風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

アシナガバチの巣 2020年 ①/今年もアシナガバチが庭に来ました。

2020年04月10日 | アシナガバチの巣
今日は風が強くて、肌寒い一日でした。
庭に出ても、生き物の気配がしないのがさみしい。
春は行きつ戻りつです。

でも先日の穏やかに晴れた日に、庭で今年初めてアシナガバチを見ました。

うちの庭から巣立った、女王バチだと思います。

*****************

2月の半ば、暖かい日が続いた頃
洗濯物について部屋に来たハチを、保護しました。


どうしよう。
サザンカの蜜を吸えるようにして、気温が上がってから、庭へ放しましたが
あの時のハチが戻てきたのかな(^-^)





🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

今日、部屋にいたら、窓の外から「カリカリカリ・・」という微かな音がしました。
見てみたら


アシナガバチが、巣を作る材料にするために
すだれの表面を削っているところでした。


巣作りが始まったんだ!
もう何年も毎年、このすだれの同じ場所をアシナガバチが削りにくるの。
伝統?(笑)DNA?すごく不思議で、神秘的です。


去年アシナガバチが巣を作った場所を点検して
ネットとカゴを設置しなおしておきました(笑)
今年もこの場所に来るかなぁ


夕方、そういえば!と急に思い出して
ベランダの物置きを急いで見に行ったら、やっぱり今年もここで巣を作り始めていました。


去年は、巣が大きくなった頃、危険だからと父に撤去されてしまいました。
物置きの中にいた女王バチと、小さな巣を網で捕って、中に入れないように目張りをしました。


小さな巣ですが、女王バチの何日分の働きだったのか・・・ごめんなさい。


卵が2つ産み付けらていました。
可哀そうなことをしました。


******************

今年もアシナガバチの巣作りが始まりました!
巣を作られたら困る場合は、いまのうちに見つけて
対策をしておくとよいと思います。

でも、そっと見るには危険はないので
観察すると、とても興味深くて楽しいです(^^)/

アシナガバチの巣 2019年 ⑦/5匹の女王の物語

2019年12月14日 | アシナガバチの巣
もう12月も半ばになりました。
2019年に観察したアレコレの記録を、記憶があるうちにまとめないと
年を越して、みんな忘却の彼方へいってしまいそうです(^^ゞ
まずは「アシナガバチ」の続きを・・・

春、庭にアシナガバチの巣が5個できて
その中の1つの巣について、前回のブログで書きました。

今回は、残りの巣の記録というより「ものがたり」を
書いておきたいと思います(#^.^#)


始まりは4月の初め。
去年も巣が作られた「カゴ」と


自転車のフレームには2つ。


それから、家の東側にあるアケビ棚にも、ほぼ同時に女王蜂が巣を作り始めました。

気付いた時にはこの大きさになっていて・・・
ここにはプランターがいくつか置いてあって、夏には毎日水まきする場所なので
危険だから巣を撤去しようか、とても迷いました。
でも、女王蜂の2週間分の労働を思うと、気の毒で
すだれを掛けて見守る事に決めました。

5月の初旬。
それぞれの巣を比べてみると、大きさはほぼ同じです。
だけど、ちょっと造りが違うみたい。
下から見た「カゴ」の巣です。


「自転車」の巣は、六角形の形がなんとなく、几帳面な感じがします(笑)

壁の厚みも違うし、色も違う。巣の素材が違うのかな?

「アケビ棚」の巣は、カゴと似ています。


6月中旬になると、働き蜂が増え、巣がだんだん賑やかになってきました。
かろうじて、接近して写真が撮れていますが、そろそろ「遠くから見守る」観察になります^m^


7月のある日、「自転車」の巣から、突然ハチがいなくなりました!
巣はきれいなままで、襲われた形跡はなしです。
すだれの日陰では、いつもネコが昼寝をしていたので、それが嫌で引っ越したのかも(´A`)

1週間まえまでは賑やかだったのに・・・どこに行ったのかな。

それから1か月後、カゴの巣近くで、色付いてきたブラックベリーを摘まもうと思って覗いたら


奥の枝に小さな蜂の巣がありました!
春にはここに巣がなかったし、たぶん自転車の女王の引っ越し先みたいです\(^o^)/


更に1ヶ月後の9月の初めごろには、カゴの巣と同じ大きさになりました(^O^)
働き蜂がいる状態からの巣作りは、ビックリするスピードです!


