風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

初めて見た!アカギカメムシのお母さん

2024年09月27日 | 庭でみたいきもの
玄関を出て車が停めてある家の裏までいく30歩くらいの間の庭には、好き放題に生えた草木がもっさもさに生い茂っています。
なかでも、4年くらい前に野鳥の贈り物(フン)から芽生えたアカメガシワの木は大木に成長していろんな生き物を呼び寄せてくれています。

去年は「ホオジロアシナガゾウムシ」の産卵を観察することができたのですが、今年はなんと!初めて見る大型のカメムシのお母さんに出会うことができました(#^^#)

朝の水まきをしていて、ふと見上げたアカメガシワの葉に大きな白い虫と赤いかたまり!


急いで部屋にカメラを取りに行って写真を撮りました。


見た目の特徴からカメムシかな?と思って「白いカメムシ」で画像検索をしたらすぐに「アカギカメムシ」が見つかりました。
アカギカメムシは南方系のキンカメムシの仲間です。
日本では奄美大島(あまみおおしま)以南でしかみられない昆虫だったのですが、今は北海道でも繁殖が記録されいるそうです。
メスはアカメガシワの葉の裏に産卵して、卵の上に覆いかぶさり保護しています。3時間後に見に行ってみると、半分くらいの子が脱皮し始めていました。

翌日の9時半、全員がきれいに脱皮して、チビッコながらも光沢のあるカメムシの形になってお母さんの保護のもとワサワサしていました。


生まれてすぐの幼虫を「1齢幼虫」と言い最初の写真の赤いのがそれです。その後1回脱皮すると「2齢幼虫」です。1齢幼虫が孵化し、2齢となって移動し始めるまでお母さんは守り続けます。カメラを近づけると触覚を小刻みに振るわせて威嚇しているようでした。



同じ日の午後2時頃、様子を見に行ってみるとお母さんのお腹の下にいた幼虫の姿が消えていました。


幼虫がいるあいだは刺激しないように触れずにいましたが、そっと葉の下に手を添えてみました。私の指の大きさから虫のサイズが分かると思いますが、日本で最大級のカメムシです。


幼虫がどこに行ったのか探してみたら、少し離れた枝にある果実に集団で移動していました。
赤い丸がお母さんの位置で、近い位置ですが枝伝いに歩いて行くとしたら結構長距離です。


幼虫の食草は雌花の実・・・そうか!
だとしたら、メスが産卵するのはアカメガシワの雌株なんだ!

近くに生えているアカメガシワにも卵があるか探しに行ってみたけど、それはオスの木ばかりでした(^^ゞ

**
空っぽになった卵を守って動かないお母さん。


近寄って写真を撮らせてもらいました。
肩の所(前胸)の両端に鋭いトゲがあり毒はないけど、刺さるとしばらく痛みが続くそうです。

アカギカメムシの体の色は、白から赤まで変化に富んでいて、このトゲも鋭かったりまるで無かったりと、多様だそうです。

***
幼虫が独り立ち(集団だけど)した翌日の朝、お母さんカメムシは居なくなっていました。
成虫がひと夏に何回産卵するのか、調べたけどよく分かりませんでした。
生まれた子カメたちは、冬を越して来年の初夏に産卵するそうです。
お母さんカメムシはどこへ行ったのかな?命が尽きるまでどこかでじっと過ごすのかな、昆虫の生きる濃密な時間を感じて胸がキュッとしました。


それはそうと、卵の殻をよく見てみたくて・・・


切り取って部屋へ持ってきました。
長細い6角形で、長い辺が約17mmありました。


すごく規則正しく葉に産み付けられています。
孵化のとき、卵の上部がフタのようにパカンと開いているのがとても不思議で感動します。


卵の写真に赤い印を付けて個数を数えてみたら、約205個もありました!


