6月28日(火)
昔勤めていた職場のOBと現役を交えた親睦会が先日朝霞市で催されたので出席した。この職場には20代後半から40代半ばまで人生で一番盛りの約18年間を勤務した。
才覚も無く処世術にも長けぬ冴えない男だったから、出世とは無縁で仕事で大活躍という場面も無かった。ただその頃から登山とマラソンに熱中していたので職場のマラソン大会では常勝、又職場で富士山登山をやった時はリーダーを任された。小学生じゃあるましいしこんな事自慢にもならないが、それだけが同僚や上司の眼に映る私の輝かしい実績ではなかっただろうか。
職場のOB連中との語らいでもの哀しいのは、有能な当時の仲間達がポツポツと病に臥しあるいは亡くなっているという現実、そして凡庸な私がソコソコ元気に生き延びている。
もう20年以上も前に職場を去ったから現役連中に知った顔は殆どいない。僅かに見覚えのある当時新人だったK君も今や管理職で、私が現役だったら敬語で応対せねばならぬ立場になっている。
その頃仕事より遊び優先だった私は、K君や他の若い連中を巻き込んで休みにはスキーや山歩きに出掛けたもんである。(今考えるとこれが出世の遅れた一番の要因だった。)今やエライさんになった彼と当時の思い出で盛上った。
定年が間近になったK君は最近登山に目覚めたそうだ。今は高尾山レベルと言うので、「じゃ俺が登山のブログをやってるから、良かったら見てみなよ。参考になるゾー」と宣伝したが、「ぜひ見させてもらいますよ。」と愛想良く返事をしたK君本当に見てくれるかな。