Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奈良県、大和葛城山登山(詳細)

2016年06月07日 | 山歩き

5月21日(土)     天気=晴れ

06:48ロープウェー登山口駅下駐車場→ 06:58櫛羅の滝コース分岐→ 07:43自然研究路分岐→ 08:25~44大和葛城山→ 09:31~35二ノ滝→ 09:54櫛羅ノ滝→ 10:05ロープウェー登山口駅下駐車場

 

 

 昨夜車中泊した「道の駅、紀ノ川万葉の里」は、紀ノ川の畔にあり、静かで良い場所と思ったのだが、夕暮れから深夜まで近所の悪ガキ共(不適切発言でした。地元のお子さん達)がスケートボードに興じ、その音が煩くて中々寝付けなかった。

 道の駅紀ノ川万葉の里

 今朝は国道沿いのコンビニで朝食を済まし、無料開放中の京奈和自動車道を通って早々と登山口がある葛城山ロープウェー登山口駅に着いた。ところが早過ぎたので駐車場が閉鎖されている。どこに車を停めようか思案していたら、駐車場管理のオジサンが出勤し、1000円の駐車料金を払って一番乗りで車を停める事ができた。

 葛城山ロープウェー登山口駅

 準備を終えて歩き出そうとしたら、駐車場のオジサンが葛城山のガイドマップをくれた。ロープウェー登山口駅の横を過ぎると頑丈な鹿避け柵があり、その扉を開けて通過する。その先で道が分岐し、左は沢沿いの「櫛羅の滝コース」で、我々は右へ曲がって北尾根コースを登る。

 鹿避け柵

 今日は夏のような暑さで、強い日差しに汗が噴き出す。しばらく登ると「展望スポット」があり下界の街並みが眺められたが、春霞でぼやけた風景だ。更に樹林の道を登って行くと再び道の分岐点に着いた。左は自然研究路を経て山頂へ向かうコースで、出発前、駐車場のオジサンが「自然研究路の方が楽だよ。」とアドバイスしてくれたが、急坂だが距離が短いので右のコースを進む。

 展望スポットから山麓の眺め

 展望スポットからロープウェー山頂駅方面

 自然研究路分岐

 急坂の道はそれ程長くは続かず、稜線の道に合流した。この稜線伝いの道は「ダイヤモンドトレイル」と呼ばれている。近頃はブームのようでアチコチにトレイルコースがある。ダイヤモンドトレイルコースをしばらく進むとアンテナ施設があり、その先でロープウェー山頂駅からの道と合流した。合流地点には食堂とトイレがあり、食堂は時間が早いせいかオープンしていなかった。

 稜線のダイヤモンドトレイルコース

 道路を挟んだ食堂の反対側の丘が葛城山(959m)で、広々とした草原の山頂だ。大勢の人が思い思いに寛いでいる。山頂の南側は水越峠を越えて金剛山が聳え、西側は眼下に大阪市街地が広がっている。天気の良い夜間に素晴らしい夜景を見る事ができるだろう。

 葛城山山頂

 山頂から金剛山方面

 山頂から大阪市街地

 20分程滞在して山頂を後にする。ロープウェー駅へ降る道は混雑するので避け、食堂脇の薄い踏み跡を降る。この道は静かで誰とも会わず、やがて櫛羅のコースに合流した。

 櫛羅のコースは一番人気の登山道で、次から次と人の列が絶えない。しかし樹林帯の変化に富んだ気持ちの良い道だ。しばらく降って行くと「二ノ滝」への道が左に分岐していた。

 二ノ滝

 妻を待たせ、私一人で滝見物へ行く。5分程で着いた二ノ滝は水量乏しい小さな滝でちょっとガッカリだった。再び妻の所へ戻り、櫛羅の滝コースを降って行く。降るにつれ登山の人が増々増えてきた。葛城山はロープウェーもあり高尾山みたいな山なので、誰でも安心して登れるところが人気何だろう。

 櫛羅の滝

 やがて沢に着くと登山道近くに「櫛羅の滝」があった。二ノ滝よりひと回り大きかったが、熊野の豪壮な滝に比べたら何とも貧相な滝である。滝から歩いてすぐに、北尾根コースと合流し、その先の鹿避け柵を潜って10時過ぎ、登山口駐車場へ戻ってきた。駐車場は既に満杯で、駐車待ちの車が何台も溢れている賑わいだった。

