60歳からの眼差し

人生の最終章へ、見る物聞くもの、今何を感じるのか綴って見ようと思う。

水彩画教室(5)

2013年02月01日 08時27分05秒 | 美術
 上の絵は雲を描いたものである。画用紙にたっぷり水を付けて薄いブルーを敷く、そして乾かないうちにティッシュペーパーで絵の具を拭き取る。すると画用紙の白が現れて雲のようになる。それから雲の下部に薄いグレーを付けると、雲の厚みが表現できる。今水彩画教室では白いものの描き方を勉強している。水彩画は一旦塗った色の上に白を重ねると、下の色が溶けて混ざり合い、白が表現できない。白いものを描くときは画用紙の白を残し、そのまま使うようにする。これは慣れないとなかなか難しいものである。下の絵は海岸に打ち寄せる波である。波頭は当然白い。白は使わず波頭の部分だけを抜いてブルーで波を描いていく。

      
                              犬吠埼

               
                         白い部分は画用紙の白

 下の絵は以前北海道の富良野に行ったとき撮った写真を元に描いたものである。当然白い色は全く使っていない。バックの色は画用紙の色である。ただそれだけでは雪の風景にならないから、部分部分をブルーの濃淡で影を付けている。

      
                              富良野

      
                         富良野付近の根室本線

      
                              富良野  
   
 水彩画教室も通い始めて1年もすると、描くことへも慣れてきて、表現方法も少しづつ身についてくる。最近は自分でも「良く描けたな!」と思える絵が何枚か描けるようになってきた。中学生のようなぎこちなかった絵が少しさまになってくる。すると少し自信が着いてきて描くことが楽しくなってくる。そうなると不思議なもので、次はこんな絵を描いてみたい、次は・・・・と、意欲が湧いてくるものである。

 下の絵は昨年の10月~12月に描いた絵を順番に並べてみた。

      
                         新宿御苑 ポプラ並木

      
                           皇居二重橋

      
                         高幡不動 親水公園

      
                          所沢市 小手指ケ原

      
                          世田谷区 上野毛

      
                   市川市 かつて江戸川に流れ込んでいた旧坂川跡