キリマンジャロ登山一日目
早朝登山口のマラングゲート(標高1820m)へ着く。此処で入山記録に記入し、ガイドやポーターの紹介を受ける。大きな荷物はポーターが運んでくれ、我々は必要最小限の荷物だけ持てばよいから楽ちん登山もいいところだ。
登山口のマラングゲート
ゲート潜り出発する。現地の子供達がまとわりついてくるので、笑顔で手を振ったら「ギブ・ミー・マネー」、「ギ・ミー・○○」とうるさくてしつこい。ガイドが「何も渡すな」とアドバイスをくれたので無視する。
深い樹林帯の中に登山道は続く。道幅が広くて歩き易い。傾斜が超ゆるくて登ってる感じがしない。森林ウォーキングをしている感じだ。重荷を頭に載せたポーター達の足の速い事速い事、我々をドンドン追越して行く。
変化の少ない樹林の道を約4時間程歩いて樹林の中に切り開かれた1日目の宿泊地マンダラ・ハット(標高2730m)に着いた。売店や幾つもの小屋が建つ賑やかなキャンプ地だ。人馴れた猿が辺りをうろついている。我々夫婦はもう一組の夫婦と4名でバンガローに泊れたからグッスリ快眠できた。
マンダラ・ハットキャンプ地
登山二日目
マンダラ・ハットを出発してしばらくすると樹林帯を脱し、広大な荒野の中を進んで行く。所々巨大サボテンのようなジャイアント・セネシオの木が点々と立ち異様な景観だ。
ジャイアント・セネシオの木
やがて前方右手に針山のように険しい山容のマウエンジ峰が見えてきた。更に進むと今度は左前方に白い雪帽子を被ったキリマンジャロ最高峰のキボ峰が小さく見えた。こちらはゆったりとした山容だ。
険しい山容のマウエンジ峰
登山道からキボ峰
雄大なキボ峰
今日も距離は長いがゆったりとした登山道なので疲れる事は無くハイキング気分でノンビリ歩いて行ける。約6時間歩いて二日目の宿泊地ホロンボ・ハット(標高3720m)に着いた。ここも売店や小屋の設備が整い快適なキャンプ地だ。
ホロンボ・ハットキャンプ地
ただ標高が富士山頂と同程度なので人により高山病の症状がでる。我々が着いた時も一人の白人男性が担架に担がれ下山させられていた。ガイドに勧められ私は高山病対処薬のダイアモックス(血流が増進し酸素取入れ効果が増すらしい。)を飲んだが、妻は飲まなかった。これが後で悪影響を及ぼす事になるのだが。
登山三日目
今日は高所順応の為、マウエンジ峰山麓の標高4000mを超えた地点まで軽いハイキングをする。この辺りまで来ると何となく息切れし空気の薄さを体感する。
最高地点からキボ峰
今日の最高地点からは、最高峰キボ峰の雄姿が真正面に見え壮大な眺望と言う他は無くしばらくウットリと眺めた。往路を戻り早めにホロンボ・ハットへ帰着すると午後はノンビリと静養した。明日は最終キャンプ地のキボ・ハットを目指すのだが、続きは次回のブログにて・・・・