5月5日(水)曇り強風【永平寺拝登と枇杷の葉湿布】
(日本曹洞第一道場の額がかかった門)
今日は、この辺りも突風が吹いています。先日、竜巻に家屋を壊された方々に、心よりお見舞い申し上げます
さて、先週26日、27日と永平寺にお参りに行ってきました。友人が焼香師という大変なお役をつとめますので、このコロナ禍ではありますが、決死の覚悟で公共の乗り物に乗りました。とにかく高齢者ですから、感染してしまったら、かなり危険だと思っていますので、考えられる限りの防衛策を立てての旅でした。遠路ですし、法要に間に合わせるためには、どうしても一泊しなくてはなりません。考えてみますと、母の最晩年の2年間は一泊すら、外泊はできませんでしたので、何年ぶりかの外泊になります。(6匹の猫ちゃんたちのお世話は、姉夫婦が留守番に来てくれました。)
現在は永平寺様には泊まれませんので、随喜の他の尼僧さんたちと、福井駅前のホテルに泊まりました。なんと、私はシーツと湯上げタオルさえ持って行きました。会食も避けまして、お弁当を持って行きました。アルコールの消毒ティッシュを持ちまして、新幹線の自分の周りは拭きましたし、ホテルの部屋も全て掃除しました。神経質と言われるほどかもしれませんが、今、私は倒れるわけにはいきません。お寺は工事の途中ですし、なによりお寺の跡取りがまだ育っていません。それが一番大きな理由です。
友人がご立派に焼香師をお勤めになったのを、見届けまして、一路帰りを急いだのですが、思いがけない痛みに襲われてしまいました。お寺からバス停のお土産屋さんまでの坂道を、バスに間に合わせるために急ぎ足で下りました。永平寺に行ったことの有る方は、門からバス停までの坂がかなり急なのをご存知かと思います。そこをさらに悪いことに、二枚靴下を履いて丁度良い靴なのに、急いでいたので一枚だけで、ぶかぶかの靴の状態で、下り坂を急いで降りてしまったのです。
さあ、大変です。バスに乗ってから、右足が痛くて痛くて、どうしようもないほどになりました。新幹線の中でも、右足の膝から下が痛くて痛くて泣きたいほど痛く乗っている間じゅう、マッサージをしましたが、効き目はありませんでした。
お寺に帰りついてからも、足の痛みは増すばかりです。姉に明日は病院に行きなさい、と言われるほどやっと歩く状態なのでした。どうしましょう、翌日からの仕事は山ほどあります。考えました。たまたま肩こりを治す為に、冷蔵庫の中に枇杷の葉がたしか入っているはずです。炎症などには、枇杷の葉を貼りますととても効果があります。これを足の周りじゅうに巻き付けました。足の裏にも貼りました。
祈る気持ちで、寝まして、朝を迎えました。
見事、痛みはほとんど消えていました。お蔭様でした。
「枇杷の木のある家は、病人が絶えない」という噂の為に枇杷の木を伐ってしまった家が多いと聞きましたが、枇杷にはいろいろな薬効があるので、病人のいる家には、役に立つことが多いのです。皆様も炎症や痛みのある時など、どうぞお試しください。枇杷の葉温灸という、癌などにも効果のあるお灸もあるほどです。肩が張って困るときなど、痛みもすぐに消えるほどです。
不順な天候が続いていますので、皆様、どうぞ、御身お大事に。そして慎重に日々をお送りくださいますよう。
(永平寺の入り口です。青葉が美しかったです。)