風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

庭にやってくる猫さんたち

2023年12月14日 | ネコちゃん
3年前、庭猫のチロとフリちゃんを家に入れて完全室内飼いにして以来、うちの庭には野良猫さんが来ることがなくなり、もう庭猫のお世話はお終いと思っていたのですが・・今年の7月、庭に痩せたトラ猫が現れました。


よく見ると、昔チロたちが庭にいる頃にやって来て、何回か餌をあげたことがある子です。
当時も痩せていたのですが、3年振りのその姿も、腰骨が浮き出るくらいガリガリです。
可哀想だけど、目を合わせず、エサをあげずにいたのですが
毎日来ては「なんで?昔はごはんくれたよね」という目で私を見るのです(´A`)
数日後、どうにも悲しそうな目に我慢できず・・・エサをあげてしまいました。


その日から、夕方にだけご飯を食べに来るようになりました。
寝る場所はどこか近所にあるようです。
ちょっとトボけた表情のこの子は「シンちゃん」と名付けました。
逃げないけど、近寄れない距離で私の帰宅を待っています。



庭にシンちゃんが来るようになって2か月ほど経った8月のある日、玄関の外に体格の良いムチムチの猫さんがいました。


毛並みも良いし、どこかの飼い猫だと思ったのですが、近くで見ると目ヤニが出てるので飼い主さんがいないのかな?謎ですが・・・、毎日来ては玄関の外で寝転んでいます。


トラ猫のしんちゃんと時間が被らないので、ご飯をあげるとモリモリ食べました。野良さんかな?
この子は顔がとにかく大きいので「カオデカ」という名前になりました。
昔あったマンガの「がきデカ」を思い出す名前です(^m^)この子もそばまで寄りますが、触れません。


カオデカさんがご飯を食べに来るようになってから2カ月後、不思議な事が起こりました。10月のある日の夕方、カオデカさんの後に隠れるように小さなトラ猫がいました。


カオデカさんが「ご飯出して~」と言う傍らで、緊張で目が真ん丸の小さなトラネコさん。


カオデカさんの子ども?
いやいや、カオデカさんはオスだから・・・でも、仲がいいというよりも守っている感じ。父と子?いったいどういう関係なのでしょうか?


2人分のご飯を用意して、ドアの内側でそーっと見ていると・・・


最初にカオデカさんが食べにきて安心させて


その様子をみて警戒が薄れたのか、小さなトラ猫がご飯を食べにきました。


子猫かと思うくらい体の小さな猫です。
素振りから推測すると、彼女?
ここは俺の顔が効く餌場だから、遠慮しないで食べてってみたいな感じもします。


**
2匹でうちに来るようになってしばらくすると、またまた不思議な事が起こりました。
今まではご飯を一緒に食べていたのに、彼女が食べ終わるまでカオデカさんが見守るようになったのです!


この子はスズちゃんと名付けました。
やっと近くで写真が撮れるようになりましたが、野生の目をしていて気を許してくれる気配はないです。
毎晩、こんな感じでスズちゃんが食べ終わるまで近くで待機しています。


女王様?まあ、スズちゃんにはそんな迫力が十分ありますが(笑)


庭猫だった頃のチロちゃんも、こんな目をしていたなぁ・・・
触れるくらい信頼関係ができたらいいのだけど


***
シンちゃんはオスで、カオデカさんが来るようになってから姿を見せなくなっていたのですが
最近は夜とか、朝早くに玄関のところに来るようになりました。


玄関のところにくる猫さんの姿が見えないようにすだれをかけていりのですが、
気配を感じてチロがソワソワしています。


これからの目標は、庭にくる猫に触れるようになることです。
スズちゃんは手強いかな、でも避妊ができたらと思っています。

思いがけず盆栽風になったフウリンホオズキ

2023年12月09日 | 雑草のタネをまいてみた
去年の冬にふと思いついて、「雑草」のタネをまいて色々育ているのですが
今回は「ヒロハフウリンホオズキ」(広葉風鈴酸漿)の栽培記録です。
ヒロハウウリンホウズキは、ナス科の外来植物で、葉っぱの横幅が広い(広葉)
風鈴のような実をつけるホオズキの仲間の植物です。この辺りの土手にたくさん生えています。
ちなみに、葉の横幅が狭い「ホソバフウリンホオズキ」というのもあるのですが、まだ見たことがありません。