でも、それよりも驚いたのは・・・アケビ棚の巣でした。
すだれの内側がよく見えない位置で、ずっと中を覗いていなかったのですが
8月の終わり頃、少し離れたところからズームして写真を撮ったら
他の巣とは比べようもない程、巨大な巣になっていました!
7月までは大きさが同じだったのに、どうして?


9月、まだまだ勢いが止まりません。


でも、9月の終わりころ、この巣でもある日突然ハチがみんないなくなりました。


それから1ヶ月、10月の終わりに、ハチがいるのはブラックベリーの巣だけになり


11月の中旬に、すべての巣が空になりました。
毎日見ていてもハチは戻らないので、11月13日に巣を外して中を調べました。
アケビ棚の巣は、亀の甲羅のような形です。


中身は、スズメバチに襲われた様子もなく、形はそのままでしたが
各部屋に、蜘蛛の巣とは違う糸が張られていて


小さなサナギの抜け殻が入っていました。
蜂の巣の空き家を他の昆虫が利用するという話しは、本当みたいです(^^)


つまようじは、長さが6センチで


巣の中心の部屋に差し込んでみると、5センチの所まで入りました。

作り初めの巣のひと部屋は、2センチくらいの深さなのですが
部屋の奥に産み付けられた卵が幼虫になり、その幼虫がサナギになるためにフタをすると
働き蜂が部屋の壁を塗り足して長くして、そこにまた女王が卵を産んでいました。

こちらは、途中で放棄された自転車の巣です。
白いフタから触覚が見えるものもあったのですが、部屋から自力で出られなかったのかな。

羽化にも成虫の助けがいるのでしょうか?謎が残りました。

11月18日、巣の近くの壁にハチが集まっているのを見つけました。


命がある限り、こうしてみんなで身を寄せ合って生をまっとうするのでしょうね。
毎年、見るとせつなくなる光景ですが、これも自然ですね。
1週間くらいで、姿が見えなくなりました。


どうしてこんなに巣の大きさに差が出たのか?女王の能力なのか、偶然の幸運なのか・・・
謎が深まった、2年目の「定点観察、アシナガバチ」が終わりました。

来年はもう少しちゃんと、夏の間の観察の記録ができるといいけど(笑)
楽しくて、わくわくする時間をありがとうございました(^^)

アシナガバチの巣 2019年 ⑥/始まりから、終わりまで

2019年11月22日 | アシナガバチの巣
2018年の春、庭に作られたアシナガバチの巣を約半年間観察しました。
定点観察「アシナガバチ1」

そこから巣立った女王蜂の1匹が、今年の春に庭へ帰ってきて、また巣作りをはじめました。
前回、長女誕生の6月までを書きましたが
あらためて、女王蜂が庭に来たところから、先日見た最後の姿までをまとめてみました(^-^)ゝ
2年目の定点観察「アシナガバチ」です。

今年、庭にはアシナガバチの巣が5個作られました。
そのすべてが空になったので、先日取り外してきました。


この中のひつつの巣を作った女王蜂が庭に姿を見せたのは4月の中旬、あちこちで桜の花が満開の頃でした。


私はこの頃どんな事してたかなと、振り返ってみたら、好きな神社の桜を見に行ってました。
ああ、春だったなぁ・・(^^)


下見に来てから5日後、この場所を気に入ったようです。カゴの下に巣の基礎を作り始めました(^^)


翌日は雨で、一日お休みしていましたが・・・


それからたった2日で、この仕事量です!
間違いかと思って、写真の日付を確認したけど、本当にたった2日間でこれだけ作っていました。


アシナガバチの巣の材料は、主に木材なのですが、この巣は竹の繊維でできているようです。
丈夫で、殺菌効果もある新素材^^
庭にいると、かなり大きな音で巣材を削る音が「ガリガリと」聞こえてきます。


巣を作り始めてから10日後、今日も朝から頑張っています。
そばでその様子を見ているだけだけど、黙々と巣を作る姿が、本当にきれいだなと見惚れます。


女王蜂が留守の時に、撮った写真です。
11個の部屋に、卵が一粒ずつ産み付けられていました。


約15日後の5月の半ば、卵から孵化した大小さまざまな大きさの幼虫が
ひと回り大きくなった巣の中に見られました。


幼虫のエサを求めて、女王蜂が狩りに出かけていきます。
ひとりで巣の増設と幼虫の世話をする、この頃が一番大変な時期です。


それから更に15日後、5月の終わり頃。
女王の留守中に巣の中を覗くと、幼虫たちは丸々と成長していました。
頑張って餌を与えているんですね(^^)


