風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

定点観察「モミジバフウ」と「ユリノキ」

2019年05月07日 | 好きな木、好きな場所
「おかざき世界子ども美術博物館」の公園へ
フウとユリノキを見に行ってきました。
前回からは、10日くらい経っています。
変わってるかなぁ(^^♪

モミジバフウの雌花です。

あまり変化がないように思えましたが、前の写真と比べてみると
少し「子房」がふくらんでいます。

4月26日


雄花はぜんぶ落ちて、無くなっていました。


4月26日



芽吹きから1ヶ月間くらいは、植物の変化がとても早くて、見に行く度に違う顔になっています(^^)


続いて「ユリノキ」の所へ。

よく茂ってきました!

これは、4月23日の葉っぱです。

ユリノキには「ハンテンボク」という別名があるのですが、それは、葉の形が「ハンテン」に似ているからです。
ハンテンって、何?って、今は着る人も少ないから、知らない人もいるかなぁ。
この小さな葉っぱを見ると、ハンテンを着た昔の子どもを思い出して、思わず微笑んでしまいます^^

こんなに大きくなりました(^^♪

大人のハンテン(笑)

ロケットみたいなツボミもついていました!

いつの間に!本当に急成長です。

夕方に行くと、いつも誰も居なくて、ひっそりとした公園ですが、この日は家族連れで賑やかでした。
私の木(好きな木)も、なんだか楽しそう♪


3歳くらいの女の子が、この上に乗って遊んでいました(笑)怖くないんだ~


駐車場への道には、桜の実がたくさん落ちていました。
春から夏へと、季節が変わっていくのを感じました(^^)


ユリノキは去年も観察しましたが、やっぱり好きで忘れられなくて(笑)今年も最後の葉が落ちるまで見に行きます。
モミジバフウは、落ちた実を拾うことしかなかったので、観察は初めてです。
どちらもとても楽しみです。

定点観察「モミジバフウ」と「ユリノキ」

2019年04月26日 | 好きな木、好きな場所
夕方、仕事の帰りに、ちょっとだけ(^^)
落ち葉の道・・・秋の風景みたいだけど


クスノキが葉の更新をしていて、周りの木は新緑です。


ハナミズキ


異次元に続くトンネルのような、藤棚




藤棚から逃げ出したツルが、高い木の上で咲いています。

棚がある公園では、珍しい光景です^m^

トチノキの冬芽が、こんなになっていました!


10日前に見にきたとき


同じ枝の、4週間前。


そして、今日^m^


モミジバフウの木を見にいったら、雄花がぜんぶ地面に落ちていました。


雌花だけ残った木。なんだか切ないです。


好きな木は、今日、葉っぱと樹皮を見てきました。ケヤキの木でした。





今日も一日無事に過ごせました。ありがとう。

おやすみなさい(^^)





「ヤドリギ」を見てきました

2019年03月17日 | 好きな木、好きな場所
ホームセンターに買い物に行った帰り、いつもは混まないような場所がなぜか渋滞していて
裏道から帰ろうと、交差点を曲がりました。
細い道路へ入って、橋の手前まできたときに、あ!そうだ「ヤドリギ」を見に行こう!って
急に思い浮かんで、行ってきました^^
いつもこんなふうに行き当たりばったりの、思いつきばかりです(笑)

前に来たのはいつだったけ?久しぶりに来たけど
宿主のエノキも、くっ付いてるヤドリギも巨大なので、成長加減がわかりません^^


この木を初めて見た時「阿吽像」みたいだ!と思いました。
木のすぐ下に立って見上げると、幹が筋肉隆々の力強い腕みたいです。


2本の木かな?それとも、枝分かれした1本の木なのかな。


他の木のヤドリギも、高い場所にあるので、一番近いところのでも手が届きません。


小さいのをいっぱい付けている、賑やかな木もあるし・・・


隣りに生えてるのに、ひとつも付いていない木もあります。

寄生されるのは、木にとっては迷惑なんですが
「ひつくらいは欲しいなぁ」と、ちょっと羨ましそうな感じがして可笑しかったです。

望遠で撮って見てみたら、実がなっていました。


ヤドリギは、メスとオスが別々の「雌雄異株」です。
川原の砂の上に、花粉を付けたオバナが落ちていました。

メバナは、直径2ミリしかないそうで、木の下から見ても、どこにあるのか分りませんでした。

ヤドリギは他の木に根を張って、そこから養分を貰って生きる「寄生植物」です。
自分でも光合成をして、少しは養分を作っているので、半寄生なのだそうですが・・・
自分のおこずかいだけはアルバイトで稼いで、親元で暮らす子どもみたいな感じかな(^^ゞ
落ちていた実を、割ってみました。