2022年の12月、近所の土手で枯れた株を見つけました。


外側は枯れてパリパリ、中の果実がどうなってるのか見てみます。



皮?を剝いてみると、はち切れんばかりに張りのあるエメラルドグリーンの果実!
熟しているのか、未熟なのかどうかもわからない緑色です(^m^)


春にタネをまこうと思って、果実を冷蔵庫の野菜室で保管したのですが
4月になっても果実の色、形、柔らかさにまったく変化なしです(ll゚д゚)

ミニトマトでも4カ月も保存すれば萎れそうなものなのに・・・
どうしよかと思いましたが、新鮮なままの青い果実を指でつぶして土の中に埋めてみました。自然界では、果実が土の上に落ちるだけで芽が出るはずです。


5月、発芽しました。
たくさんの芽が出ると思っていたけど、発芽したのは1本だけでした(^^ゞ


フウリンホオズキは、江戸時代に日本に入ってきた外来植物だそうです。
「見つけたらすぐに駆除しましょう」と言われるくらい、農作物に対しては悪いらしい。でも、うちの庭で1本育てるくらいは、まあ大丈夫でしょう(^-^)ゝ


**
春から夏にかけて背丈だけ伸びて、ヒョロヒョロになってしまいました。
一番の要因は日照不足でしょう、肥料は不要な感じなのですが、とにかくお日さまが必要みたい。9月半ば頃、ポリポットから陶器の鉢に植え替えました。
雑草って、野に生えているような姿に育てるのは、案外難しいのかも。


**
背丈を測ったら30cmくらいあります。


ホオズキみたいな実が2つ成っていて、支えがなくても自立しています。


去年タネを拾いに行った土手がどうなっているか、見に行ってみました。
こぼれたタネから育った株はもう、めちゃめちゃガッシリしていてうちのヒョロリリンとはまるで違う植物みたい。
たくさんの果実をつけていて、さすが野生!と感心しました。


フウリンホオズキは、日が短くなると花芽を作る短日植物だそうです。
10月になるとうちの鉢植えも、直立していた茎が倒れて小さな花がたくさん咲き始めました。


盆栽風でちょっと可愛い(#^.^#)


11月、どんどん実がなってきます。


花が咲いて


受粉したあと、花びらが落ちて・・・


花びらの下にあったガクが、少しずつ伸びてきて袋状になり
果実を優しく包み込んでいきます。
ガクがピッタリと閉じて、その中で果実が膨らんでくるんですが
どうしてそうなるんだろう?本当に不思議です。


ひとつの果実の中には、150~200個のタネが入っているらしいです。
盆栽風の小さな株でも、数えたら30個の実がなっていました。
すごい繁殖力ですね(^^ゞ


***
12月になっても元気そうなので、鉢を居間に取り込みました。
フウリンホオズキが冬越しできるか、ネットで調べてもわかりませんでした。
雑草を室内で冬越しするなんて、ヘンなのでしょうね(^^ゞ


でも今日も元気に生きています\(^o^)/



雑草の定義って何だろう?
軽い気持ちで検索してみたら・・・
検索上位にこんな内容の結果が表示されました(^^ゞ

雑草とは、人間の営んでいる経済行為に対して作物の生産を減少させ、農耕地の価値を低下させる作物以外の草本、望まれないところに生える植物。だそうです。

どれだけ人間目線なんだろうと思ったけど、これは社会的に見た雑草の定義でした。
生物学的に見た雑草定義は
「人の活動で大きく撹乱された土地に自然に発生・生育する植物」だそうです。
立場によっていろんな見方がありますね(#^.^#)
更に雑草は、生まれた(発芽した)過酷な生活環境で生きるために特殊な能力を備えている、とても魅力的な生き物なのです。
今回はそんな気持ちでタネをまいてみた「フウリンホオズキ」の記録を書いてみました(#^.^#)

思い付きって、どこから来るの?