うちの周りでは田植えが終わり


テイカカズラの花や


レンゲが満開になっている頃でした(^^)
懐かしい。


1ヶ月後、6月の半ばには、幼虫がサナギになるために巣の入り口にフタを作り始めました。


そして6月19日、待望の第一子が誕生しました!
女王が最初のひと部屋目を作っり始めてから、2ヶ月後です。


生まれたばかりの蜂は、ずいぶん幼い顔をしているように見えます。
もっと近くで写真が撮れたらいいのだけど、ひとりで留守番をしているこの子の表情は、心細そうで
人間の子どもと同じように感じて、可愛らしかったです。


7月になると、一気に働き蜂が増えてきました。


7月の終わり頃、もう一回り巣が大きくなって、蜂の数も増えています。


ジリジリと照りつける夏の日差しが強いので、日除けをしました。


8月、部屋の窓から観察を続けます。巣があまり大きくならないけど、どうしてかな・・・


9月になっても、変化はなくて。
10月の終わりのある日、巣が空になっているのに気づきました。


数日待っても蜂たちが帰ってこないので、すだれを取って、巣を見てみました。


中央にえぐられたような跡があります。
スズメバチに襲撃されたようですが、庭にいても、これにはまったく気が付きませんでした(´A`)


今月の初め頃、イヌマキの葉の中に黄色い団子状のものを見つけました。


脚立を持ってきて近くで見たら巣から、離れた蜂が身を寄せ合っていました。
どうして巣に戻らないのかな。スズメバチに襲われた巣は危険な場所だと、本能的に感じてるのかな。


このあと10日くらい毎日見ていましたが、蜂の数が減っていき、先日、みんな居なくなってました。
もう戻って来ることは無いだろうと思い、巣をカゴから外しました。


去年はこの場所で、最後までスズメバチに襲われることなく、とても大きな巣ができました。
営巣の成功、不成功はどこで分れるんだろう?
女王蜂の生まれもった能力や資質、運、あとはその年の気候とか、周りの環境にあるのでしょうか。


でも、よく考えたら失敗とか成功は無いのかもしれません。
この巣から翌年の女王蜂を巣立ちさせられたなら、巣の大きさとかは関係なく成功なのでしょう。
来年の春、庭にアシナガバチが来て、この場所に巣を作り始めたら・・・
また観察をしたいと思います。
半年間楽しかったです。ありがとうございました(^^)

アシナガバチの巣 2019年 ⑥/働き蜂が羽化しました!

2019年06月23日 | アシナガバチの巣
前回の観察から、約1ヶ月ほど経ちました。

【5月27日】フタがある部屋は1つです。


【6月6日】写真で確認できるだけでも、9部屋にフタがありました。
ビックリしたのですが、フタで閉じた部屋の壁に、タマゴが産み付けてありました。
これ以上部屋は増やさず、一刻も早く働き蜂を増やす事を優先するようです。


【6月18日】フタ付きの部屋数も増えて、また卵を産んでありました。
フタの中央に小さな穴があいているのは、羽化が近いのかな?


【6月19日】カゴの巣に、とうとう働き蜂が1匹、羽化しました\(^o^)/
働き蜂は、女王蜂と並ぶとひと回り体が小さくて、顔もよく見ると違います。目の色も違う感じです。


【6月22日】3日遅れて自転車の巣にも、働き蜂が羽化しました。
こちらは同時に3匹!1週間ほど巣でお留守番をして、徐々に外仕事に出るようになるそうです。
狩りをしたり、材料を集めて巣作りをするのは、蜂がもともと持っている本能なのでしょうけど
巣の上にいる蜂たちを眺めていると、お母さんから仕事を教わる娘たちに見えてきて、微笑ましいです(^^)


【6月23日】カゴの巣では、まだ2匹目が羽化しません。
仕方なしなのか(笑)労働力として、女王が長女を連れて外仕事へ出掛けたみたいです。
チャンス!留守になった隙に巣の様子を見てみました。
中央左寄りの部屋が空になっています。女王蜂が一番最初に作った部屋だったのかな。
中央の部屋の卵が孵化しているように見えますが・・・
お姉ちゃんの部屋が空くのを待つ次女・・・という感じでしょうか(笑)


夕方また見てみると、女王蜂が居ず、働き蜂が1匹でお留守番をしていました。
なんとなく不安そうな顔にみえます。早く姉妹ができるといいね(^^♪


これから働き蜂が増えてくると、近くからの観察ができなくなりますが
秋まで巣が無事に残って、新女王が飛び立つまで、ずっと見守っていきたいと思います(^^)

アシナガバチの巣 2019年 ⑤/蜂にも個性がある?

