1月29日(木)
以前ブログの中で貴重な遺物等中々見つかるものではないと嘆いていた私だが、今日も言われるがまま淡々と掘削作業に励んでいたら、何や白い土器の破片のような物が出てきた。
土器の破片はしょっちゅう出るので又かいなと思ったら、その下にも何かがある。それは直径5センチ程の丸い円盤状の石で真ん中に小さな穴が穿たれていた。
周りで作業していた人達も「何だ何だ」と寄ってきた。調査員のHさんが「古墳時代頃の糸紡ぎに使っていたものですね。」と言う。どうやら滑車の役目をしているものらしい。
「Fさんヤッタネ。」、「Fさん凄いじゃない。」と仲間内から祝福の声、まあ見つけたからと言って表彰される訳でもボーナスが出る訳でも無いが、やっと一丁前の作業員になれたという達成感が込み上げる。
写真に撮ってブログに載せたかったが一応公開は禁止されているので、万一バレたらやっとありついた職を失うかも知れないから、サラッと描いたスケッチでの紹介に留めておきます。