果実自体は水っぽくて、サラサラしています。

粘着力があるのは、生タマゴの「カラザ」みたいな、種の周囲にある白い繊維状のものでした。
引っ張ったら、めちゃめちゃ伸びました。

この白い繊維状のものは、フンをした鳥のおしりから糸を引いて離れません。
鳥は種を離すため、おしりを木にこすり付けます。
そうして枝に付いた種は、ネバネバで木にガッチリと固定され、ゆっくりと根を食い込ませて寄生します。

検索して調べてみたら、この白い筋は「viscin」と呼ばれる組織だそうです。
このviscin組織は、元の長さに対して、2億倍~2.6億倍 も伸びるという特徴があるそうです。
小さな甘い果実の中に、こんな秘密兵器を持っているなんて・・・
本当に植物ってすごいなぁと思いました。

木の芽がふくらんできて、遠目に梢が煙ったように見えます。


お月さま、だんだんふくらんで来てますね^m^
若芽が吹いて、葉が茂ってくると、ヤドリギはまた秋まで、葉の中に姿を隠します。


もしかして、道路が渋滞していたのは、ヤドリギが呼んでくれたのかな、なーんて思いながら(笑)
川の流れをしばらく眺めて、うちに帰ってきました。


ちょっと寄り道

2019年03月04日 | 好きな木、好きな場所
今日は仕事が休みでした。
お昼前にスーパーへ買い物に行って、店を出ると、雨が上がって太陽が出てきました。
近くにお気に入りの場所があるので、行ってみる事にしました(^^♪

堤防道路の下が運動広場になっていて、そこのグラウンドの周りに
太いセンダンの木が何本も植えられています。


もうほとんど実は残っていなくて、ヒヨドリの声はするんだけど、姿が見えませんでした。


車を降りてちょっと散策、ぐるっと一周してみます(^^)
土手に咲いた「ハマダイコン」にアブがいました。


雨が上がって良かったね!


梅の木に近づくと、甲高い声をあげてヒヨドリが一斉に飛び立ちました。
びっくりした~
センダンから梅へ移動していたんですね^^


日当たりのいい斜面で、1本だけ「河津桜」が満開でした。
今年の初ザクラです♪やっぱり桜はいいなぁ


これから生えてくる草と交代に、冬の太陽をひとり占めしていたヒガンバナの葉は枯れていきます。
ここは秋、ヒガンバナがきれいだっただろうなー、覚えていて、また見に来たいです。


センダンの樹皮です。
老木の幹は迫力があります。


若い幹はこんな感じで、まるで違う木みたいです。


それから枝先にはおサルさんたち(笑)

額のボッチ(芽)が膨らんできていました。

さっきまで晴れて暑いくらいだったのに、また雲が広がって風が冷たくなってきました。

上着着てくればよかった(^^ゞ

センダンの木の下は草むらで、その中にオレンジ色のタンポポが咲いていたので
写真を撮ろうとしゃがんでみると、草の上にはてんとう虫がたくさんいました。


木の根元で、脱皮したばかりのてんとう虫も見つけました。


イラガの繭。ちょっとだけフタを開けて外を覗いたのかな?(笑)


空でカラスが騒いでいたので、見上げると、鉄塔に作りかけの巣が見えました。


鉄塔の中間くらいだから、撤去されないでしょう。いい場所を見つけましたね(^^)


さあ、そろそろ帰ろうか・・・
木が大きくなったから、フェンスを切ったのかと思って近づくと・・・


しっかり飲み込んでいました(^^ゞ


木の中心に金網が入っています。


この並びの木は、みんな元気にフェンスを食べて成長していました^m^


キヅタの実も色付いてきて、そろそろ食べ頃になります。
鳥たちは、色んな植物のおかげで冬を乗り越えられ、植物は鳥のおかげで子孫繁栄です。

小さなグラウンドを一周しただけですが、いろんなものがたくさんあって
1時間とちょっと、別世界へ行ってきました^^
またまた、映画を1本観たような気分になって、家に帰ってきました(笑)

定点観察の木たち

2019年02月26日 | 好きな木、好きな場所
寄り道のハシゴです(笑)
日が長くなったせいか、まだ家に帰らなくてもいいかって
思っちゃいます(笑)

まず1本目は「センダン」です。


よそに生えているセンダンと比べて、遅くまで実が残っているのが不思議で
3年前から観察しています。
今年も相変わらず、ほとんど実が残っているけど
ヒヨドリがきて、賑やかに実を食べていました。


