風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ゴマダラ感謝デー

2019年07月03日 | 散歩でみたいきもの
雨上がり、朝はうっすらモヤがかかっていました。
湿度が高くてジメッとしていますが、日陰で風が吹いてくると良い気持ちでした。


歩き出してすぐに、センダンの葉の上にいたカミキリムシを見つけました!


大好きなゴマダラカミキリです。
今日の散歩は、いろんな虫と出会えそうな予感(^^♪


朝露で濡れた川沿いの道。


新しく買った防水スニーカーを試してみます(^O^)


長靴よりも断然歩きやすいし、バシバシと水を弾いて良い感じです!
満開になったネムノキが見えてきました。


散った花からもいい匂いがします。


草の道を抜けて、民家のある場所に出ると、道路に大きな羽根がいちまいだけ落ちていました。


薄い縞模様がある・・キジの羽根かな?
草むらに、旗のように立ててきました。


ヒメヒオウギズイセン。


橋を曲がってすぐの垣根で、またゴマダラカミキリを見つけました。
正面から見た顔が、仔ウシに似ていると思うのですが(笑)どうでしょう?


カラフルな毛虫。


ブドウドクガの幼虫です。
毒蛾といいますが、毒は無くてきれいな毛虫です。


ナンキンハゼの葉にも、毛虫がいました。


やった!ナンキンキノカワガの幼虫です!
冬にこの虫の繭を観察していて、いつか幼虫に出会いたいと思っていました(^^♪


葉の上で見つけたこの虫は・・・
一生懸命調べたけど、分りませんでした。


カミキリの仲間のように思うのですが・・・


シュッとしてカッコいいシルエットでした。


神社でお参りして、参道を歩いて帰る途中、3匹目のゴマダラさんが!
珍しくないカミキリですが、好きな虫に3回も会えるなんて、今日はツイテいます!感謝です(^^)


日陰になった木の幹に、何かが巻き付いているように見えました。
一瞬、「モズのはやにえ」??が頭によぎりましたが、そんなわけないし(笑)


近付いて見たら、大きなヘビでした。
さらによく見たら、背中に小さなアマガエルを乗せて寝ています^m^写真の中央、右側です。
傘の先で触ったら、目を覚まして傘に噛みつこうとしました。
カエルが乗ってることに、気が付きませんように・・・そーっとそばを離れました。


神社の鳥居の横に、キバナコスモスが咲いていました(^^)


帰りは乾いた草の道です。
湿った道を歩くと、小さなカエルが一斉に飛び跳ねますが、ここはバッタやイナゴがピョンピョン、ブンブン賑やかな通りです。
踏まないように気をつけて、ゆっくり進みます。


クズの葉にカメムシがいました。ブチヒゲカメムシ。
ヒゲと、からだの両サイドの模様がブチだからだそうです^^
カメムシは種類が多いので、名前を調べるのに大変でした。


コガネムシのパーティー


キラキラです。


柿の実が大きくなっていました。


クリの雌花も、イガの形に変わっていました。


たくさんの虫たちがいました。
梅雨の貴重な晴れ間だったからかな?今日は虫さん感謝デーのような散歩でした。

小さな田んぼで「ミズカマキリ」

2019年06月13日 | 散歩でみたいきもの
「小さな田んぼ選手権、第1位」の座を、いまだに守っている
大好きな田んぼを、見に行ってきました(^^)
車の中から、畔の草が刈ってあるのが見えたので、嬉しくなりました。
地主さん、ありがとうございます!(#^.^#)


三角形の小さな田んぼも、元気に稲が育っていました。


この写真は、5月の初め、田植えが済んだばかりの田んぼの様子です。


いつも思いつきで見に来る場所なので、定点観察するつもりはなかったのですが・・・
おもしろいほど、同じ場所で写真を撮っていて、我ながら笑えました^^


四角い石柱の横に、田植えの頃にはなかった、里芋の葉が茂っていました。
植えたのかな?


