風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

謎の芽、育ててみたらタヌキになりました!

2023年09月06日 | 雑草のタネをまいてみた
今年の5月の終わり頃
ポリポットの中に、何だか分からない芽が出てきました。


タネをまく時はいつも写真を撮って、名札も立てるはずなのに・・・
鳥が落としていったのかな?
本葉が出てくれば、きっと正体がわかるでしょう。


6月半ば、本葉が出ました。
う~ん、何だろう?
見たことがあるような無いような・・・


そうだ!GoogleLensで調べてみよう。
写真を撮って検索すると・・・
「モモタマナ」?南国の樹木、これ一択でした(´A`)
確かに見た目がそっくりだけど
タネは鳥が落としていけるサイズではないのです。


謎の虫の名前を調べる時と同じように
まずはこの植物が何科か、見当をつけます。
葉の感じから「マメ科」っぽいので
「マメ科 大きな葉」で検索したけど、ヒットしません。
仕方ないので、花が咲くまで育ててみることにします。
7月の中頃、ひと回り大きな鉢に植え替えました。


鉢が大きくなったのが嬉しそう(#^.^#)
たった10日で、こんなに背が高くなりました。


名前がわからないから、育て方もわからないけど
毎日見ていると何となく、性格というか性質が分かってきます。
日当たり良い場所が好きそう、水をとても欲しがるので
朝夕、たっぷりと水やりをします。


8月の初め頃、もうひと回り大きな鉢に植え替えました。
肥料は一度もあげていませんが、虫も付かず元気いっぱいです。


植え替えて数日後、葉の頂点からつぼみのようなものが
ニョキニョキと生えてきました!
どんな花が咲くんだろう?あー、ドキドキします。


つぼみが付いた茎が、塔のように伸びてきました。


3日後、とうとう花が姿を現しました!
花の色は黄色でした!


そして、予想が当たってマメ科特有の花が咲きました。


あら?
この花をどこかで見た覚えがある・・・
う~ん、どこだったか。


ああ!そうだ、思い出しました。
写真を探したら、3年前の11月に撮ったものが出てきました。


畑にびっしりと黄色い花が咲いていて
何だろう?と近くへ寄ってみて
おまけにサヤまで、いただいていました(^^ゞ
それでも、タネまきした記憶が無いのだけど・・・
小分けした袋の中から無意識につまんで(笑)やっぱりまいてたのかな。
記憶力の無さから3か月もの間、謎としておおいに楽しませて貰いました(^m^)
生えてきてくれてありがとう。



あらためて名前を調べてみると、この子は
コガネタヌキマメ(黄金狸豆)というマメ科の1年草でした。
熱帯アジア原産なので、暑い夏に強いはずですね。


畑の緑肥として栽培されていたものが逃げ出し、野生化しているそうです。
草丈は1.5~2mにもなるようです。
うちの子(笑)は鉢植えでも1mに成長しました。


花が散ったあとに、可愛らしいサヤが出てきました。


ぷっくりと膨らんで美味しそうに見えますが
中の豆は食べられないそうです。
さて、どんな豆(タネ)が入っているでしょうか?
私はもう知っているけど、熟したサヤの中を見てみたら・・・
え~うそー、想像と違う!という豆が入っているので、お楽しみです(^m^)


以上、花が咲くまで謎だったタヌキマメのお話しでした。
「謎」は自分で作りだしているんだけどね(^^ゞ


セスジスズメ、アナタのために蒔いたタネ。

2023年09月05日 | セスジスズメ
7月の中頃、雨上がりの朝
メダカにエサをあげようと思いしゃがみ込んだら
足もとの草の中に黒いイモムシがいました。
セスジスズメの幼虫です\(^o^)/


ここは毎日メダカの様子を見に来ている場所なのに
どうしてこんなに大きくなるまで会わなかったんだろう?
お尻のしっぽ(尾角)を前後に振りながら歩くので
この幼虫を初めて見たときから「ピコピコさん」と呼んでいたのですが
試しに「イモムシ ピコピコ」で画像検索してみたら、セスジスズメが出てきました!
やっぱりみんなもそう思ったんだ~と、ちょっと嬉しくなったのを覚えています(^m^)


こちらは去年の7月に庭で見つけた幼虫です。
終齢幼虫になる前は、こんな緑色の姿をしています。
目玉模様はまだ二つだけしかありませんが
しっぽの先が白いのは、もうこの頃からですね。


