2月13日(火)
「野菜を買いに行ってくれない」という妻の要請で、午前9時過ぎに日高市のJA日高中央店へ車で出掛けた。買い物が終わり「さて昼飯は何処で食べようか」という話になり、飯能市の「発酵パークOH!!!」のレストランでランチを食べる事にした。
しかし「発酵パークOH!!!」へ到着してみるとお休みで、レストランも閉まっていた。せっかく飯能まで来て、このまま帰るのも味気ない。そこら辺を散策してみようと、隣接する能仁寺へ足を向けた。
曹洞宗、能仁寺は室町時代に開祖され、天覧山の山裾に建つ飯能市の古刹です。能仁寺には去年の秋に、紅葉見物でも訪れている。その時は紅葉に紅く染まっていた参道が、初春の今は艶やかな梅の花を咲かせている。
お寺の入口に咲く梅の花
山門の金剛力士像
梅の花咲く参道
本堂
能仁寺の庭園は日本名園百選の一つだと、何かで聞いた記憶がある。社務所へ行って尋ねてみると、受付の若い女性が「拝観料300円」で、お庭を見学する事ができますよ。」と応えてくれた。
お賽銭を入れたつもりで、300円なら高くはない。二人分の拝観料を払い、中を見学させてもらう事にした。長い廊下を歩いて厳かな雰囲気の本堂へ着き、その裏側にお寺の庭園があった。
豪華絢爛な本堂内部
庭園に関わる知識を持ち併せていない私が批評するのも僭越だが、京都龍安寺の石庭のような名園に比べると、能仁寺の庭園はやや凡庸に感じた。しかしお庭は背後に聳える天覧山の森と一体化して、奥行きのある眺めになっている。
天覧山の森と繋がる庭園
大書院南側の庭園
終盤に差し掛かった我が人生で、山谷を闊歩する元気はそんなに残されていないだろう。そうなったら各地の名所旧跡を尋ね歩くのも、人生に彩を添えてくれるのではと思います。