まだしっぽが吸収されていない、ちいさなアマカエルが、葉の上の水たまりにいました(^^)


歩くたび、横を流れる溝の中で、泥けむりが起こるので、そっと覗いてみたら
大きなザリガニがいました。


他にも何かいないかな?
歩くたびに、小指の爪ほどのカエルが、ピョンピョン飛んで逃げていきます(笑)
田んぼの中を覗き込みながら、忍び足で歩いていると・・・
水の中に細長い生きものを発見しました!

写真の真ん中です。見えるかな?

すぐに袖をまくって、そーっと手を入れてすくいあげたら、逃げないで手のひらに乗っかりました(^^♪


何だろう?噛むかな?刺すかな?飛ぶかも・・・
アタフタとカメラを片手で持って、ピントを合わせようと思たら、虫もアタフタしてひっくり返ってしまいました。
透き通るような薄い緑色で、目が赤く真ん丸です。


やっと起き上がって、体勢を整えたら・・・あ~!カマキリだ!
なんて可愛い、つぶらな瞳(#^.^#)


これがミズカマキリでしょうか・・・大きさは5.5cmくらいありました。


生態がわからなくて、呼吸ができないと可哀想なので、すぐに水の中に逃がしました。
家で調べたら、ミズカマキリの幼虫のようです。
カマキリとは関係ない、カメムシの仲間で、水中で生きた昆虫などを捕まえて体液を吸うのだそうです。
動きが遅いので、みつけたら捕まえるのは容易だとか^^ラッキーでした。

初めて見たので、興奮しました(笑)

いい眺め♪


この角度も、私は好きみたいで、前の時も同じ場所で写真を撮っていました(笑)
ここも、今年の「定点観察地点」にしようかなぁ


帰り道、前に見た花がどうなっているか、川にかかる小さな橋に寄って見てきました。
花は実になっていました。


一生懸命名前を調べて、「クマノミズキ」ではないかと・・・たぶん(笑)


家にある図鑑をぜんぶひっぱり出してきて、最後にはネットで調べて


秋に、実が色付く頃また見に行ってきます。


ここも、ずっと前からのお気に入りの場所です。
橋の上から見える川の流れは、変わらずとてもきれいでした(^^)

散歩の虫(^^)

2019年05月01日 | 散歩でみたいきもの
散歩中に出会った虫たちです(^^)
読書が大好きな人のことを「本の虫」って言ったりするけど
虫を探して歩くのが大好きなのは「虫の虫、散歩の虫」かも(笑)

好きなんだけど・・ほとんど名前がわからない(^^ゞ
ゆっくり調べます^m^

踊ってる部族の顔(笑)

大きな甲虫に出会ったのが、今シーズン初めてなので嬉しくなってしまい、記念写真を・・・


冬に、落ちてたカマキリの卵を木にしばり付けておいたの、ちゃんと枝にありました。無事に孵りそうかな。


「黒いイモムシ 蛾」で検索したら「ユウマダラエダシャク」みたいです。


葉を食べ尽くして、茎をかじっていました。


肩と顔がクリーム色のカメムシがいました。


「黄色い甲虫」では、ヒットしませんでした(^^ゞ初めて見る虫です。


ガガンボと蜘蛛。


すごく長い触覚。「ヒゲナガガ」?


ピントが合わなかったけど、オレンジ色できれいだったので(笑)


「シリアゲムシ」は何年か前に、その姿が衝撃的で名前を調べました。
でも、お尻より顔のほうに、もっとインパクトがあるような気がします。


迷彩服みたいな模様のイトトンボ。

細いものには、とにかくピントが合いません。

名前の見当もつかなかったけど、黒いイモムシの成虫として写真が出ていて、わかりました(^^)


脚が赤くて太い・・・なんというキーワードで探せばいいやら(笑)


立ち止って、デジカメのバッテリーを入れ替えている時、ふと顔をあげたらこの子と目が合いました(#^.^#)


「ねえ、ねえ、何してるの~」と言っているように見えて、可愛くて写真を撮りまくりました(笑)


こんな感じで、葉っぱから顔を出していました。


髭のおじさんに見えます。


立派な触覚ですね。


最後は黒っぽいアブ、ヒラタアブの仲間かな?


