monologue
夜明けに向けて
 




昨夜、BSTBS「SONGtoSOUL」でサイモンとガーファンクルの「スカボローフェア」を採り上げていた。
この曲はレパートリーにして昔よくライブの店でフォークギターの弾き語りをしたものだが
「スカボローの市へ行くのかい?
パセリ、セージ、ローズマリーにタイム、 縫い目も細かい針仕事もなしでカンブリックのシャツを作れと伝えてくれ、
塩水と海砂の間に1エーカーの土地を見つけるよう言って」などと歌っていて意味がさっぱりわからなかった。
スカボローの市に運ばれ売られてゆく「 パセリ、セージ、ローズマリー、タイム、」というハーブ類に頼みごとをしているようなのだが無理難題の不可能な仕事を頼んでどうなるのかと思えば、それは恋人と縁を切りあきらめるための手段らしかった。「 パセリ、セージ、ローズマリー、タイム、」はただのハーブではなく魔除けの呪文という。イギリスのバラッドの謎かけ歌を継承しているということでやっと納得できた。歌は意味が明白であるよりなにかわけのわからない部分を残してあるほうが深くて惹かれる。
fumio


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