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『五井昌久の思想と生涯』を読んで

2020-03-19 11:00:12 | Weblog

3月19日(木)晴れ【『五井昌久の思想と生涯』を読んで】

「世界人類が平和でありますようにMay Peace Prevail on Earth」と書かれたポールを、日本だけではなく世界のあちこちでも皆さんもご覧になるでしょう。私もヨーロッパの友人を訪ねたとき、オーストリアやたしかスイス、イタリアでも見かけた気がします。

この祈りの提唱と、このポールを世界中に立てることを推奨なさった方が、五井昌久さんです。この先生を写真に撮ると、光しか写らないのよ、と10代の頃に聞いた覚えがあります。たまたまそういう一枚が撮れたようです。

この度、吉田尚文さんという宗教学を学んでいる方が、博士論文にさらに加筆した『五井昌久の思想と生涯』(興山舎 2019年12月)という本を出版なさいました。264頁に及ぶ労作です。お蔭様で、五井先生については、光とポールのことしか知りませんでしたが、いろいろとお教えいただくことが出来ました。

吉田氏は、白光真宏会の機関誌や、救世教、生長の家、大本教、浅野和三郎の研究会の機関誌や、海外の宗教学の研究者の諸本等膨大な資料を精査してこの書を書き上げています。國學院大學で宗教学の博士号を授与されました。どんなにか大変な作業であったかと思います。

お蔭でまことに多くのいわゆる新宗教とその教祖が出現して、多くの教えを個々に唱えていたこと、いることがわかります。それぞれ人々にまことの幸せをわからせたい、という思いから教団を興しているといえましょう。既成宗教の中にどっぷりつかっていますと、見えない角度があります。

自分自身の生活一つとってみても、凝り固まっていないかと反省させられます。より広い視野を持って、世の中を見、預かった命を鑑みたいと思います。

内容を紹介しきれませんので、目次を紹介しておきます。

序章  問題の所在
第1章 白光真宏会教祖・五井昌久の生涯と活動
第2章 五井昌久の思想形成にみられる他教団・個人等からの影響(世界救世教・生長の家・日本心霊科学協       会・心霊科学研究会・千鳥会・その他心霊研究グループからの「影響」
第3章 社会事象が五位昌久の平和運動に与えた影響
第4章 「祈りによる世界平和運動」を支える理念(スピリチュアルリズム思想との”関係”/「大本系」のある思想との関係/種々の平和運動における白光真宏会の「祈りによる世界平和運動」の位置)
終章  要約と結論   (巻末)「五位昌久関連 略年表」

各図書館にも購入されていると思いますし、もしなければ図書館に購入希望してください。各図書館に一冊は配備されたい本だと思います。

*世界の平和を願うということが、まことに常に危機的な状況にある地球人類ですが、この度のコロナウイルスでも、簡単に世界経済も人々の生活も脅かされしまうことがわかりました。中国やロシアやアメリカ等、生物兵器の研究はなされていることは明白です。今回は故意にウイルスがばらまかれたのではないと思いたいですが、もし実際に兵器としてばらまかれたとしたら、核兵器よりも怖い兵器であることがわかりました。多くの人が職も失いました。通常のインフルエンザでしたら、職を失い、店や会社が倒産するような、これほどの影響はありません。

*イタリアがなぜこれほど被害が大きいのかと、疑問に思っていましたが、イタリアは貧しいので、中国の「一帯一路」に加入していて、25万人規模の町一つが中国人街なのだそうですね。その方々が春節で中国に帰り、イタリアに戻ってきたので、感染がひどいのだそうです。知りませんでした。

「世界人類が平和でありますように May Peace  Prevail on Earth」 願ってやみません。



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