すごい数の幼虫が生まれたけど、これが全部成虫になれるわけではなく、幼虫の天敵はカエル、クモ、鳥、カマキリ、ヤモリ、トンボなどだそうです。
今日の夕方に見に行ったら、一番高い場所の枝に移動していました。


今年も、1本の木に集まる虫たちの生き方を観察できてうれしかったです。


翅が生えて飛べるようになる「羽化」は翌年の初夏頃らしいので、もしかしたらこの木で集団越冬するかもしれません。この後もチビちゃんたちの様子を目を凝らして観察していきたいと思います(^^♪


以上、初めて出会ったアカギカメムシのお話しでした^m^
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クララ、4年目の成長記録/2023年

2024年07月11日 | クララ 実生
クララのタネをまいたのは、2020年の秋でした。
2021年、2022年と3回の冬を越し
背丈が毎年少しずつ大きくなっていきました。

2023年春、芽出し時期を迎え
今年はそろそろ花が咲くかな?なーんて思いながら
水やりのお世話を始めました。

結論から言うと・・・
お花が咲いたんですよ\(^o^)/
ポツンと1輪と言うか、いっこだけ(^m^)
発芽から4年目の6月に、可愛い花が咲いてくれました(#^.^#)


半年間、ブログを書くのをサボっていましたので
思い出しながら成長記録を書いてみたいと思います。
もう、今も庭でぐんぐん育っています。
追いつくかな(^^ゞ
まずは、タネまきのところから(笑)記憶をさかのぼります。

「なんかこのタネ お赤飯が出来そうだわ♡」
すい丸さんがくれたコメントを思い出しました。
元気に暮らしているかなぁ(#^.^#)


タネにヤスリで傷をつけて吸水したら
みつ豆に入っているお豆さんみたいになりました。
あれは「赤エンドウ豆」だそうです。


9月にまいて、10月に何本か発芽しました。


11月、冬越しできるか心配なくらい小さい苗です。


翌年、2021年の3月下旬
無事に冬を越して新芽が土から出てきました。
2年目のスタートです。


7月、草丈は8cmくらい。
弱々しいけど、炎天下で頑張って育っています。


11月、葉が落ちて茎だけになりました。
2回目の冬越しです。


**
翌年、2022年の3月。
ヒョロヒョロの茎の根元から
新しい芽が出てきました。
3年目がスタートしました。


6月、今までにないくらいの成長を見せてくれました。


美しい葉です。
土手に生えているのを見るのとは違い
鉢植えで育てると、全体像や葉の細部をじっくり観察できるのが良いです。


マメ科の植物特有の、涼し気な佇まいです(#^.^#)
小さい鉢の子も、小さいながら元気に育っています。


みんな2022年の秋に落葉して
ベランダの簡易ビニールハウスで冬越ししました。
大、中、小の3鉢になっています。


***
2023年3月、冬を越した鉢植えから芽が出てきました!


クララは本当に強い植物だと思います。
写真を見て分かったのですが、毎年キッチリ11月に枯れて
翌年の3月に新しい芽が出てきます。
体内時計があるの?と思うほど規則正しい生活様式です。


1週間でこんなに茎が伸びました。


更に1週間後、葉が展開してきました。


1か月後、ゴールデンウィーク明け。


背丈を測ったら、一番大きな鉢の子は
約50センチになっていました。


5月の終わり頃、水やりのときに見たら
あれ?これはつぼみの赤ちゃんかな?


****
つぼみかもしれない部分をよく観察しながら
水やりを続けていたところ
6月中旬、膨らんできたつぼみっぽいものを確認!
写真はアップで撮っているので大きく見えるけど
全体で1.5㎝くらい。
でも、なんで一個??


2日後、先っぽから白い花びらの頭が出てきました。


またまた2日後、先っぽが伸びてきた!
あー、ドキドキする。


翌日、雨の朝
開花しました。


マメ科の花は造りが複雑なので
どこかどうなってるか、よく分からないのですが
折り重なった花びらが神秘的で、美しいと感じました。


たった1輪でしたが
数年間お世話をしてきた植物に初めて花が咲くのは
お赤飯を炊いてお祝いしたいくらい嬉しいことでした(#^.^#)

以上、クララの4年目の成長記録でした。

コメント (12)
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庭で見たいきもの

2024年07月09日 | 庭でみたいきもの
今日も暑かったです。
私がブログを書くパソコンのある部屋はエアコンが無くて
昼間は35℃以上になっています。
扇風機を回しながら写真の整理から始めるのですが
この部屋にいると午前中にもう・・
冷えたビールが飲みたくなります(笑)

ずっとサボっていたブログを復活させたくて
なにから手を付けようか・・・(^^ゞ
育てている植物たちの写真だけは撮っていたので
今日、それを整理してみて、めまいがしました。
お世話係の私がウダウダしていてもみんなあっという間に育ち
大きくなってる!
月日が経つのは早い、早すぎる・・・
鉢植えたちはそれぞれ季節を感知して芽吹き、水を要求して成長していました。

