Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

信州上田市、独鈷山登山

2016年06月26日 | 山歩き

6月24日(金)     天気=曇り

08:23塩田の郷マレットゴルフ場駐車場→ 08:33登山口ゲート→ 09:10龍王山コース分岐→ 10:09沢山湖コース分岐→ 10:12~30独鈷山→ 11:13龍王山コース分岐→ 11:32登山口ゲート→ 11:42塩田の郷マレットゴルフ場駐車場

 

 今日はいつもの山仲間と一緒に四阿山を登る予定であったが、予報が傘マークだったので昨日中止を決定した。しかしスッカリ山モードになっていたので家に居る気にならず、前々から気になっていた信州百名山の一つ「独鈷山」へ妻と行く事にした。

 独鈷山は上田市別所温泉近くに在り1000mを僅かに越える低山だが、一寸妙義山に似た急峻な山容で聳えている。早朝我家を出発してAM8時頃登山口近くの塩田の郷マレットゴルフ場に着いた。ゴルフ大会があるようで大勢のオジサマ、オバサマ達で場内は賑わっていた。

 塩田の郷マレットゴルフ場駐車場

 出発しようとしたら一人のオジサンが「独鈷山は最近熊が出没してるから気をつけてよ。」とありがたくないアドバイスをしてくれた。集落内の細い道を10分程歩いて鉄製のゲートに着いた。ゲートの脇に「6月4日独鈷山山頂付近で熊が目撃されました。」と書かれた熊注意の看板が立って居るのを見て、急ぎ熊鈴をザックに付け、ホイッスルをポシェットに入れた。

 集落の道を登って行く。

 登山口ゲート(左側に熊注意の立て看板)

 ゲートを潜るとしばらく小型四駆がやっと1台走れるような狭い林道が続く。やがて滝と言うにはあまりに小ぶりな不動滝に着いた。ここから登山道に変り、沢沿いに進んで行くと「迂回路」と書かれた標識があった。しかし迂回路の踏み跡は消失しており、そのまま沢沿いに直進する。

 

 不動の滝

 岩のゴロゴロした登山道

 迂回路の標識(迂回路は左折するが殆ど踏み跡は無い)

 更に登って行くと岩の上に小さなケルンが在り、その先で龍王山へ向かう道が左へ分岐している。地図には道の記載は無く、バリエーションルートのようで踏み跡は薄い。分岐の少し先から稜線に向け、ジグザグの急登が始まる。きつい傾斜が休みなく続き、所々ロープが張られている。

 龍王山分岐(中央の木に赤いペンキで矢印が書かれている)

 分岐の少し先にあった修験者の奉納札が置かれた岩

 ジグザグの急登の道(10分間隔で山頂までタイムが書かれた白い標識がある)

 やがて尾根の一角に達し急登から逃れたと思ったが、その少し先からロープがベタ打ちされた岩尾根の急登で今日一番の難所、転落したらタダで済みそうに無いので慎重に登って行く。鋭い岩塔の根元に達し、そこから右に少し登った所が展望台ピークで四周の眺めが良く、眼下に塩田平の集落が点在して見えた。目指す独鈷山の山頂は樹林に覆われ判然としない。

 急登手前の尾根道(白い花が咲いていた)

 岩尾根の急登

 展望台ピークから塩田平の眺め

 

 展望台ピークから細尾根を少し降って登り返すと小さな広場で沢山湖へ降る道が分岐していた。左手の台地を3分程登ると独鈷山(1266m)の山頂だった。山頂からの眺めは雄大で、西は鹿島槍から穂高までの北アルプス連峰が連なり、その左手に八ヶ岳の蓼科山が見え、東は四阿山から志賀の山波が望まれた。

 山頂手前の小さな広場

 独鈷山山頂

 山頂から蓼科山方面

 山頂から四阿山方面

 ノンビリ休憩したかったが蒸し暑さのせいか羽虫の類が煩い。簡単に食事を済まし20分程の滞在で山頂を後にする。岩尾根の急な降りを心配したが案ずる程の事も無く通過し、殆ど休まずに往路を降って、山頂から1時間10分程で登山口へ戻ってきた。

 山頂直下に咲くツツジ

 車に乗ると近隣の別所温泉入口に在る日帰り温泉「あいそめの湯」へ向かい、山の汗を流す。ここはモダンな施設で露天風呂は広く湯質も効能有りそう、それで料金は500円とリーズナブル、中々高得点のお勧め温泉であった。

 時間が早いので温泉を出ると一般道を群馬県の松井田ICまで走り、そこから上信道に入り帰宅の途についた。帰る途中ポツポツ降り始めた雨は我が家に着いた頃には本降りの雨に変った。独鈷山は低山だがけっこう険しい道で登り甲斐があった。それに梅雨時のせいか誰にも&熊さんにも会わず静寂の山歩きが楽しめた。

コメント
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