3月6日(木)
「ザ・イースト」というアメリカ映画を観た。暇つぶし兼ブログネタ探しで映画館へ行き、他に観たい映画が無かったからという消極的理由でこの映画を選択した。
ストーリーは健康被害や環境破壊する大企業にテロ攻撃を仕掛ける「イースト」と言う謎の環境保護テロ集団を軸に展開する。判り易く言うと日本の捕鯨船に嫌がらせする「シー・シェパード」みたいな組織ですね。
テロ攻撃を受ける大企業に依頼された民間調査機関の女性調査官「サラ」が主人公で、イーストに潜入調査する。サラを演じるブリット・マーリングは知的な美貌でクールな演技がとても魅力的だ。
勧善懲悪で言えば、イーストが正義で環境破壊企業が悪となりそうだが、この映画そこら辺があやふやで、イーストなる集団もオカルト秘密結社みたいに思えてくる。
潜入調査を続けるサラは、だんだんイーストのリーダー「ベンジー」に共鳴し心惹かれていく。終盤、正体が暴露したイーストはFBIに踏み込まれアジトが壊滅する。それを知ったベンジーはサラに「一緒に国外へ逃げよう。」と誘うが、サラはそれを断り袂を分かつ。調査会社を裏切り、イーストからも離れたサラの運命は如何に?と思ったら突然そこでジ・エンドとなった。
2時間余の長編で全編に緊迫感がありそれなりに面白かったが、この映画どうも起承転結がはっきりしない。環境問題という今風の題材を取り上げたのは良いが、どうも消化不良のまま終わってしまったという感じがする。一番の収穫は、ブリット・マーリングという魅力的な女優を知った事です。