2019年05月27日 | アシナガバチの巣
前回の観察から、一週間ほど経ちました。
今日の蜂の巣の様子です(^^)/

こちらは約一週間前の巣。
【5月21日】


そして、今日。
幼虫が大きくなっていました。
それと、1つだけですが、幼虫が糸でフタをした部屋を確認できました。
【5月27日】




外回りの大きさは変わらず、女王蜂は餌を狩りに、頻繁に巣を留守にします。


白い自転車の巣も、今日は留守だったので、中を覗いてみました。
写真が撮りにくい位置にあるので、奥の方まで手を伸ばして・・・
いま女王蜂が帰って来たら、と思うとドキドキします。


写真で確認できる、部屋の数を数えてみたら、先ほどの巣より、3部屋ほど少ないみたいです。
でも、フタがしてある部屋は3カ所ありました。
幼虫の大きさも揃っているように感じます。

個性でしょうか^m^そう思うと、昆虫にも性格があるの?って不思議で楽しくなります。

赤い自転車の蜂は、最近姿を見ません。


覗いてみると、中は空っぽでした。
巣を放棄したのか、狩りの途中で何かあったのか・・・
残念ですが、どこか違う場所で、また巣を作っていてくれたらいいな。


蚊に刺されながら(笑)写真を撮っていたら、餌の肉団子をくわえて女王蜂が帰ってきました。

一日お疲れ様でした(^^)

夕方になると風が涼しくて、外に居ると良い気持ちです。
今日も一日無事に過ごせました(^^)
ありがとうございました。

アシナガバチの巣 2019年 ④/女王バチの忙しい日々

2019年05月24日 | アシナガバチの巣
最近のアシナガバチの様子です。
ゴールデンウィークの頃から部屋数は増えず、巣の外見には変化はないのですが
タマゴからかえった幼虫のエサ探しに、女王蜂は大忙しのようです。
ここから1ヶ月ほどは、巣の増設よりも幼虫のお世話を優先するようです。
去年の記録を見てみたら、巣を作り始めた日から、最初の娘(働き蜂)が誕生するまで約2ヶ月かかっていました。
今年初めて巣を確認したのが4月16日だったので、6月中旬ころには変化が起きそうです(^^)

【4月16日】


【4月21日】
一部屋つくるごとに、1粒の卵を産んでいきます。


【4月22日】
巣の材料は、竹の表面の繊維です。ガリガリとかじりとってきては、増設しています。


【4月22日】
すごい勢いで部屋を作っています。朝から夕方まで、休みなくよく働きます。
強い顎で噛み砕いてきた材料を、少しずつ吐きだして、前回塗った部屋の壁の続きに塗り足していきます。
丁寧に、少しずつ・・・
隣りの部屋と同じ寸法に、どうやって測量しているんだろう?触覚の長さを頼りにって、ホントかな(^^)


【5月6日】
狭い場所で暗いから、上手く撮れないけど、女王蜂が出掛けている時に、巣の様子を見ます。


【5月13日】
巣の大きさに変化なし。この巣の女王は働き者で、朝早くから夕方までずっと忙しそうです。


【5月16日】
幼虫のエサを探すように、葉の上をゆっくり偵察飛行をする様子が見られます。


【5月21日】
巣の様子に変化はありません。




昼間、水辺に来るのをよく見かけるようになりました。


ごくごくと飲んでいます。幼虫に水を与えているのかもしれないです。


【5月24日】
夕方、女王蜂が今日も無事に帰宅しているか(笑)見回るのが日課になりました(^^)
今日は丸めた虫団子を巣の幼虫に与えているのが見られました。

庭の片隅で営まれる昆虫の一生を観察しながら
長さは違うけど、人も同じなのかなって、ときどき思ったりします^^
今日も蜂に刺されず、無事に過ごせました。
ありがとうございました(^^)/おやすみなさい。