 下山時の駐車場

 歩き疲れは無いものの、今日は暑かったので汗ビッショリだ。香芝市にある公共の日帰り温泉で山の汗を流した。明日は琵琶湖の西岸に聳える蓬莱山を登る予定なので、ドライブがてら滋賀県の琵琶湖へと車を走らせた。それにしても好天続きで天気に恵まれている。

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6月3日朝、狭山市方面に巨大な黒煙が立ち昇った。

2016年06月06日 | 日記

 6月6日(月)

 都心から遠く離れた埼玉の田舎町に建つ我がマンションは、展望の良いのが唯一の自慢で富士山や都心の高層ビル群等が見渡せる。6月3日の朝、起床して何気なくベランダから屋外を眺めたら狭山市方向でモクモクと尋常ならざる黒煙が立ち昇った。

 狭山市で立ち昇った黒煙(直線距離で我が家から10キロ程ある。)

 スワ火事でも起きたのかと思ったら、その黒煙は10秒もしないうちにだんだんと薄らいでいった。取りあえず写真だけ撮っておいたが、どうも火事では無さそうだった。

 何となくその黒煙が気になって、昨日ネットで調べてみた。「6月3日、狭山市、火事」で検索すると、幾つかの記事がヒットした。その中で、狭山市のホームページの記事が一番判り易く、原因は航空自衛隊入間基地が実施した「航空機等の火災消火訓練」である事が判明した。

 狭山市のHPに載っていた訓練の写真

 判って見れば、驚くほどの事ではなかった。「火事と喧嘩は江戸の華」と言葉があるように昔はよく火事が起きたけれども、最近は防火設備や防火家屋の普及であまり見かけなくなった。たとえ煙が見えたとしても工場の煙突や農家の野火くらいのものだ。

 それは大いにけっこうな事であり、他人様の災難を喜ぶのを良いとは思わぬが、あの黒煙を見た時に、「久々に火事見物ができる。」とワクワクした自分がいたのは事実である。

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奈良県、釈迦ヶ岳登山(詳細)

2016年06月04日 | 山歩き

5月19日(木)     天気=晴れ

 

07:37太尾登山口→ 08:12小屋谷道分岐→ 08:41~50吉田ノ森→ 09:28~10:04釈迦ヶ岳→ 10:42吉田ノ森→ 11:08小屋谷道分岐→ 11:42太尾登山口

 昨夜泊った十津川村の藤井旅館は釈迦ヶ岳の登山口に近いので予約した。十津川上流に建つ古びた建物だが、家族経営で田舎料理が自慢のぬくもりある宿だった。今朝は早めに朝食を用意してもらい、6時半頃宿を出発する。

 国道168号を北上すると、すぐに旭林道が右に分岐する。この林道を太尾登山口まで、17.5キロ延々と遡る。旭ダムまでは良かったが、そこから先は狭く傾斜のキツイ道に変った。でも一応舗装はされているし山奥の林道としては程度の良い道だ。

 太尾登山口(右の建物はトイレ)

 7時半頃、標高1300mの太尾登山口に着いた。10台程の駐車スペースと綺麗なトイレがあり、明るい気持ちの良い場所で既に5台程の車が停まっていた。今朝も爽やかな天気で、気持ちも軽やかに登山口を出発する。

 樹林帯の登山道

 最初は樹林帯で展望の無い尾根道だが、程良い傾斜で歩き易い。道沿いには白ヤシオツツジやシャクナゲの花が咲き、眼を楽しませてくれる。そんな道を30分程登ると傾斜が緩み、小屋谷からの道が左から合流した。合流地点に到着すると、我々に気付いた一匹の鹿が慌ただしく森の中へ消えて行った。

 道沿いに咲くピンクのシャクナゲ

 そして白ヤシオツツジ

 慌ただしく逃げる鹿君

 合流地点から先は、笹原と灌木の実に気持ちの良い尾根道が続く。緩やかな尾根の小ピーク吉田ノ森(1618m)は展望の良い休憩ポイントで、正面には釈迦ヶ岳がズングリと聳え、その右手には大日岳の岩峰も見える。