セスジスズメの幼虫は目立つせいか、毎年よく見つけます。
職場の庭だったり、近所の土手や、農道を横断している子も何度も拾いました。
食草は、サトイモ、ヤブガラシ、ホウセンカ、ノブドウ、ツキミソウなど
種類の範囲が広くてエサの調達が楽だわ~と思ったのですが
ユウゲショウの葉で見つけた幼虫に、ヤブガラシとノブドウを与えたら
口に合わないと言われ(笑)全然食べなかった事がありました。
 ↓ノブドウの葉です。


アゲハチョウの幼虫を育てたときは、山椒の葉からミカンの葉に変えるのは
まったく問題なくスムーズだったのに・・・
この子はひと口だけかじって、半日ストライキをしていました。


ユウゲショウの葉は小さくて、大食漢の幼虫を養うには大変です。
なので、自給自足を目指してタネを庭にまいてユウゲショウを増やしていたのです。
そんな経緯から、セスジスズメを見つけたときはホントに嬉しくて
「誰のために咲いたの?それはあなたのためよ~」と思わず歌ってしまいました(^m^)



部屋につれてきてから毎日、お腹いっぱいエサを食べて
4日後の夕方、飼育ケースの隅で葉を綴り前蛹になりました。


サナギになるとき土に潜るのか、それとも地上で葉を綴り蛹室をつくるのか
スズメガの種類によって異なります。
オオスカシバなどは地中でサナギになりましたが
キイロスズメや小型のホウジャクなどは、葉を綴っていました。
今までセスジスズメは土に潜るタイプだと思っていましたが
こんなに上手に葉を綴ったのには驚きました。


前蛹になって2日後、夜中の1時頃に最後の脱皮が始まりました。
今まで体を覆っていた黒い皮?が頭の方で裂け、体をくねらせながら脱いでいきます。
まるでピッチピチの全身タイツ(笑)を着ていたみたい。
体を覆っていた皮は、めちゃめちゃ凄い伸縮性です。


10分ほどで脱皮が終わり、ツルンとしたサナギの形になりました。
体は透き通るように白くて神秘的です。
写真の右側が頭なのですが、よく見ると目玉の丸い形や
頭部から胸にかけて、長い口吻が伸びて収まっているのが薄っすらと見えています。


**
10日後、これまた夜中の12時過ぎに羽音に気付き目を覚ますと
セスジスズメが無事に羽化していました。
指に止まらせて飼育容器から出すと、パタパタ羽ばたきました。


もうきれいに翅が伸び切っています。
羽化したばかりの新品の翅は、蝶も蛾も何度見てもホレボレするほどきれいです。


背中にある2本の筋が、セスジスズメの名前の由来だそうです。
夜行性なので、実際に成虫を見られるのは、羽化したこの日だけです。

夜中の1時頃に、窓から夜の空へ放しました。
食草をせっせと育てておくので、また庭に来てくださいね(#^.^#)

久しぶりに「寄り道散歩」をしてきました(^-^)

2023年09月03日 | 寄り道散歩
今年の夏は暑すぎて、散歩に行く気力がなかったです(^^ゞ
何年か前の写真フォルダを見ると、真夏でもいろいろ歩きに行っていたのに・・・
でも9月になって、少しだけ散歩の虫が目を覚ました感じで
買い物に行った帰り道、久しぶりに寄り道してきました(^^♪

花が咲いている頃に来たかったな~


タイサンボクにも、立派な果実が成っていました。


そう言えば、たしかこの道に生えていたよね、と思って
タケニグサを探しました。
やっぱりあった!もうタネになっていました。
このタネが風にそよぐと何かをささやいているように聞こえるので
「囁き草」という別名がついています。


ケシ科の多年草で、毒草だそうです。
つぼみはあるかな?


切り取った茎から、オレンジ色の液体がポタポタと滴りおちました。
昔の傷薬のヨードチンキ「ヨーチン」にそっくりです。
花が咲くのを見たいので、少しだけ貰ってきました(#^^#)



久しぶりに野の花に触れて、嬉しくなってきました。
もう一か所、見に行ってみようかな。
この峠道は、大きな栗の実が落ちる秘密の場所です(#^^#)


少し時期が早かったみたい。
季節になると毎年必ず実っていたアケビや栗が
見られなくなる場所が増えてきたので、ドキドキします。


道沿いのヨウシュヤマゴボウは酷暑などものともせず。
こんもり茂った根本を確認したら、なんとこれは1本の株でした!