2023年12月02日 | 寄り道散歩
すごく久しぶりにブログを書きます。
もうブログの書き方を忘れちゃったよ~と
頭の中で声がするけど
指が打つまま、気の向くままに書きたいと思います。

先日、車検に行った自動車屋さんの帰り道のことです。
スーパーで買い物をしてから、その後どうしようかな
なにか食べて帰ろうか・・なんて思いながら運転していて
大きな交差点で信号待ちしているとき
突然、何の前触れもなく・・・
「ユリノキ!ほら、あの木を見に行かなくていいの?」と
鮮明な映像が頭に思い浮かびました。
その交差点から、5分くらい先の公園の入り口にある木です。

一瞬の間に、どうしても公園へ行きたくなってしまって
左折のウインカーを戻して直進!
ユリノキを見に公園へ行ってきました(#^.^#)

ちょうどお昼時だったので、ユリノキの下には数台
ご飯休憩をする方の車が停まっていました。
写真を撮るのはちょっと悪いなと思って、休憩時間が終わるまで
周辺を歩くことにしました。
公園の運動場では、ケヤキがきれいに紅葉していました。


前に何回か来ているので、運動場の周りに歩道があったのを思い出して行ってみました。
左側が公園で、右手側には乙川が流れています。
落ち葉の小道はとてもいい雰囲気です。


ここの木はみんな、それぞれ自由に手を伸ばしていて怪獣みたい(笑)
何の木か分からないくらい、ツルが覆っています。


夏は賑やかだっただろうな・・・
あ、ここにもオナモミが生えている!
枯れかけている草たちの、陣取り合戦のあとを見ながら歩きます。


北風が当たらない日だまりに
新鮮な果実をつけたヨウシュヤマゴボウもありました。



小道を通り抜けると開けた場所に出ます。
環状線の線路の下に畑が広がっています。


イチョウの黄葉は場所によって色付く時期が違うみたい。
もうすっかり散っている木もあるし
まだほんのり緑色の葉が残っているきもあります。
この木は98%黄葉していて、真っ盛りでした。


川の対岸にクリーンセンターがあります。
雲が煙突から出る煙みたいでした(^m^)


行き止まり、というか草が茂っていたので
ここから畑の方へ降りて行きました。


畑ではいろいろな野菜が育てられていていましたが
地主さんの性格か?整然としていたり
ゆる~く雑草と一緒に野菜もあるみたいに
特色があって見ていて興味深かったです。
畑の南側は桜並木です。


歩道に通じる道はずっと向こうなので
久しぶりに土手を登ってみました。
見た目より急で、滑り落ちないように桜の木をつかんで登りきりました。


**
何年か前に同じ場所に来たのを思い出して
写真をさがしたら、ありました(#^.^#)
2018年の3月、5年前の春に撮った写真を見つけました。
この日の事をいまもよく覚えています。
木の幹が少しだけ太くなってる?
来年の春にまた、桜を見に行きたいです。


懐かしい。
この場所も桜が満開でした。


思い出して探した倉庫もありました。


***
桜並木を抜けて、線路の高架下をくぐり
もう少し歩いて神社へ行ってみました。


木彫りのうさぎ。
干支だったから?
目がちょっと怖かったけど、とてもきれいな造りでした。
辰も登場するかな?


境内の隅っこで、わさわさのイチョウの木を発見しました。


樹高は低いのですが、すべての葉が大きくて
翅を広げた蝶の形をしています。
調べたら、イチョウの葉の形はタイプがいくつかあって
真ん中に1本切れ込みがあるのが「ズボン型」で
切れ込みが多いのは「手のひら型」
まったく切れ込みがないのを「扇型」というそうです。

そうすると、この葉は手のひら型になりますが・・・
アゲハチョウにそっくりで、蝶型と呼びたくなります(^^♪

ちなみにイチョウは雌雄異株なのですが
切れ込みがない扇型の葉をつけるのは、メスの木雌株なのだそうです。
初めて知りました。
でも、これは俗説という説もあるので(笑)
銀杏の実が成る木の葉の形を観察して回りたいと思います。


****
神社からスタートの公園へ戻る道すがら
またもや、記憶の端っこから引っ張り出されたのは
あーー!あの柿の木!
見にいかなくては!
なんで忘れていたんだろう?
実が成ってるかな?急ぎ足になりました。


赤い点々が見えてきて、嬉しくなりました。


ふるさとの名木に指定されている木です。


柔らかく熟した実を食べに、野鳥が来ていて賑やかでした。
手を伸ばして、私もひとついただきました。


誰も居ない小さな公園




1時間くらい歩いて、公園へ戻ってきました。
懐かしい場所を見てこられて、すごく楽しかったです。
でも、思い付きって、いったい何なんだろう?
電波を受信するように、頭の中にパッと映像が浮かぶのが不思議です・・

