3月19日(土)
40歳若けりゃ自衛隊から64式小銃を借用して、ウクライナ義勇軍へボランテイァとして応募したかったが、70過ぎの老齢で外国語もチンプンカンプンとあっては、押し掛けてもウクライナ防衛軍の足手まといとなるのは明白なので残念ながら諦めた。
代わりと言っては何だが、埼玉県の北本自然観察公園で募集していた「生き物いきいき隊」というボランティアに応募した。仰々しい書き出しだったが、実は妻が先日友人らと北本自然観察公園へ出掛けた時、公園管理のボランティア活動がある事を知り、一緒に参加しないかと私を誘ったのがきっかけでした。
北本自然観察公園は我が家から車で30分ほどで、圏央道の桶川北本インター近くに在り里山の自然をそのまま生かした広々とした公園です。私は初めて訪れたが、心が和むとても快適な場所でした。ボランティア活動は公園を管理する「埼玉自然学習センター」という公営団体が呼びかけておこなわれていた。
北本自然観察公園入口
埼玉自然学習センター
朝9時半に集合し学習センター内の講義室で軽いレクチャーを受けた後、各々作業服姿になって講師の先導で公園内の現場へ向かいます。応募人数20名のところ 、参加者は12~3名ほどしかいませんでした。
学習センターの館内
講義室でレクチャーを受ける
「生きものいきいき隊」とは物々しい名称ですが、内容は公園内の雑草を抜いたり邪魔な灌木を伐採したりの軽作業です。銃を持つはずだった手を、草刈鎌や鋸に持ち替えて3時間ほど汗を流しました。
雑草抜き作業
伐採作業
同 上
公園内に咲いていた小スミレ
同 上、春ラン
ここでは上空を小鳥たちが飛び交いのどかなさえずり声が響く平和な情景ですが、片やウクライナでは上空を砲弾やミサイルが飛び交い、爆音が響き割る地獄絵図のような世界です。同じ地球上でありながら、何という違いでありましょうか。
公園内の風景
同 上
同 上
同 上
僅か12~3名ほどの人が慣れぬ手付きで作業をやっても、差して公園が綺麗になったとは感じられません。実際のところはボランティアと言うより、一般の人に自然と触れ合う体験をしてもらうというのが本来の目的だったのではと思いました。
それでも久々のボランティア活動で、少しは世間のお役に立てたという自己満足感に浸れたから、意義ある半日を過ごせたと思います。「埼玉自然学習センター」はいろんなボランティアを募集していますので、ボランティア魂がウズウズしてる人は軽い気持ちで応募してはいかがでしょうか。