6月20日(月)
私のブログを見て、毎日ノー天気に遊び暮らしている気楽な年寄と思われる人もいるだろうが、これでも頭の片隅に、自分の終末を考える事もある。自分の寿命が尽きた時、骨となった我が身をどうするのか。できれば自然の中へ戻して欲しい(贅沢を言えば美しい山々が望める場所)というのが私の秘かな望みだ。妻も同様の思いであり、10年程前から「葬送の自由をすすめる会」というNPO団体に入会している。
この団体は「遺骨を自然に中に散骨する。」という活動(自然葬)を推進しており、その主旨に賛同して入会したのだが、年会費を支払い送られてくる会報誌に目を通す以外、会との付き合いはなかった
年一回開催される会の総会が6月17日にあると知り、一般会員も参加できるそうなので実情を知りたくて都内の会場(神田コープビル)へ妻と二人で足を運んだ。
6階の会議室内には50名程の会員が集まっていた。我々夫婦より少しお年を召した方が多いように見受けられる。最初は会の顧問弁護士N先生による講演で「国へ働きかける(葬送基本法)」や「スウェーデンにおける自然葬の現状」等の講話が1時間程あった。
その後休憩を挟んで年次総会が行なわれたのだが、我々一般会員には議決権が無いし内容が小難しそうで時間もかかりそうなので、講演終了後に会場を後にした。当分お世話になるつもりは無いけれど、取りあえず会の雰囲気が判っただけでも参加した甲斐はあったのではと思っている。「お墓何ていらねー」と思う方、一度会のウェブサイトを覗いて見てはいかがですか。