Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奈良県、釈迦ヶ岳登山(詳細)

2016年06月04日 | 山歩き

5月19日(木)     天気=晴れ

 

07:37太尾登山口→ 08:12小屋谷道分岐→ 08:41~50吉田ノ森→ 09:28~10:04釈迦ヶ岳→ 10:42吉田ノ森→ 11:08小屋谷道分岐→ 11:42太尾登山口

 昨夜泊った十津川村の藤井旅館は釈迦ヶ岳の登山口に近いので予約した。十津川上流に建つ古びた建物だが、家族経営で田舎料理が自慢のぬくもりある宿だった。今朝は早めに朝食を用意してもらい、6時半頃宿を出発する。

 国道168号を北上すると、すぐに旭林道が右に分岐する。この林道を太尾登山口まで、17.5キロ延々と遡る。旭ダムまでは良かったが、そこから先は狭く傾斜のキツイ道に変った。でも一応舗装はされているし山奥の林道としては程度の良い道だ。

 太尾登山口(右の建物はトイレ)

 7時半頃、標高1300mの太尾登山口に着いた。10台程の駐車スペースと綺麗なトイレがあり、明るい気持ちの良い場所で既に5台程の車が停まっていた。今朝も爽やかな天気で、気持ちも軽やかに登山口を出発する。

 樹林帯の登山道

 最初は樹林帯で展望の無い尾根道だが、程良い傾斜で歩き易い。道沿いには白ヤシオツツジやシャクナゲの花が咲き、眼を楽しませてくれる。そんな道を30分程登ると傾斜が緩み、小屋谷からの道が左から合流した。合流地点に到着すると、我々に気付いた一匹の鹿が慌ただしく森の中へ消えて行った。

 道沿いに咲くピンクのシャクナゲ

 そして白ヤシオツツジ

 慌ただしく逃げる鹿君

 合流地点から先は、笹原と灌木の実に気持ちの良い尾根道が続く。緩やかな尾根の小ピーク吉田ノ森(1618m)は展望の良い休憩ポイントで、正面には釈迦ヶ岳がズングリと聳え、その右手には大日岳の岩峰も見える。

 吉田ノ森へ続く気持ちの良い尾根道

 吉田ノ森から釈迦ケ岳

 同じく大日岳(中央の岩峰)

 吉田ノ森からは明るく緩やかな尾根道を幾度かアップダウンし、池塘もある広々とした草原の千丈平に着く。ここはテント場の好適地で、大日岳へ向かう道が右に分岐している。仙丈平から釈迦ヶ岳へ向けていよいよ最後の急登だ。それも長くは続かずジグザグに登って行くと、大きなお釈迦様が立つ釈迦ヶ岳(1800m)に到着した。

 千丈平の池塘

 大日岳への分岐点

 山頂からは360度の展望が素晴らしい。北には近畿の最高峰、八経ヶ岳が大きく聳え、そこから大峰山脈が幾つかの峰を連ねて釈迦ヶ岳まで延びており、雄大な眺めだ。熊野古道の最難関で修験者の道でもある大峯奥駈道は、大峰山脈北端の吉野山から釈迦ヶ岳を越えて南端の熊野本宮まで続いている。もし機会があるならば、何時か挑戦してみたい気になった。

 釈迦ケ岳山頂

 山頂のお釈迦様

 山頂から北の眺め(左奥八経ケ岳)

 山頂から南の眺め

 40分程滞在し、山頂を後に往路を下山する。今日は天気が良いせいか行き交う人が多い。そんなに交通アクセスは良くないけれど、この山の人気の高さが判る。山頂から1時間40分程で太尾登山口に戻って来た。

 山頂直下の下山道

 登山口へ戻ってきた。

 四日間連続の山歩きで若干疲労気味なので、今宵は疲れを癒すべく新宮市の熊野灘を見下ろす場所に建つ「休暇村南紀」を予約した。温泉にドップリ浸かって海の幸を肴に冷たいビール、何たってこれが登山ツアーの醍醐味ですね。

コメント
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