9月15日(木)
築地市場から年内の移転が予定されていた豊洲新市場が、今大騒ぎになっている。土壌汚染対策として実施するはずだった敷地への盛り土がなされておらず、尚且つ完成した建物の地下には原因不明の地下水が洩れ溜まっているという現状が明らかになった。
この問題は、新都知事となった小池さんが公表して初めて発覚した。新市場が完成寸前の今日まで、何故こんな大問題が判明しなかったのかそれが不思議でならない。確か前知事の舛添さんは「豊洲市場の土壌汚染対策は問題ありません。」と明確に公言していた。もし都知事の交代が無ければこのままウヤムヤのうちに豊洲移転は完了し、舛添さんが声高々に「祝杯の音頭」をとり高笑いをしていた事だろう。(想像するだに腹立たしい。)
豊洲市場へ移転できないとなったら莫大な損失が発生する。一体この責任は誰がとるのだろう。当事者である都庁役人の罪は論をまたないが、都の行政を指導監督する立場にある都議会だって問題を見逃した罪は大きい。
小池さんが就任挨拶をした時に、自民党の川井都議会議長は「都知事と都議会は車の両輪だ、一輪車にならないように」と上から目線でエラソーに釘を刺していたが、その車輪錆びついて全然回ってなかろうが、単なる金食い虫の役立たず車輪が何を言う。小池さん構わずドンドン一輪車で進んでくださいな。
もし市場として使えないなら今更壊す訳にもいかないし、どうすりゃいいのか思案に暮れる問題だ。いっその事、都庁&都議会を豊洲に移転して新宿の都庁ビルは民間に売却する。あそこは一等地で豪華なビルだから、相当な高値で売れるだろう。その売却金をもって新たな場所に新市場を建設する・・・という案は如何なもんでしょう。