もいるそうです。他から教えられなくても、こういう目はなくてはならないのですが、私はまだその自然の目がありませんでした。熊に限らず、一切の動物を殺すことは、本当はしてはならないことなのです。
話はちょっと変わりますが、昔、お坊さんが行脚するときは、なにか音のでる、例えば金属の輪などがついた杖を鳴らしながら歩いたようです。山に入るときは、音をたてるなどして人間がいることを熊に教えてあげた方が、熊を驚かせないのではないでしょうか。
山の住人は、熊や狸やイノシシなどの動物であることを、あらためて見直したいと思います。
宮脇昭先生の植林が、日本中の山に施されたらよいのではないでしょうか。
今日は爽やかなよいお天気でした。今年の5月は、風薫る、と言えないうちに過ぎてしまったような気がしていましたので、今日は大げさですが、しみじみと爽やかな空気を感じました。
さて、また沖縄で口蹄疫の牛が見つかったそうですが、感染が拡大しないことを願うばかりです。(*口蹄疫ではなかったそうです。よかったです)
今日は牛のことではなく、熊のことを考えてみたいと思います。
最近のニュースですが、山菜採りに山に行った人が、無惨な姿でお亡くなりになっていたそうです。熊の仕業か、と報道されていました。私は今までは、なんの抵抗もなく、それは大変、その熊を撃ち殺さなくては、と思っていました。
しかし、最近「日本熊森協会」の運動を知りました。これも福岡の龍國寺様で教えてもらったのです。
本来、熊はおとなしい動物なのだそうです。ただ山奥まで人間が開発してしまったり、高速道路が入り込んだり、実のなる木がどんどん切られて、針葉樹の植林が推奨されたり、などなどの原因によって、熊たちが山奥で生息することができないので、里山や里にまで下りてこなくてはならなくなってしまったのだそうです。
本当は人間を襲うつもりは熊には毛頭ないのだそうです。とにかく熊さんたちの食べ物を人間が奪ってしまったのです。
熊の食べ物を奪っただけではなく、森が死んでしまえば、人間自身にとっても大問題です。例えば、針葉樹の根は保湿効果がすくないですから、豊かな山の水は枯渇してしまいます。勿論根が浅いですから、土砂災害も起きやすいです。
私が以前南足柄市に住んでいるとき、諏訪部六郎さんという方が、山の木を広葉樹にしなければ水源が枯渇してしまうと、一生懸命叫んでいました。しかし、耳を貸す人は少なかったと思います。その人の苦労を今思い出します。
熊たち山の動物が、安心して暮らせる森に戻すことが、人間にとっても勿論大事なことになります。人類の未来にとって本当に大事なことです。
食べ物を求めてひもじい思いの熊さんたちが、里に出てこなくてもよいように、熊の殺処分などしなくてもよいように、日本の森を守る運動について、一人一人が考えていきたいですね。一人の力は弱いですが、力をあわせれば何かができるのではないでしょうか。
「日本熊森協会」の会員になってくださることをお勧めしたいです。会長は森山まり子さんという高校の先生です。はじめ高校の生徒たちが熊の命を守りたいという願いからスタートした会だそうです。
http://homepage2.nifty.com/kumamori/
ホームパージをお読み頂きご協力ください。
里山や里に出てきた熊を殺しさえすればよい問題ではなかったと、教えてもらったことを感謝しています。視野を広めてもらったこと、至らない考えを教えてもらったこと、こういう知識は必要だと思います。熊はとっても優しい動物なのだそうです。親が殺されてしまった小熊を育てている家族もいるそうです。他から教えられなくても、こういう目はなくてはならないのですが、私はまだその自然の目がありませんでした。熊に限らず、一切の動物を殺すことは、本当はしてはならないことなのです。
話はちょっと変わりますが、昔、お坊さんが行脚するときは、なにか音のでる、例えば金属の輪などがついた杖を鳴らしながら歩いたようです。山に入るときは、音をたてるなどして人間がいることを熊に教えてあげた方が、熊を驚かせないのではないでしょうか。
山の住人は、熊や狸やイノシシなどの動物であることを、あらためて見直したいと思います。
宮脇昭先生の植林が、日本中の山に施されたらよいのではないでしょうか。
さて、毎朝6時の梵鐘を撞いた後に犬との散歩に出かけます。
寺が山の中にあるので、散歩は当然のように山の中。それも、周辺はイノシシや猿やタヌキ、イタチ、野兎などの野生動物の宝庫。
幸いに今までの被害は、今は亡き「プリン(シェルティ♀)がイノシシに吠えかかり、後ろ足をちょっと怪我した程度。
いつ熊が出てきても不思議はない場所ですし、防災無線が近隣での熊の出没を知らせることも年に2~3回。
私も、十分に注意しましょう。
山にはいるときは、腰に鈴など付けて入った方がよいようです。本来山の住人は動物たちなのですから。お邪魔します、と言いながら入っていけば、動物にも分かるのではないでしょうか。