風月庵だより

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申年の梅干し

2021-02-23 12:59:30 | Weblog

2月23日(火)晴れ風強し【申年の梅干し】

本日は、天皇誕生日ですね。天皇陛下も、聖武天皇や正親天皇などが、天災に遭遇なさったことを話されていました。

今年は、丑年ですが、申年の梅干しについて、ちょっと一言。母親が「申年の梅は、大事だからつけておきなさい」と言った言葉を思い出しましたが、母親が漬けた「申年の梅干し」を見つけました。

そこでなぜ申年の梅がよいのだろうか、調べましたら、平安時代に疫病が流行ったとき、村上天皇が梅干しと福茶で疫病を治した、と、伝えられているのだそうですね。

このことから、特に「申年にとれた梅は縁起が良く薬になる」という風習が、今も伝えられていて、母もそれを知っていたのでしょう。ただどうしてよいのか、説明を受けたことはありませんので、ただ「よい」ということを当然のように知っていたのかもしれません。特に60年に一度の甲申年に収穫した梅は縁起物と呼ばれる、申年の梅の中でも、特に珍重されているそうです。

さて、下の写真には「16年 サル年の梅」と母が書いた紙が貼ってあります。2016年も確かに申年ですが、その時母は101歳くらいですから、この紙を書く気力も梅を漬ける気力もなかったでしょう。

とすると、平成16年2004年になり、母は90歳くらいですから、私とフランスにも行きましたし、十分気力のある年です。そこで、平成16年の干支を調べましたら「甲申」の年でした。

僅かしか残っていませんが、少しづつ頂いて新型コロナウイルスの感染から逃れることのできますように、祈りつつ食べさせていただきましょう。

母のようになんでもマメに書いておくと後の者が助かります。学びたいと思っていますが。

皆様も、このコロナ禍にあって、なにか有効な対抗策を実行なさってくださいませ。私はどうしても不特定多数の人たちと会わなくてはなりませんので、本当に注意したいと思っています。

 



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