坂東札所26番清瀧寺は茨城県土浦市にある。本来なら前回歩いた筑波山の麓にあった大御堂から歩ける距離(3時間)にある。しかし猛暑の夏だし地理的にも不安があるので清瀧寺も単独で行くことにした。
土浦駅西口からバス(20分)で藤沢十字路まで行き、そこから歩きである。案内書には筑波山の南麓の農村風景が広がり、小野小町の伝説もあり小野の里と呼ばれる長閑な雰囲気の中を進んで行く、とある。確かに田園風景の中を歩くのだが7月22日は35度を越す猛暑日。さすがに圧迫されるような暑さの中を歩くと、長閑な田園風景を楽しんで歩くと行くわけには行かなかった。隠れる所のない日差しの中を、流れる汗を拭き拭きの往復3時間、駅に帰り着いた時はさすがにホッとした。
土浦駅前
正面のビルは昔はイトーヨーカ堂、今は閉鎖され土浦市役所がは入っている
藤沢十字路
前の自転車の女子中学生が「こんにちは」と声を掛けて通り過ぎる。
このあたりの子供たちへは学校が声掛を指導しているのであろう
新治運動公園
暑さのためか誰もいない
広報活動中の救急車がマイクで熱中症の注意をアナウンスしている。
私を追い抜きざま「高齢者は水分の補給に注意してください」と言う。
左の道を入る
梨畑
車1台が通れる程度の未舗装の道
コンビニが見える
ここでお弁当を買う
栗畑
柿
暑くても、確実に秋が近づいているのが分る
ガマの穂
やっと案内板が現れた
うち捨てられている石碑や石仏
清瀧寺
清瀧寺は室町時代に戦火に遭って消失、廃寺同然だったが、江戸時代の観音巡礼の流行で元禄時代に寺は再建された。しかし明治の神仏分離と廃仏毀釈の影響で再び衰退。寺は無住職となるが村人によって寺としてのたたずまいは護られてきた。しかし昭和44年不審火で仁王門のみを残して消失。本尊も失われてしまった。現在の本堂は、昭和52年に地元の人々の篤志で、本尊の聖観音は23番札所正福寺から寄進された。寺は今も無住だが、地元の人々が寺を管理し、老人会の有志が納経所奉仕を行って、札所としての歴史を伝えている。
仁王門
本堂と左が納経所
地元の老人会の有志の人だろう。
寝ているところを起こし、ご朱印帳に記入していただいた。
ここでコンビニで買ったお弁当を食べながら一休み
もと来た道を帰る
来たときと同じ道を避けるため一つ手前のバス亭を
グーグルマップに指定して歩くことにした
これもグーグルに指定された道
グーグルの指定は畑道
キジ
やっとバス停に到着、バスが来るまで20分ある。
土浦駅到着
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