昔から予定を立てていてもその通りにいかないことがほとんどで
行き当たりばったりの人生だと思っていたけど
ふとした思い付きに呼ばれて、行先を決めるのも
悪くないのかなと、思うようになりました。

お目当てのユリノキは・・・
葉がすべて散っていました。
紅葉の頃に思い出していたら良かったのに(笑)
でも、枝に残った「ユリぼっくり」の数のすごいこと!
これだけの数の花を咲かせたということです。
来年は、花の咲く季節に見に来よう。
忘れてなかったら。


久しぶりにブログを書くことができて良かったです。
読んでくださってありがとうございました。

怖い病気「蜂窩織炎」、母が退院しました。

2023年11月15日 | いろいろ
さっきまで普通に話していた母が
居間の椅子に座った途端、突然「寒い寒い」と
ガタガタ震え出しました。
暖かいお茶を飲ませようとしましたが
手が震えてコップを持つこともできなくて
熱を測ると、え?なんで?38.5℃もある(ll゚д゚)
病院へ行くから立てる?と聞くと、グッタリして立つこともできず
救急車を呼んで病院へ搬送して貰いました。

待合室で待つこと1時間、呼ばれて処置室へ入ると
母は心電図モニターをつけて、緊急外来のベッドに寝かされていました。
意識はあり、会話はできるものの、熱は39.2℃まで上がっていて
検査の結果「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」と診断されました。
初めて聞く病名です。

菌が皮膚や皮下組織に入ることによって引き起こされる急性化膿性炎症だそうです。
ズボンの裾をめくると、左足の膝から下が赤くパンパンに腫れあがっていました。
数日前から痒くて掻いていたらしいのですが
傷があることを本人でさえ認識していませんでした。
熱が出る前日は、朝から食欲がなくて怠かったけど
それほど悪いとは感じなかったようです。
本当に、急に高熱が出て、一気に体調が悪くなりました。

搬送から4時間ほど待って、入院の手続きが済んだのは夜の8時頃でした。
その時に医師から「もしものときの延命処置はどうしますか?」と聞かれました。
それは・・・元気なうちに話し合っておくべきことなのでしょうが
もしものときが突然やってくるなんて、想像すらしていなくて答えられませんでした。
最悪のときは足の切断もあると説明され、本当に怖かったです。


翌日、入院に必要な荷物を持って病院へ行きました。
コロナの影響でいまだ面会はできません。
看護師さんに様子を聞くと、高熱は続いているけれど元気で
食欲もあるそう。
少しだけ安心して帰ってきました。
病状の説明は、担当医から携帯電話に直接電話がきます。
感染した細菌の種類を特定して、その菌に効く薬を投与します。
最低2週間は、点滴で抗生剤を投与する治療になるそうです。

夕方、母から携帯メールが届きました。
寒いから上着が欲しいとか、鏡とメガネを持ってきてくださいとか
病院食の献立なども(笑)
ショートメールでかなり長文で書いて送ってきたので
それを読むだけでかなり安心できました。

**
入院して2日後、体温が36℃に下がりました。
平熱が35℃なので、まだ微熱がありますがメールの内容は元気そうです。
お隣の市に住んでいる妹には、入院した夜にLINEしましたが、返信は無し。
後日、母もメールしたけど、返信が無いとのこと。
無視しているわけでなく、妹はとても優しい子なのですが
母とそっくりな性格で、2人とも極度の怖がりなのです。
たぶん怖くなり過ぎて、現実逃避してしまったのでしょう(^^ゞ
母もそれを分かってるから、返事ないわ~と気に留めていない様子でした。

1日に4回、1時間ずつ点滴をして安静にして
血液検査の結果がだいぶ良くなってきました。
母が寂しくならないように、電話やメールをしていましたが
入院が10日目くらいになった頃、弱気な事を言うようになりました。
母「本当はもう治らないんじゃない?」
私「だいぶ良くなってきてると先生から電話があったよ」
母「先生がウソついているかも、本当の事を言って!」
・・・これは何とか気をそらせないと(´A`)
母の好きそうな本と、それから
ムーミンに出てくるミイのぬいぐるみを持って病院へ行きました。
眉間にシワを寄せたミイの、あの表情が大好きなんだそうです(笑)
枕元のミイと目が合うたびに笑えると、母は大喜びでした。
良かった~

