
今まで1番札所~5番札所までは、つなぎつなぎに歩いてきた。しかし5番~6番までは街中の一般道を50km以上も歩くことになる。やはり「歩くことを楽しむ」のが目的なのだから、あまり面白くない道はワープしようと思う。ということで今日は6番札所に一番近い本厚木駅まで行き、そこから歩くことにした。それでも厚木の市内をただ歩くのも変化に乏しい。それで先回小田原で会った友人を誘って一緒に歩くことにした。
彼とは東京に就職し、始めに社員寮に入ったときに同部屋だった。出身は福岡市、お互い地方から出てきて最初の友人である。大都会で新入社員時代の心細い時期でもあり、当時はいつも連るんでいた。やがてそれぞれに仕事が分かれ離れ離れになっていく。最近は年賀状の交換だけの年も多いが、会えば何でも喋りあえる旧友である。
9時に本厚木駅で待ち合わせ、喫茶店でモーニングを食べから歩き始めた。厚木市は人口は25万人の工業や住宅における東京や横浜の衛星都市である。駅周辺は商店や銀行やオフィスビルが建ち並ぶが、20~30分も歩くと今度は工場が多くなる。そして1時間も歩くと田園風景も混じり始め、すこし歩くのが楽しくなる。
6番札所長谷寺で御朱印をもらい折り返す。もと来た道を歩いて本厚木まで帰るのは面白くないと思い、友人と相談し帰りは本厚木の隣駅の愛甲石田まで歩くことにしてスマホをセットした。グーグルマップは常に最短距離の道を指定する。住宅地の中を通り、川添の遊歩道を通り、工場群の脇道をクネクネと歩いているうちに愛甲石田駅に着いた。
本厚木駅から6番札所の長谷寺まで、長谷寺から愛甲石田駅までの行程、途中知らない町で食事の場所を探すのも、全てが始めての体験である。「いつもの散歩コースを日々歩くと四季の変化を感じ取れる」という友人もいるが、私は初めての道の方が刺激になる。小田原の友人も健康のためには歩いた方が良いと分っている。しかし小田原市内だけだと、なかなか継続することが難しいと言う。
家に帰り着いたらスマホの万歩計は38,496歩になっていた。これだけの歩数、初めての道だからこそ、苦も無く歩けるように思える。グーグルマップの案内で未知の道を歩く、友人にとっては始めての体験であったが、彼も歩くことの楽しさを少し感じたようである。
小田急線 本厚木北口駅前
駅前通り
グーグルマップに6番札所長谷寺をインプットしスタート
やっと長閑な風景に出会う
小鮎川
龍蔵神社
坂東6番札所 長谷寺
樹齢300年のマキノ木
観音堂
長谷寺からの眺望
彼岸桜
きのこ蕎麦
グーグルマップはメインの道ではなく最短ルートを指定してくる
東名高速道をくぐる
国道246号線
左手に愛甲石田の駅
小田急線 愛甲石田駅
家に帰り着いたらスマホの万歩計は38496歩になっていた。
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