もしかしたら、実が残っているのは、センダン側の事情ではなくて
この辺りのヒヨドリが「好きなものは最後に食べる」的な性格なのかも(笑)
他にも食糧があって、センダンの毒が抜けるのを気長に待てる環境なのかもしれないです。


うちの庭にくるヒヨドリのお土産に、少し貰ってきました(^-^)ゝ


次は「ユリノキ」を見にいきました。


この木をいつも見ていた場所の、反対側から行くと
木の足もとに行けるのを始めて知りました。
ハグさせてもらいました(^^)


早く園中を歩きたいです。


剪定されたフジのツル。


去年の春の写真です。何年で元に戻るかな。


3本目はこの子、「ヤツデ」です。
一昨年、山の中でヤツデの双葉を見つけて以来、見に行っています。


樹木の双葉は大きいけど、ヤツデの双葉は大人みたいに大きかったです(笑)
2017年12月


食べられても頑張って、大きくなって欲しいです。


「リスの森」にも、行ってきました。


ここに来るのも、久しぶりです。


鳥の声がして、見上げたら鳥の巣を発見。


その場で下を見たら^m^


色んなものを拾って帰りました。




今日のお土産^^
おやすみなさい。

定点観察終了「鼻の穴」(^^ゞ

2018年12月17日 | 好きな木、好きな場所
定点観察の予感がしていた
コアラの鼻の穴でしたが・・・





先日観察に行ったら
鼻の穴にあったトックリバチの巣が
無くなっていました。



あ~あ・・・
誰かに見つかったのかなぁ
とても残念です!


このコアラ像は
去年の秋、施設の玄関口に
突然設置されました。
【2017年10月】


どうして、コアラ?
突然すぎるし、違和感がありましたが
昔撮った写真を見ていたら・・・
こんなのを見つけました。
【2012年11月】


散策路がある「芸術の森」の
薄暗い山の中にポツンとあって
なんだか不気味だなぁと(笑)
写真を撮った記憶があります。

明るくて賑やかな場所に出てこられて
良かったね~(^^)

定点観察「水のある風景」

2018年12月09日 | 好きな木、好きな場所
タイトルはキレイだけど
普通の、農業用の溜め池です。

仕事の帰りに
家に帰る前のエネルギーチャージ。
とても好きな場所なんです(^^)

急に寒くなったので
着る物とか、防寒具とか
用意が追い付かず
強い風に
指と耳が千切れそうに冷たかったです。

今日撮った写真を見ていたら
あれ、これって見覚えがあると・・
9月に同じ場所で撮った写真を探してみました。

たった3か月でこんなに変わるなんて
月日が経つのは早いなぁ(^^)

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新たな定点観測の予感「鼻の穴」

2018年11月17日 | 好きな木、好きな場所
ユリノキの足もとに設置されている
親子のコアラ像は

魂の抜けたような
無表情な2匹の顔が
ちょっとシュールな感じです^m^
(2017年10月撮影)



横顔は・・・
一点を見つめる真剣な眼差しが
なんか怖い。


でも、前から見たら
「だーれだ?」になってました(^^)



昨日、何気なくコアラ像を見たら
違和感が・・・



親コアラの鼻の穴に
トックリ蜂の巣を発見しました(笑)



まだ巣の穴がふさがっていないし
土も乾いていないから
作っている途中なのかも。



ユリノキの観察は終わってしまったけど
また新しい楽しみができました(^^♪

「ユリノキ」の定点観察

2018年11月17日 | 好きな木、好きな場所
今年は1本の「ユリノキ」を
観察してきました。

春の芽吹きから
夏に花が咲いて
花が実になり
たくさんの種が
風に乗って、遠くへ旅立ちました。

そして、もうすぐそこまで
冬が来ています。

  【5月 ユリノキの花】


昨日、ユリノキを見に行くと
ほとんどの葉が落ちて
観察を始めた時と
同じような姿になっていました。

  【11月 落ち葉と種】


夕方、仕事の帰りに寄って
ほとんど同じ時刻に
写真を撮っていたので
日の長さの変化も感じられました。

2018年4月から昨日までの
観察記録です。



 【4月2日】

桜が散って、ミツバツツジが満開の頃です。
ユリノキの枝先に緑色のものがチラッと見えました。


芽吹きです!
去年の果実の隣りで
冬芽が開いていました。


春がきたよ~
大きく伸びをしているみたい^^

ユリノキは葉の形が半纏(ハンテン)に似ているので
別名「ハンテンボク」とも呼ばれています。
こんな小さな半纏を誰が着るのかな(笑)


 【4月9日】

遠くから見ると
産毛が生えてきた感じ。


葉が展開してきました。

八重桜が満開の頃。
土手にはワラビが顔を出し始めました。

  【4月17日】

他の木々も芽吹いてきました。
ドーム型の通路の上には「フジ」の蔓が絡んでいます。
そして、この時はまだ知らなかったのですが
ドームの向こうに見える広場がこれから変化していきます。

 【4月21日】

もうそろそろ、花が咲く時期なんだけど・・・
目を凝らして見てもつぼみが見つかりません。
葉の中で「擬態」しているみたいです(笑)

 【5月1日】

花が咲いていました!