 吉田ノ森へ続く気持ちの良い尾根道

 吉田ノ森から釈迦ケ岳

 同じく大日岳(中央の岩峰)

 吉田ノ森からは明るく緩やかな尾根道を幾度かアップダウンし、池塘もある広々とした草原の千丈平に着く。ここはテント場の好適地で、大日岳へ向かう道が右に分岐している。仙丈平から釈迦ヶ岳へ向けていよいよ最後の急登だ。それも長くは続かずジグザグに登って行くと、大きなお釈迦様が立つ釈迦ヶ岳(1800m)に到着した。

 千丈平の池塘

 大日岳への分岐点

 山頂からは360度の展望が素晴らしい。北には近畿の最高峰、八経ヶ岳が大きく聳え、そこから大峰山脈が幾つかの峰を連ねて釈迦ヶ岳まで延びており、雄大な眺めだ。熊野古道の最難関で修験者の道でもある大峯奥駈道は、大峰山脈北端の吉野山から釈迦ヶ岳を越えて南端の熊野本宮まで続いている。もし機会があるならば、何時か挑戦してみたい気になった。

 釈迦ケ岳山頂

 山頂のお釈迦様

 山頂から北の眺め(左奥八経ケ岳)

 山頂から南の眺め

 40分程滞在し、山頂を後に往路を下山する。今日は天気が良いせいか行き交う人が多い。そんなに交通アクセスは良くないけれど、この山の人気の高さが判る。山頂から1時間40分程で太尾登山口に戻って来た。

 山頂直下の下山道

 登山口へ戻ってきた。

 四日間連続の山歩きで若干疲労気味なので、今宵は疲れを癒すべく新宮市の熊野灘を見下ろす場所に建つ「休暇村南紀」を予約した。温泉にドップリ浸かって海の幸を肴に冷たいビール、何たってこれが登山ツアーの醍醐味ですね。

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年に一度の、胃と大腸の内視鏡検査を受検

2016年06月03日 | 日記

 6月3日(金)

 今日、都内の病院へ赴き「胃カメラ」と「大腸ファイバー」の検査を受けてきた。以前この病院で胃ガンの手術をして以降、毎年継続しているものだが、もう13年間経過したから受検の必要もないだろうけど、検査を止めちゃうと病院から見放されたような気がして、「もう来なくていいよ。」と言われるまで続けたいと思っている。

 だが本音を言うとこの検査はちょっと辛い。特に大腸検査の時、私の腸はネジれているそうで(性格じゃ無いよ。手術のせいで腸が癒着してるらしい。)、いつも内視鏡がスンナリと挿入できずお腹は痛くなるし長時間掛るから、検査直後はもう二度とやりたくないとゲンナリする。

 今回も憂鬱な気分で検査を受けたのだが、楽ではなかったが例年ほどの苦しさは無かった。いや腸内を縦横無尽に突き進む内視鏡に微かな快ささへ覚えた。長年の受検体験で私の身体が内視鏡に対する適応性を高めたのであろうか。否検査した医師の腕が単に良かっただけなのかも知れぬ。

 ともあれ去年の検査では胃と腸にそれぞれ一つのポリープが見つかったけれど、今回はそれも無く、検査を担当した医師は「来週担当の先生が詳しく説明しますけど、胃と腸は大丈夫でしたよ。」と話してくれた。

 取りあえずこれで、口から肛門まで続く私の身体のエネルギー補給部門は当面安泰と安堵した。でも絶え間なく衰えていく中高年の身体、腰痛・心筋梗塞・認知症等いつ魔の手が襲うかも知れぬから油断怠りなく生きて行かねばと思います。

 

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映画「海よりもまだ深く」で泣きたかったのに

2016年06月02日 | 映画・コンサート

 6月2日(木)

 感動を呼びそうな題名と、今売れっ子の是枝裕和監督作品と言う事で、期待半分に「海よりもまだ深く」という映画を観に行った。主人公の篠田良多(阿部寛)は小説家になるという夢を捨てきれぬ、冴えない雇われ私立探偵だ。ギャンブル好きでだらしない性格だから、妻(真木よう子)にも愛想を尽かされ息子を連れて離婚される。

