Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥多摩、御前山~大岳山登山 

2015年01月26日 | 山歩き

 1月25日(日)     天気=晴れ

07:28奥多摩湖ダム→ 08:31サス山→ 09:35惣岳山→ 09:52~10:10御前山→ 10:52~11:04鞘口山→ 11:23~28大ダワ→ 12:39~44大岳山→12:53~58大岳山荘→ 13:20~59芥場峠→ 14:32~15:25長尾平分岐→ ケーブルカー滝本駅

 

 

 私のブログは登山をコンセプトにしてるので、トップページに登山の記録が掲載されてないとチョイ気が引ける。これじゃイカンと昨日、奥多摩の御前山~大岳山を登って来ました。

 早朝我家を出発し鳩ノ巣駅の無料駐車場に車を停める。俄かに便意を催し駐車場のトイレに駆け込んだ為、06:47発奥多摩行の電車に間に合うかとヒヤヒヤしたが、ギリギリ間に合った。奥多摩駅に到着すると07:00鴨沢西行のバスに乗る。乗客は10名程だった。

 約20分程で奥多摩湖ダムに着いた。下車したのは私と一組のご夫婦?だけ、準備を終えるとダムの堤防を渡り登山口へ向かう。ご夫婦も私の後を来るので御前山を登るようだ。

 奥多摩湖から大ブナ尾根

 登山口からガチガチの凍結路が続くので、先日980円也で買った「靴滑り止めスパイク」を装着する。アイスバーンにしっかり喰い込んで中々調子が良い。惣岳山へ向かう大ブナ尾根は最初から急登が続き、タダひたすらに黙々と登って行く。この単調な歩みが心地よく心に馴染む。

 大ブナ尾根登山口

 しかし心地よい歩みに問題が生じた。急坂では、足底を逆ハの字形に登るのだが、そうすると斜めに圧力が生じ、靴滑り止めスパイクが段々ズレてくるのだ。しかもスパイクが1個取れてしまった。やっぱり安物買いの銭失いで、このツールを登山に使うのは失敗だった。

 標識の無いサス山の小さなピークを通過し標高を高めて行くとだんだん積雪が増えてくる。サングラスを忘れてしまったので、陽射しが強いと雪目に成らないかちょっと心配だ。

 惣岳山直下から奥多摩湖

 

 惣岳山直下の急坂で振り返ると奥多摩湖の青い湖面が小さく見えた。惣岳山(1345m)は周囲を樹林に囲まれた静かな山頂だ。此処から一旦僅かに下って目の前の御前山に向かって登って行く。最初は急登だが徐々に傾斜も緩み、広々とした御前山(1405m)の山頂に着いた。

 御前山山頂

 疎林に囲まれて展望は恵まれないものの広々とした明るい山頂だ。暖かい紅茶とパンで栄養補給する。20分程休んで山頂を後にする。此処からは鋸山林道が尾根を横切る大ダワまで緩やかに降って行く。標識が無ければ山頂と気付かぬ鞘口山を越え、更に降って行くと前方に林道が見えてきた。

 御前山から1時間10分程で舗装された鋸山林道の最高地点、大ダワに着いた。地図のコースタイムと殆ど同タイムで、無雪期と違い雪道は中々スムーズに歩けない。大ダワにはトイレが設置されその横に4WD車が1台停まっていた。自然保護監視と書かれた役所の車だった。

 大ダワの鋸山林道

 ここから大岳山に向け緩やかに登って行く。しばらくは鋸山の南斜面の道なので積雪も無く、緑の木々に目も安らぐ。今まで誰とも会わなかったが、この辺りから登山者のグループとすれ違うようになった。

 大岳山へ向かう明るい尾根道

 大岳山の登りは岩場もあって中々急登だ。フト靴滑り止めスパイクを確認したら左靴側1個、右靴側2個のスパイク鋲が無くなっていた。右靴はこれ以上取れたら制動が効かない。何とか壊れないでくれと念じつつ登って行く。

 大岳山直下の鎖場

 大ダワから約1時間10分程で大岳山(1267m)に着いた。山頂は大勢の登山者賑わっている。落ち着いて休む所も無いので、周囲の写真を撮っただけで山頂を後にする。大岳山荘への降りも急だが、登山者が多いのと東斜面のせいで積雪が殆ど無い。

 大岳山から富士山方面

 大岳山から御前山方面

 山頂から10分程降った所にある大岳山荘は、すっかり荒廃が進み半ば廃屋となっている。前回来た時休んだテラスは立入禁止のロープが張られていた。40年ほど前に宿泊した時は、都心の夜景がとても綺麗に見えて良い小屋だったのに残念だ。

 大岳山荘横の鳥居

 ここから御岳山までは整備された道で、行き交う人も多いので安心して歩く事ができる。・・・・と思ったのが油断だった。地図もロクに見ないで適当に歩いていたらどうも様子がオカしい。標識を見ると、私の歩いているのは五日市方面へ降るサルギ尾根の道だった。気付くのが遅れて既にかなり降ってしまい、御岳山への分岐がある芥場峠までの登り返しがキツかった。

 芥場峠の分岐(御岳山へは左の降る道が正解)

 

 御岳山へは芥場峠の分岐で左へ行くべきを、間違って私は右の道へ行ってしまったのだ。ボーッとして歩いているからこんな事ミスをすると深く反省。大幅にタイムロスしたので、もう鳩ノ巣駅まで歩く気は失せた。御岳山神社の手前にある長尾茶屋のベンチでお湯を沸し大休止とする。暖かいカップヌードルと冷たい缶ビールのコラボが最高で大満足。

 御岳山手前の長尾茶屋

 休憩を終えると御岳山へ向かう。御岳山は御岳山神社を中心とする山上の門前町で、パワースポットの霊気が漂い参拝に訪れる人も多い。酔い覚ましにケーブルカーには乗らず山麓の滝本駅まで山道を歩いて降る。

 御岳山神社

 山麓のケーブルカー滝本駅

 滝本駅からバスで御岳駅に向かい、JRで鳩ノ巣駅へ戻った。その後奥多摩町の日帰り温泉もえぎの湯で山の汗と疲れを癒した後、帰宅の途についた。車で1時間もあれば来れる奥多摩は、近くてとても良い山だ。今度は春の新緑にでも訪れてみたい。

 

コメント
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