アシナガバチの巣 2019年 ③/3匹の女王バチ

2019年05月13日 | アシナガバチの巣
前回の観察から約3週間経ちました。
【4月22日】


【5月9日】
部屋数が2倍くらいになっていました。
たまに庭で女王蜂が、水辺の葉に止まって水分を補給したり、花の蜜を食べたりしているのをみかけます。


【5月13日】
撮った写真をパソコンで明るくしてみたら、幼虫が孵化しているのが確認できました。
ここからは、巣を大きくするよりも、早く働き蜂を誕生させることが優先されるみたいです。
子育て期です。幼虫の餌になるアオムシを庭で狩る様子が見られると思います。


今日は夕方5時を過ぎても外に働きに出ているようで、女王蜂が留守なので写真が撮れました(^^)


ゴールデンウィークに、この巣のすぐ下に、新しい巣を2つ見つけました。
アシナガバチは、巣の材料に木材などの表面を削ったものを利用します。
うちの庭では、ラティスやヨシズ、竹などが巣の材料になっています。
庭で支柱にしていた竹の上で「ガリガリ」と大きな音がするので、見たら蜂がいました。


ヨシズを掛けてあるんだから、竹じゃなくてもいいのに(笑)と思って、飛んでいく先を見ていたら・・・
ヨシズの中ではなくて、ベランダの下に置いてある自転車に、蜂が入って行きました(ll゚д゚)


赤い自転車のタイヤの所に!こんなに大きくなるまで、まったく気づきませんでした。


どうしよう、と思って茫然としていたら、もう1匹の蜂が奥の白い自転車に飛んできました。


【5月3日】赤い自転車の巣


白い自転車

小さな女王蜂の、一ヶ月分の労働だと思うと壊すのが気の毒で、頼んで自転車を11月まで借りることができました(笑)

【5月13日】赤
竹の繊維でできた「バンブーハウス」です。
数少ない観察ですが、蜂にも個性があって、巣を作るスピードや丁寧さはまちまちです。
赤の巣は、形といい密度といい、仕上がりが素晴らしくきれい!

写真を明るくしてみたら、タマゴが孵化して幼虫がいるのが分りました。

自転車白の女王蜂は、マイペースで巣に居ることが多いみたい、ひと回り小さな巣です。
今日も夕方には仕事を終えて、まったり(笑)していました。

でも、早いからいいというわけではなくて、生き残るのは「運」です。

日差しが強いので、ヨシズで日よけをしました。

この3匹は、去年同じ巣から生まれた姉妹だと思います。
幸運を願いつつ、観察を続けます(^^)

アシナガバチの巣 2019年 ②/巣をつくり始めました

2019年04月22日 | アシナガバチの巣
2019年4月19日から始めた「アシナガバチ」の観察の続きです。
そ~っと観察をしています。
とても速いペースで部屋数が増えています。
【4月22日】


女王蜂が1匹だけの今、出掛けていくとしばらくは留守になるので
写真をゆっくり撮ることができます。


アシナガバチの巣は、スズメバチの巣よりも丈夫なのだそうです。


部屋のサイズが隣りと同じになるように、触覚で長さを計りながら作っていきます。
【2019年4月22日】


アシナガバチの巣 2019年 ①/巣をつくる場所を下見にきました

2019年04月17日 | アシナガバチの巣
去年の春から秋まで、庭で「アシナガバチ」が巣を作る様子を観察しました。
ここから巣立った女王蜂が、今年も同じ場所に巣を作りに来るといいなぁと思っていたら・・・
その日、雨戸の辺りを偵察するように飛び回る蜂を、何度も見ました。
もしかして・・・急いで去年と同じように、スチールのネットをセットして、すだれを掛けました。


「ここは、とっても良い物件ですよ~」待っていると、蜂が来てすだれに止まりました。


「セグロアシナガバチ」のようです。


他にも2匹の蜂が、すだれの近くを飛んで、様子をうかがっています。
しばらくすると、最初に見に来ていた蜂がすだれの中に入っていきました。

やったー!!\(^o^)/
嬉しくてつい、近くまで行って写真を撮ったら、逃げて行ってしまいました(^^ゞ
しばらくそっとして、この場所を選んでくれるのを静かに待つことにしました。