 そんな彼を母親(樹木希林)は嘆かわしく思い、姉(小林聡美)は快く思わない。良多の唯一の希望は月1回だけの子供との面会日、金も無く養育費すら払えないのに息子の望む物を何でも買ってあげる。

 ある面会日に台風が襲来した事で、母親の住む都営団地に、別れた妻子と一夜を明かす事になる。ここで物語がドラマチックに展開し感動のクライマックスへと変る。

 と思いきやそんな事は無く、翌朝台風は去り駅前で別れ際「これからはちゃんと養育費を払ってよ。」と妻に釘を刺され、去って行く妻子を未練げに良多は見送るのであった。・・・これでジ・エンド。

 これでは冴えぬ中年男の人生ドラマ、アレッ感動はどこにあるの?気鋭の是枝監督は一体何を意図しているのだろうか。サッパリ判らぬ。「人生とはこんなに淋しく切ないもんだよ。」とでも言いたいのだろうか。

 せっかく涙腺を大稼働して眼の掃除をしようと思ったのに、これじゃ肩すかしもいいところだ。芸達者な出演者の演技が面白かったからそれなりに楽しめたけれど、も少し感動と涙が欲しかった。

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奈良・和歌山県境、護摩壇山登山(詳細)

2016年06月01日 | 山歩き

5月18日(水)     天気=晴れ

13:29ごまさんスカイタワー駐車場→ 13:39護摩壇山→ 13:50~57龍神岳→ 14:07護摩壇山→ 14:15ごまさんスカイタワー駐車場

 

 お昼過ぎ伯母子岳から下山すると、慌ただしく車を走らせ高野龍神スカイラインの標高1300m地点にある「道の駅ごまさん」に車を停める。ここが護摩壇山への登り口だ。妻は行く気が無いので、私一人で出発する。

 道の駅ごまさん(中央の塔がごまさんタワー)

 高さ30m余の護摩さんタワーの横を通って、緩やかな階段の遊歩道を10分程歩い行くとアッサリ護摩壇山(1372m)に着いてしまった。山頂にはごまさんタワーのレプリカみたいな山頂標識が立っている。看板には夕焼けの景色が良いと書かれているが、周囲は樹木が繁りあまり展望は無い。

 護摩壇山への遊歩道

 護摩壇山山頂

 これだけではあまりにアッケないので、東隣の龍神岳へも行ってみた。緩やかな尾根道を辿り約10分程歩いたらテレビアンテナ施設が建つ龍神岳(1382m)に着いた。護摩壇山より10m程標高が高く、この山が和歌山県の最高峰になるそうだ。アンテナ施設が無粋だがこちらの方が展望も良く、どうせなら護摩壇山よりこの山を三百名山にすれば良いのにと思った。

 龍神岳への道

 龍神岳山頂

 龍神岳の展望

 再び来た道を護摩壇山経由で下山し、妻の待つ「道の駅ごまさん」へ1時間も経たずに戻ってきた。登山と言うのもおこがましく、その辺の散策と言った方が相応しい山歩きだった。実は登山より、これから今宵の宿泊先(十津川村、藤井旅館)までのドライブの方が私には気懸なのだ。

道の駅ごまさん駐車場からの展望(ここの眺めが一番良かった)

 それは何故かと言えば、途中の龍神温泉から十津川村まで日本三大酷道の一つである国(酷)道425号を走破せねばならない。噂に違わず酷道425は酷い道だった。随所に「転落事故多発」と「落石注意」の注意看板が立っている。

 すれ違い不可能なクネクネの道が延々と続く。こんな悪路を好んで走るバカ(私もその一人)もいて、その度に冷や汗を掻きながらすれ違う。県境の峠を越え、奈良県側に入ったら、若干道の程度は良くなったものの、それでも酷道の名に恥じない。夕刻頃やっと十津川沿いの国道168号に出た時は、正直助かったと思った。今日はマックスギリギリの一日だった。

 こんな道もう二度と走らないゾ。何だか登山と言うよりドライブのブログになってしまったようだけど、悪路走破がお好きな方は国道425号を、一度挑戦されてはいかがですか。

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