ユリノキは葉が大きい事と
高い位置に花が咲くのが理由で
花に気付く人はほとんどいません。

私が写真を撮っていると
「何があるんですか?」と声を掛けられました。

花ですよと言うと
「へ~、花が咲くんですか」
「あ!当たり前ですよね(笑)」って^m^


手のひら程もある
大きくて、可愛い花なんだけどなぁ

 【5月9日】

次から次へと開花しますが
咲き終わった花も見られました。

家の周りの田んぼには水が入って
田植えが始まりました。


木の下には
散った花びらがいっぱい。

 【5月15日】

花が咲き終わると
目に見える変化がなくなってきました。

自然界では、カラスが巣作りを始め
蟻の結婚飛行が行われる頃です。
ちょっと一般的な行事ではないかな(笑)

 【5月25日】

クルクルと丸まったものが
木の下に沢山落ちています。
なんだろう?と思ってよく見たら
花の雄しべみたいです。

受粉という役目を終えて・・・
なんだか、しんみりした気持ちになりました。

 【6月6日】

雨の日は好きです。

ユリノキを見にいくと
花の咲いたあとが膨らんで
若い実ができていました。

家の周りでは
麦の刈り入れが始まりました。
アジサイが満開です。

 【7月17日】

ユリノキの果実は「集合果」といって
果実(種)が集まってできています。

台風で落ちた実を拾って
半部に割ってみました。




種には翼と重りがあって
熟すと1枚ずつ中心から剥がれて
クルクル回転しながら
親の木から遠く離れた場所へ
新天地を求め
風に乗って飛んでいきます。

 【7月24日】

夏休みが始まり、夕方の公園も
賑やかになってきました。
夏いのに、子どもたちはみんな元気ですね(^^)

ドームの向こうの広場に
重機が入り、何かの工事が始まりました。

 【8月21日】

蝉の鳴き声が
雨のように降り注いでいます。
ユリノキは変わりなし。

暑いです~(;´д`)ゞ

 【9月14日】

残暑が厳しいです。
ユリノキの頂点あたり
少し薄くなってきた感じがします。

田んぼの畔にヒガンバナが咲いていました。

 【10月6日】

落葉が始まったみたいです。
葉も硬くなって
傷みも目立ってきました。

 【10月31日】

日がだんだん短くなってきました。
ユリノキの葉は、赤ではなく
黄色に「黄葉」するのですが
この日は夕焼けに照らされ
燃えるような赤い色で、とても綺麗でした。


枝から取れた果実がひとつ落ちていて
中から種がこぼれていました。
夕方の公園には人影もなくて
寂しい景色です。

 【11月6日】

1週間の間に、だいぶ葉が落ちました。
枝に残った果実が花のように見えます。


春、散った花びらでいっぱいだった通路に
落ち葉が敷き詰められていました。

 【11月10日】

今年は平年より気温が高いようですが
朝晩は冷え込むようになってきました。

落葉もどんどん進んでいます。
ユリノキは他の木と比べて
葉が落ちる時期が少し早い気がします。

 【11月16日】

秋晴れの穏やかな日が続いています。

すっかり葉が落ちて
円錐形の美しい樹形が青空によく映えます。


いくつか種を拾い集めて
空へ放って
クルクル回る様子を眺めました。

翼の形状とか、重りの位置など
計算して作るのは難しいと思うのに
自然ってすごいなぁと感心します。

今度、拾い集めて
展望台へ登って投げてみようか(^^)


ドームの向こうの広場は
駐車場になりました。

広場の周りには
クコの実がたくさん成る、秘密の場所があったのに・・
入れなくなってしまい残念です。



種の脇に
チョコンと小さな冬芽が
出来ていました。


大好きな木です。
冬になっても
きっと会いに行くと思うけど
今年の定点観察はこれで終了します。

4月から約7か月間
楽しませて貰いました。
ユリノキさん
ありがとう(^^)