***
そして、入院13日目に主治医から
点滴治療から投薬治療に変えられそうなので
そろそろ退院できますと連絡がありました。
では、明後日の午前中に退院でお願いしますと伝え
母にメールすると・・・
あれ?あんまり嬉しそうじゃない・・・
「うちに帰ってしまって、本当に大丈夫なのかしら」
大丈夫だから!明後日に迎えにいくからねと言うと、今度は
「退院するときはオシャレな服で帰りたい」と(^^ゞ
部屋着のまま救急車で運ばれて、恥ずかしかったらしいです(笑)
退院前日、洋服とスカーフとバッグを届けにいきました。
当日の朝は、夜明け前から着替えて、私を待っていたそうです。

入院してから15日後、先生が言った最短日数で退院することができました。
自宅では7日間、抗生剤を忘れずに飲んで
今週末に、外来で血液検査をする予定です。

うちはけっこうバラバラな家族で、仲良しな感じではないのですが
今回のことで家族の団結、とまではいかないけれど
それぞれにやれること、意思疎通の大切さなどをあらためて感じました。
父は救急車に同乗して、毎日心配していた様子だったけど
退院後も、母との溝は埋まらなかった(笑)
娘と息子は、小さい頃からばあちゃんが大好きで
「ばあちゃんの料理が食べたいから、早く良くなって」とメールしてくれました。

私も、想像力が豊か過ぎて突拍子もないことを言う、心配性過ぎる母の言動に
「大丈夫だよ、心配ないよ」と説明することに疲れることもあるけど
できるだけ長く一緒に居られるよう、普通の日々に感謝して
このまま母とのんびり過ごしていきたいと、そう思いました(#^.^#)

****
病室に居る母に、外の空気を届けたくて
落ち葉を拾いに行ったときの写真です。
葉っぱは、差し入れの本のしおりにして、持っていきました。

子ども美術博物館のユリノキ。
黄葉して、木の下には落ち葉がいっぱいでした。


遊具のある広場の、ケヤキとモミジバフウ。


モミジバフウは葉が大きいので
紅葉は炎のように迫力があります。


春に真っ白な花を咲かせていた夏椿も
きれいに紅葉していました。
オレンジと黄色と赤
広場のケヤキとモミジバフウと、少しずつ違う色で面白いです。


芸実の森へ。


ハナミズキの紅葉は、蝶が舞うように華やかです。


ナツハゼの実が熟していました。
一粒つまんで食べてみたら、とても甘い(^^♪


展望台へ昇って行く道に落ちていた柿の葉です。
どの葉もきれいで、夢中で拾ってしまいました。
本の間に挟んだこの葉っぱを見つけて
パッとほころぶ母の笑顔が浮かんできました(#^.^#)


母の突然の入院で
いろいろ思うことがあったので
忘れないように、これを書いておきたいと思いました。

ウサギ耳御一行さま、ふたたび。

2023年10月15日 | 蝶の観察や飼育
庭で育てているジュズダマの葉に
2匹のクロコマノチョウの幼虫がいて
その子たちが蝶になって旅立ってから、わずか3日後の朝
水やりの時に、ジュズダマをふと見ると・・・
え?なんでまだいるの?


前に見つけた2匹と一緒に生まれた兄弟?
一瞬そう思いましたが
この子はまだ終齢前の黒いお面をつけています。
見つけた3匹を部屋につれてきました。
夕方にも1匹発見して、ぜんぶで4匹になりました(^^ゞ


2日後には、各自思い思いの場所で脱皮をしました。
幼虫の脱皮時には、体を固定するための「糸座」というものを作ります。
この子は飼育ケースの壁面を選んだようです。
裏側から見ると、かなり広範囲に糸を張り巡らせているのが分かります。


1時間半後、脱皮が完了しました。
糸座に抜け殻を固定して前進することで
スムーズに殻を脱ぐことができるそうです。
黒ウサギのお面もカパッと外れています(^m^)


4匹とも、無事に終齢幼虫になりました。



翌朝、水まきしながら
この子たちがサナギになるまでエサの葉は足りるかなぁ
なんて思っていたら・・・
なんと!また見つけてしまいました。
数日前、あんなに葉の裏をよく見ても居なかったのに、どうして?
3匹追加になりました(ll゚д゚)


そして夕方、もう1匹の子と目が合って(笑)
幼虫は8匹になりました。
成長具合が同じなので
たぶん一緒に産卵された兄弟でしょう。
お母さんは、最初の2匹と同じかな。