記録というより(自分の)記憶に残したいと思うので
ちょっとずつ書いていきます(^^ゞ


じつはブログを書かなくなってから
不思議なくらい虫に遭遇することが少なくなったのです。

世界的に昆虫が減少しているのは知ってるけど
なんで?
もしかして虫目(虫を見つける眼力)が衰えたのか?
無くしたくない能力の一番がこれなので、心がザワつきます(ll゚д゚)

そんな思いを持ちつつ、「虫目」復活を願い
最近庭で見た生きものたちのことを書いてみます。
蝶と蜘蛛と蛾です(^^♪

**
アゲハチョウの乱舞!


3匹の蝶がヒラヒラ
狭い範囲で、飛んだり止まったりを繰り返していました。


先頭で飛ぶのはメスの蝶、その後を2頭のオスが追いかけます。


アゲハチョウのメスは、子孫を残す相手を決めるのに
飛行能力の優れたオスを見極めるそうそうです。
選択肢が人間よりもシンプルですね(笑)
どっちが選ばれたのかな?


***
次の生き物はカエルさん。
ベランダに住み着いているニホンアマガエルです。


鉢植えに水をあげようとしたら、目が合いました(^^♪


うちの隣にある田んぼで生まれて
農道を横断して庭に来て、それから安全なベランダまでのぼりつめた
天敵なし、水場ありの成功カエルです。
背中の模様で識別できそうなのですが、時間がなくまたの機会に。


****
次は蜘蛛。
庭の水栓のところにいたでの
壁面を登れないのかと、助けようと思ったのですが
体の模様が特徴的だったので、写真を撮りました。


二匹一緒にいました。
名前を知りたくて検索しましたが、よく分かりませんでした。
GoogleのLensでも分かりませんでした。
空色のラインが入って、大きくて立派な蜘蛛でした。


*****
庭で水まきしていたら、スズメガが飛んでいました。
スズメガは高速で飛ぶので、つかまるわけないのですが
なんと!捕まえることができました。
あー、ドキドキする。
この状態で部屋までカメラを取りに行って
写真を写せました。


何のスズメガかな?
卵を産む下調べにきてくれたのかも。


******
キッチンの出窓のところに来るヤモリ。
この日は不自然な動きがしたので
写真を撮ってみたら・・・
後脚が欠損していました(>_<)


切り離した尻尾は再生しますが、脚はたぶんダメでしょう。
ヤモリの天敵は猫だそうです。

外猫ちゃんたちも、いろいろ大変そうだし
みんなハードな日々を生きているのですね。

以上、庭で出会った生き物のあれこれでした\(^o^)/

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実生アマリリスの花が咲きました!

2024年07月05日 | アマリリス 実生
今年の春、タネをまいて育てたアマリリスが
花を咲かせてくれました\(^o^)/


とてもきれいな花です。



今日、久しぶりにブログにログインしました。
ずっと書けなくて
モヤモヤした日々を過ごしていました。
気になるんだけど、キチンと書くには時間が足りない気がして
余裕ができたらと思ってたら、あっと言う間に半年経ってました(^^ゞ
私のこんな気持ちとはうらはらに、育てている植物たちはみんな
立ち止まることなく、すくすく成長してくれています(#^.^#)

これからは、ちゃんと書けなくてもいいから
日々のカケラみたいな記録を残せたら良しとして
ブログを書いていきたいと思います。
お休み中にも関わらず、読んでいただきコメントやリアクションを
下さった方々に感謝します。
ありがとうございました。

前回最後の記事は2023年12月の終わりで、アマリリスのことを書いていました。
今回は冬越ししたアマリリスの花が咲いたことを書きたいと思います(#^.^#)
枯れた球根から「つぼみ」らしきものが出てきたときは
信じられなくらい、本当にドキドキしました\(^o^)/
園芸でこんなにドキドキするって・・・
特殊な胸の高鳴りだと思うのですが
アマリリスの種を植えてから開花まで
毎年手探りのスリルを体験させてもらいました(^^♪

2021年7月、芽が出るのかな~と
ペラペラの種を植えてみたのが始まりでした。




2023年の冬越しは、ベランダの簡易ビニール温室で
完全に水分を切って、葉を枯れさせる方法をとりました。


普段、植物に水をあげ過ぎて弱らせてしまいがちな私。
半年も水をあげないでいる事が苦しかったのですが
2024年4月、球根の中央に緑色の芽が見えました。
球根の生命力って凄いなと実感できました。


4月の終わり頃、枯れ枯れの鉢をベランダから持ってきて
庭で植え替えをしました。
根はあるのかな?


