monologue
夜明けに向けて
 



わたしは洋楽カウントダウンラジオ番組「9500万人のポピュラーリクエスト」で小島正雄がキャッシュボックス誌のベストテンを読み上げるのを1963年7月27日付けから小さなノートに書

き取り始めた。その週の1位がジャン&ディーンの「Surf ciy」だった。すごく疾走感のあるかっこいい曲と感じた。まだサーフがどんなことを指すのかわからなかった。次の週8月3日のチャートを見るとサーファリズのサーフィンミュージックWipeoutが5位に入っている。そしてシャンテイズがパイプラインというサーフィンロックインストルメンタル曲でエレキギターがテケテケテケと下降するトレモログリッサンドを使用してヒットしていた。そしてビーチボーイズのサーフィンUSAが大ヒットしてわたしたちもサーフィンがどんなものかやっとわかってブームがやってきた。Walk don't runという曲で出てきたエレキギターバンド、ヴェンチャーズがサーフィンミュージックを採りあげてトレモログリッサンドを多用すると日本でつぎからつぎへとヒットしてエレキブームが起こった。若者たちはエレキギターを買ってトレモログリッサンドの稽古したのだった。
fumio

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