毒があるのに、見るからに美味しそうな果実です。
生け花の花材にも、ヨウシュヤマゴボウが使われているそうです。


畑では、1ヶ月前に植えられた大豆が大きくなってきました。
向こうの方では、稲刈りが始まっているようです。


車から降りただけで、汗が吹き出します。
それでも、カメラを持ってちらっと土手を見てみると・・
きゃーーー、ガガさま♡


そこはガガイモの原でした。
嘘みたい!ガガイモって探しても見つからないのに
まさかこんな所に生えているとは。
どうか、草刈りがされませんように。
秋に果実が成るまで、見逃してくださいますように・・・


祈りながら、ガードレール沿いに土手を散策(検査)していると・・・
きゃーーー♡大きなイモムシを見つけました。
スズメガの幼虫です。
食べているのはマメアサガオの葉。
体色は茶で、模様は・・・

**
やっぱり散歩はいいですね。
歩いてないけど(笑)
ちゃんと見ると、必ず出会いがあります。
少し行った田んぼでは、稲刈りが終わってました。


摘んできたガガイモの花が
とてもいい匂いです(#^^#)

今日も一日無事に過ごせました。
ありがとうございました。

シュレーゲルアオガエルもたくさんいました

2023年09月01日 | 庭でみたいきもの
6月の初め頃、今年もシュレーゲルアオガエルを
庭で見ることができました(*^^)v
体の色が明るい黄緑色なので
葉っぱの上ではちょっと目立ちます。


この子は大きい!
庭で冬を越して出てきたのかな?


また別の日。
あじさいの葉の上にチョコンと
体に砂粒をつけた小さな子がいました。


6月中に3匹も見つかるなんて(#^.^#)
今年はホントに「カエル年」だわ~と喜んでいたら・・・
今度はシッポの残っている子に遭遇しました!


庭の入り口にある「アンデスノオトメ」の葉の上です。
カエルに成り立てホヤホヤで、ここまでたどり着いたのかな。
なんとなく、顔におたまじゃくしの面影が残っています(^m^)



7月半ばになって、またまたチビッ子をみつけました。
玄関前の植え込みにいました。


先日見つけた「しっぽ付き」の子が
完全にカエルになった姿か?
それにしては、サイズが小さい気がするし・・


**
1カ月後、8月も半ばになったのに
こんなに小さい子が、また庭にいました。


カエルの赤ちゃんはオタマジャクシだけど
思わず「赤ちゃん♡」と呼びたくなるくらい
透けるような美しい色と、あどけない顔です(#^.^#)


4月~6月、シュレーゲルアオガエルは
田んぼのあぜなどの、水際ギリギリの土の中に
泡に包まれた卵を産むそうです。
泡の中で孵ったオタマジャクシは雨に流されて
水の中へ落ちていくのだとか。
来年の春には、卵を探してみたいと思います(^^)/

今年は庭がカエルだらけになっています

2023年08月29日 | 庭でみたいきもの
田植えが終わったあとの6月の中頃に
裏の田んぼから、小さなアマガエルたちが
なぜか庭をめがけて大移動してきました。


ガードレールの向こうが田んぼで
手前側がうちの駐車スペースなのですが
ここに道路を渡ってチビっ子カエルの集団が
次から次へと押し寄せて来たのです(ll゚д゚)


車を停める場所で飛び跳ねるカエルを捕まえて
庭の奥へ逃がしてから、駐車しなければならなくて
7月が終わる頃まで、すごく大変でした(´A`)


毎年アマガエルは庭にいるのですが
これほど数が多いのは初めてです。
庭を歩くときも、踏まないように気を付けました。


アマガエルに混じって、ツチガエルの小さいのとか・・・


トノサマガエルのチビちゃんも。


大きい子は、もう何年も庭に住み着いているようです。


まるでカエルの楽園(笑)のようですが
チビちゃんたちは生き残りを、大きい子は縄張りを賭けて
これからサバイバル生活が始まります。



カエルは天敵が多くて、自然界での寿命は半年から2年ほどだそうです。
でも、偶然?たどり着いたベランダを住みかにしているアマガエルたちは
けっこう安泰に暮らしているようです(^m^)


鉢植えには小さな虫がやってくるし・・・


水を溜めている容器は、日除けや風除け、隠れ家にもなります。
3匹いるのが分かるでしょうか?


左側には緑色の子・・・


右側にはグレーの子が顔をのぞかせています。


毎朝フタを開けるとき、何匹いるかな?
今日の運試し!なーんて
ちょっとドキドキしたりします(^^♪


**
8月になって、とうとうベランダまで登ってきた
チビっ子アマガエルが現れました!
田んぼからここまで、長い道のりでしたね(#^.^#)


アマガエルにも縄張り意識はあるそうですが
水の容器の中には、何匹も一緒にいて
ケンカもせず(たぶん)平和に暮らしているようです。
庭ではいまだに足元をカエルが飛び跳ねていて
そこにバッタと小さなトカゲが加わったので
めちゃめちゃ賑やかになっています(^m^)


昨日あたりから、なんとなく秋の気配がしています。
ほんのちょっとですけど、季節が変わるように感じます(^^♪