鉢から抜くと、こんな感じ。
根は・・・
新鮮な感触はなくヨレヨレです。


こんなに枯らしたのは初めての事なので、不安です('A`)
水やりを開始してから6月の初め頃、葉が出てきました。

その葉の中に、ひときわ厚みのあるものが。
もしかして、これって・・
ツボミの予感です♡


数日後、つぼみの予感は確定になったのだけど
葉が少ない。
調べてみると、冬越しが上手くいかず
葉が無い状態で花が咲くことがあるそうです(^^ゞ


ひと回り大きな鉢に植え替えてベランダへ。


どんな花が咲くかな?
ワクワクする


咲いた!


種をまいたのが2021年7月。
それから、3年で2株に花が咲きました。
あとから咲いた花は、母株よりも色が白っぽかったです。



***
種を採った母株は、今年は花が咲きませんでした。
子孫を残すのはどんな種族でも大変な労力なのでしょうね。
球根の種なんて、あるのかないのか?
みつけて、まいてみて、育ててみて
楽しい体験をさせてもらえました。
来年も花が咲くといいな(#^.^#)


以上、アマリリスの栽培3年目の記録でした。
コメント (8)
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実生アマリリス、2023年の成長記録

2023年12月30日 | アマリリス 実生
えーっと・・・もっとマメに記録をしておけば良かったのですが、どこから書こうか見当もつきません(^^ゞ前のブログを読み返してみたら、今年の春、4月になる少し前に冬越しした鉢を新しい培養土で植え替えたところで前回の記録は終わっていました。


月日の経つのは早いですね(^^ゞ
今回は植え替えした鉢をベランダへ運んできたところからスタートです。
4月中は、昼間はよく日に当てて、夜は暖房のない室内へ取り込みました。


4月の中頃、球根の頭から葉が出てきました!
生命力にあふれていて、とってもきれい(#^.^#)
ピカピカ輝く肉厚の葉は、なんだか美味しそうに見えます。


6月、鉢いっぱいに根が回ってきたのでひと回り大きな鉢に植え替えました。


7月になると葉の数も増えてきて、立派な姿になってきました。


2リットルのペットボトルと比べて、背丈はこんな感じです。
親の球根のまわりに小さな葉が出ています、もしかして分球したのかな?


お盆に入る頃からベランダに日除けをして、半日陰になる場所で育てました。
お水は朝夕たっぷりあげます。


今のところ病気もなくすくすくと育っていますが、たまに誰かが葉っぱをかじりに来ているようです。


ある日、葉の合わさったところに白いものを見つけました。
写真に撮ってよく見てみると糸の張り方がとても細かくて、根気のいい仕事をしています。蜘蛛かな?それとも何かの幼虫かな・・・開いてしまうのも気の毒な気がして、そのままそっとしておきました。



そして4か月後・・・11月になりました。
うーーん、夏の間アマリリスさんの写真を撮っていない(´A`)
ブログで成長記録を書くときは、月別のフォルダから保存している写真を選んでいくのですが、写真が無い(。・Д・)ゞ
12月になって気付いても遅いのですが、育てている他の植物たちがみんな成長期で安定感のあるアマリリスは忘れ去られていたようです。


今年は去年より暖かくて、鉢をベランダに出しっぱなしでしたが葉の色が褪せてきました。
11月中頃、仕舞ってあったビニール温室を出してきてベランダで組み立てました。


12月、水を一切与えていない鉢植えはカラカラで、どんどん葉が枯れていきます。


暖かい日が続くので、鉢植えを温室から出してベランダに並べました。


枯れた葉を取って、みんなスッキリしました。


今年はあんまりブログが書けませんでした。
忙しかったのもあるけど、何でかな。
来年の春に、アマリリスの花が咲いたら、嬉しいです(#^.^#)


コメント (13)
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