**
前回、飼育が2匹だった時は
エサの葉もそれほど食べないし
大食いのスズメガに比べたら楽勝!と思っていたのですが
さすがに8匹となると、夜に入れた葉が朝には葉脈だけになっていて
「お腹空いた~、ご飯はまだか~」の圧力が凄い(^^ゞ
そこで、試しにイネ科の植物の葉を何種類か与えてみることにしました。
結果は、ススキはよく食べるが葉の面積が小さいので、すぐ無くなる。
チジミザサは大量に庭にあるけど、それほど好きではないみたい。
その他、ヌカキビやエノコログサは、葉の上に乗るには柔らか過ぎるのか
不人気で、誰もかじりませんでした。


うちに来て約10日後、4匹が揃って前蛹になりました。
誰がいちばん長くぶら下がっていられるか!
腹筋自慢のようで、可愛らしい光景です(^m^)


サナギになって9日後、ぶら下がった中の1匹に
羽化の兆候が現れました。


同じ日の午前中、ススキの葉の葉脈でサナギになった子と


どうしてフタ裏を選ばなかったのか?
飼育ケースの壁面でサナギになった子が
同じタイミングで黒く変色していました。


その日の夕方、5時頃に3匹とも羽化しました。


サナギから出てくるところを見たくて
午後からも見張っていたのですが
夕方の忙しい時間に、みんな羽化していました(^^ゞ


きれいなメスです。


庭の奥の、日陰で湿っぽい場所に3匹を放しにきました。


ケースのフタを取ると、蝶が歩いて出てきます。
羽化したばかりなので、まだボンヤリしているのです(^m^)


クロコノマチョウは成虫で冬を越します。
チジミザサに止まって、こちらをみている子に
これから来る寒い季節を想って
どうか無事でね、とお別れを言いました。


***
3羽を見送った2日後
ぶら下がった残りのサナギ3匹と・・


割りばしの子が黒くなりました。


今回も1匹、サナギになる時に落下した子がいて(^^ゞ
前の時と同じように、ボンドでくっ付けて割りばしにぶら下げました。


でもこのサナギ、左右対称でなくていびつな形をしているのです。
大丈夫かな?
羽化不全も覚悟していたのですが


仕事から帰って急いで部屋へ行ってみると
無事に羽化していました!


サナギから出てきたら、カーテンに移動できるようにセットして
出掛けたのですが、上手く羽化できて本当にホッとしました。


指を出すと、迷いもせずスッと乗ってきます。
蝶や蛾、もしかしたら他の昆虫も羽化したばかりのときって
翅のある新しい体と、幼虫時代の記憶がごちゃ混ぜになって
ボーっとしているのかもしれないです(^m^)


翅のふちを指先でそっと触ると
そこがスイッチかのように翅をパッと開いて
美しい模様を見せてくれます。


この日羽化した4匹は、雨が降っていたので一晩お泊りで
翌朝庭に放しにいったのですが・・・
もうボーっとしてはいず、フタを開けた途端
一目散にみんな飛んで逃げていきました(^^ゞ

****
残るのは、飼育ケースの壁面でサナギになった2匹のうちの1匹です。


夕方6時頃、翅の部分だけ薄っすら茶色になってきました。


6時間後、夜中に撮った写真を見てみると
翅の目玉模様が浮き出ているように見えます。
この子はメスかな?


翌日今度こそは、羽化の瞬間を!
見守って(見張って)いたのですが
ちょっと目を離した隙に・・・


残念ながら今回も見逃しました。
8匹もいたのに、一回も羽化の瞬間が見られませんでした。
でも、無事に羽化してくれて良かった(#^.^#)
網戸に止まらせて、翅をそっと触ると・・
きれいな目玉模様、やっぱりメスでした。


庭に放しにきました。


先に羽化した蝶がまだ庭にいるようです。
この子も仲間に入れるかな。


今まで出会ったことがなかった蝶を
身近に観察することができて
とても楽しい時間を過ごせました。


ジュズダマは最盛期を過ぎてきましたが、
葉で蝶を養って、きれいな実をつけました。
芽生えからずっと私を楽しませてくれて
感謝です(#^.^#)


以上、クロコマノチョウの観察記録でした。
長くなりましたが、最後までお付き合いくださって
ありがとうございました(#^.^#)