60歳からの眼差し

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

ご褒美

2009年06月05日 08時38分22秒 | Weblog
このブログは新しく買った「ポメラ」というキーボード付きのデジタル式のメモ帳に書いたものである。
打ち込んだ文章をUSBでPCにつなぎ、テキストファイルで移動させブログに移し込むのである。
今自分専用のPCは会社にしかなく、土日はブログもネットも扱うことができない状況である。
何か思いついて書こうとしても、手書きするほどの気力はなく結局会社に出てから書くことになる。
最近5万円のノートパソコンが個人専用のPCとして主流になって、持ち歩く人もよく見かける。
このPCを買って会社を離れていても自在に記述作業が出来るようにしたいと思ったこともある。
しかし小さいとはいえやはりPC、カバンの中を占有されるのは負担になるように思った。

先日からTVでこの「ポメラ」のCMを見た。「2秒で起動、打ち込むだけ、後は何の機能もない」
そうだ私はパソコンの機能が必要なのではなく、思いついたときに打ち込んで置きたいだけなのだ。
ブログを書くにも、メールの文章を書くのも、はたまた小説を書くにも、書きためて置くだけでいい。
後はそれを会社に行ったときにPCに移して処理すればいい。そう思ったら急にこれが欲しくなった。
帰りにヤマダ電機に行く。価格は21800円、残っていたポイントを使い15000円で購入した。
早速、喫茶店に入って梱包を解き、本体を出して説明書を読みながらこのブログを打ち始める。
今のキーボードより4㎝狭く、少し窮屈な感じはするが意外と支障なく打つことができる。
これで会社以外でものが書ける。自分の武器が一つ増え、行動半径が広がった感じがする。

昨日NHKラジオでコメンテーターが言っていた。人の意思(意欲)はなかなか継続しないものだと。
何かを続けて行こうとしても、自分の意志だけではそんなに長く続けるこことは難しいようである。
例えば学校の勉強、親から叱られる。試験がある。成績が悪いと恥ずかしい思いをする。等々
外部に色々なハードルやプレッシャーがあるから、続けていける。そうでなければ勉強は進まない。
したがって、今から何かをやろうとするのであれば、続けていける環境を整えた方が良いとのこと。
例えば皆に宣言をする。誰かと一緒にやる。自分のノルマにして、やらないときの罰則を作る。
達成すれば何かイベントをやる。自分に褒美をだす、等々。人の意志は意外と弱いもので、
すぐに挫折してしまう。挫折しないための手だてを考えてみる事も必要なことだと言っていた。

もう一つ別なニュース。このお中元期で最近変わった現象が起きている。それは自分が自分に
ギフトを送るお客さんが増えているらしい。自分が食べてみたいもの、自分が使ってみたいもの
人に贈ると当時に自分にも贈る。「自分への贈り物」それが社会現象にもなっているという。
なぜなのか? 自分の生活の節目節目に少しの贅沢を、一生懸命働いてきたご褒美として、
人生を継続して行く上で、節目での記念、少しの喜びや楽しみ、そんなことの現われなのだろう。

今日買ったこの「ポメラ」私にとっては1年間ブログを書き続けたご褒美であり、今後も続けていく
為に会社以外で書いていく環境作りのための必需品でもある。
長い人生を生きていくためにはストイックなだけでは息が詰まる。あまり気ままでも緊張感がない。
生活して行く上で、時には遊びを、時にはノルマを、節目に記念日を、嬉しい時にはご褒美を、
そんな風に人生に彩りを添え、演出していくのも大切な要素であろう。
私は美味しいものを食べる、着るものにお金をかけるより、小物のお気に入りを手にすることが、
一番の楽しいことかもしれない。