2日後、そーっと覗いて見ると、スチールカゴの底の部分に巣の始まり、「軸」っていうのかな?が出来ていました。
2019年4月15日、巣作りがスタートしました。


4月16日、翌日になると、口に含んだ巣の材料を軸の周りに塗り広げ、一部屋目を作り始めました。
木材などの表面を削り取った繊維に唾液を混ぜたものが巣の材料です。


4月17日、今日は朝から冷たい雨が降り続きました。
お昼頃、様子を見てみたら、今日は作業はお休みのようです(^^)


これは、去年の4月に巣作りが始まった時の写真です。
カゴの中に、正面向きに作ってしまって、どうなるかと心配したのですが・・・


最終的には、こんなふうにスッポリ収まる形になりました。
でも、網目がじゃまで幼虫のお世話とか、大変だったのかも。

11月まで、スズメバチに見つからないで生き残った巣は、この場所だけでした。
今年も無事に、最後まで観察ができるといいなと思います(#^.^#)


アシナガバチの巣 2018年 /B女王バチの観察

2018年11月25日 | アシナガバチの巣
庭の水栓の左側にできた巣です。
【5月2日撮影】

アマガエルが女王に話し掛けてるみたい(^^)
こちらの蜂を[B女王」と呼んで
2つの巣を同時に観察していました。

「A女王」と「B女王」は
ほぼ同時に巣作りを始めたのですが
作業のスピードがかなり違っていました。
【5月3日撮影】B女王

お隣では、せっせとA女王が巣作りに励んでいますが
この子はこうして休憩している時間が多かったです。
蜂にもそれぞれ個性があるんでしょうね。

なぜかいつも
巣の近くにアマガエルがいます。
この日、巣の写真を撮っていたら・・・
こんなシーンを見る事ができました(笑)

いただきまーす♪


パク・・・ん?なんだかチクチクする~(ll゚д゚)


ペッ!これ美味しくないよ。。

少しずつ巣が大きくなってきました。
【5月14日撮影】

【5月15日撮影】隣りのA女王の巣は・・・

「うちの子、もう離乳食です」って感じです(笑)

女王蜂が留守の間に
巣の中を覗いてみました。
【5月21日撮影】

部屋数は少ないですがちゃんと幼虫がいて
巣にフタをしてサナギになる準備中でした。

働きバチが羽化しました!
【6月13日撮影】

不思議なことに、鄰の巣と同じ日に成虫になったみたい。
【6月13日】A女王の巣

小さい巣でも、早めに働きバチが生まれれば
作業効率が上がる、という作戦なのかな?とても興味深いです。

下にいるのが女王蜂です。
光の加減かと思いましたが
やっぱり生まれたばかりの蜂と女王は目の色が違う気がします。


こちらの巣は少し奥まった所にあるので
写真を撮るときに緊張します。
そーっとすだれを除けて、カメラを近づけると
ほら、この顔でにらまれてしまいます(^^ゞ
【6月21日】



順調に蜂の数が増えて、巣も大きくなっています。
【7月2日撮影】


A女王の巣とは違い、きれいな丸い形の巣になっています。
「蜂の巣」というと、蜂たちが住む「家」というイメージがありますが
実際は幼虫を飼育するスペースのみなので
大人の蜂たちはみんな巣の上で生活しています。
【8月24日撮影】

蜂ボールみたいです^m^

こちらの巣も蜂の数が増えたので
ここでひとまず、写真の撮影をお休みしました。

そして・・・
隣りのA女王の巣に異変を発見したとき
B女王の巣をのぞいてみると
変わり果てた姿になっていて、茫然としました
【9月12日撮影】

スズメバチに襲われたみたいです。

スズメバチは、アシナガバチの幼虫を餌にする天敵です。
偵察隊に巣が見つかってしまうと、スズメバチは集団でやってきて
アシナガバチの幼虫はすべて餌として奪われてしまいます。
自然の決まりなので、それは仕方のないことなのですが
悲しい気持ちになってしまいます。

【11月4日撮影】

巣の残骸にぶら下がっている蜂の数が
日に日に少なくなっていきます。

【11月8日撮影】


棒切れのような巣だけが残り
今年の観察が終了しました。

庭には毎年いくつか
アシナガバチの巣が作られます。
でも、最後まで無事に残る巣はわずかです。

幸運な巣から旅立った次期女王は
安全だった場所を確保するために
早春に競ってやってくるそうです。

また来年、ここで観察ができますように。
ありがとうございました(^^)