monologue
夜明けに向けて
 

yogen  



このところ、この聖体秘蹟図に描かれた有翼天使ミカエル(アーリオーン)の発した
預言詩「SOUNDとこの部屋の仲間へ」というメッセージにアクセスが集まっている。
その頃わたしはニフテイの世紀末フォーラムにおいてSOUND というハンドルネームで預言解読に携わっていた。
1996年5月23日に宇宙神霊ARIONは以下のような預言詩をアップした。
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「SOUND とこの部屋の仲間へ」

    *

  いましいます、ありとしありて 
  ゆめ を はむ もの 
  かいなる もの は、かい として 
 さらなる うまち を あつめむとす 
 かすたりて みすみ を しょうく し
 ほしみ は、ほし を
  ちもり は、ち を
  くうなる そは、くうへ
  あやまてる、れきし
  あやまてる、たみ を うむ

  かくや、すきさりし えいか
  なに を もとめむ

 
    **

 流河に何を見出すや?
 崩石に何を思わんや?

 轟く大地は何を生む?
 囁く風は何を置く?
 
 溶ける、溶けてゆく。
 流血の歴史。
 涙の歴史。


   ***

 月の娘は、皿を割った
 木星王は嘆いた
 赤い目をした大地の子供は笑った

 夢魔は去った
 だが夢も去った

 鎖で繋がれた巨人は
 大地の重みに堪えかねて
 自らの踵を噛んだ
 
  灰色の陰は大鷲の老いを示す
  飛び石の向こうには、
  約束された緑の大地は無い
 
  私は言葉を切り揃えはしない。
  私は音を大事にする。
  私は木の葉擦れの間で息をしよう。

  人よ、人であれ。
  他人の水晶を覗いて、
  嘆くのは止めよ。

ARIONの詩編(SOUND とこの部屋の仲間へ)より
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fumio

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 その時、夜の目をした真珠の子供は「時」を知るだろう。
---ARION,O∴O---
天草・島原の乱において原城に立てこもった絵師山田右衛門作は、だひとり生き延びて、のちの世に起こる太平洋戦争の終結に向けての新型爆弾使用を回避するために「「天に兆(しる)し顕れ木に卍(まんじ)呻(うな)り、野山に白旗立て諸人の頭(こうべ)にクルス立つ可く申し候。東西に雲の焼け必ずあるべし諸人の住む所皆焼け果つべし野も山も草も木も、皆、焼け申すべく之を書置く由申し候。」と口書で述べて書き置かせて警告を発していたのだがその300年後にその「時」は実際に来てしまったのだ。8月6日に広島でピカドンと呼ばれる核爆弾が炸裂しておびただしい人々が一瞬にして消え去り影となった。そして8月9日には丸いのでファットマンという愛称で呼ばれた爆縮原子爆弾が長崎に投下されたのである。真珠の子供、右衛門作の胸に去来する思いは…。
fumio

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