たくさんの虫と出会えました。
名前を調べるための「キーワード」を考えるのも、想像力がふくらんで楽しいひとときです^m^


ハマダイコン

2019年04月21日 | 散歩でみたいきもの
仕事帰りに買い物に行って、うちに帰る途中、通りかかったらハマダイコンの花が咲いてました(^^)
毎年この季節になるとここに咲くのですが、忘れていて、今日この道を通ってラッキーでした。


車を停めて花を見に行きました。


虫がたくさんいました。
「ナガメ」です。菜の花につくカメムシという意味だそうです。


大根の花は白と紫で、花びらに葉脈みたいな筋があって、本当に綺麗。
今年初めて見る「クマバチ」
クマバチの翅の音がオートバイの音みたいで、近くで聞くとレース場にいるみたいに凄かったです。


背中が黄色いのはオスで、刺す針がないのでそばにいても安心です。


小さなクモも、いました(^^)
奇跡的に写真のピントが合っていました。


写真を撮っていても逃げないで、縄張りを主張しているみたいに、腕を振り回してレンズの上に飛び乗ってきました!


可愛いなぁ(#^.^#)ハエトリグモの仲間かな。


蝶もきました。


アゲハチョウ、いつもなかなか止まらないのに、ゆっくり蜜を吸っていました^m^




ツリアブもいました。


丸くて可愛いです(#^.^#)


花を摘んできました。


ハマダイコンの鞘は食べることができます。
若い、小さなのを採ってきました。
生でカリカリかじると、大根おろしの辛いやつの味で、青臭さもなくてクセになる美味しさです。


もう少し大きいのは、さっと茹でてマヨネーズで食べても美味しです。

また撮りに、採りに行ってきます(笑)




「ウスタビガ」まさか、留守だったなんて・・・

2019年02月10日 | 散歩でみたいきもの
落ち葉の上に「ウスタビガ」の繭が落ちていました。
可哀想に・・・家に持ち帰って直してみよう。
なるべく衝撃を与えないように、そっと、そっと。

でも、この時点でもう私は間違っていたのです(笑)

小枝に糸でしばって木にぶら下げておこうかな。
たぶん、やってる人がいるだろうから
ネットで調べてみよう!
「ウスタビガ」「マユ」で検索。
そして、生まれて初めて知ったんです。
この繭がすでに空っぽだってこと!!!

うそ、うそ。
だって出口がないよ。
「ウスタビガ」「羽化」で再び検索。
すると、カンガルーの子どもみたいに繭から顔を覗かせている
衝撃的な画像がありました!
え~~~、まさかそこから出るとは~(@_@)

そうとも知らずに、私は先日こんなアホな事をしていました。
枝が折れて木に引っかかっていた繭を


その辺に生えていたツルで木に縛りつけて
「頑張ってね!」って(´ー`)

ああ、恥ずかしい・・・

冬にぶらさっがっている繭が空なのは常識なのか?
周りのみんなに聞こうと思ったのですが
ウスタビガに興味がある人を誰も思いつかないので
母に聞いてみたら「え~、うそ、だって出口がないじゃない」って
私と同じ反応でした(笑)
この世は、不思議と驚きと、知らない事で満ち溢れる「ワンダーランド」だと
あらためて思った出来事でした(^^)

せっかくなので、持ち帰った繭を開いてみました。

私が何度もカパカパ開いたので、この写真では
口が閉じていないのが分かりますが、拾ったときはピッチリ閉まっていました。

繭の底には穴が開いています。

上部が閉じていないので、水抜きの穴があるそうです。
知れば納得ですが、ずっとこの穴が不思議でした。

手品の種みたいな(笑)構造の出口です。


サナギの抜け殻が入っていました。
この狭い空間で殻を脱いで、出口をこじ開けて羽化するの
きっと大変だろうなぁ・・・


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以前みつけた「ヤママユガ」の繭を思い出して
写真を探してみました。

1月の初め頃。

穴が開いていて、ここから出たんだなと分かりました。
でも、ヤママユガの成虫は口が退化しているのに、いったいどうやって?
調べてみたら、食べることはできないけど口はあって
そこから酵素の液体を出して、繭を溶かして出てくるそうです。
ウスタビガも大変だけど、ヤママユガの羽化も大変ですね。

こちらは9月中旬に見つけた繭です。
もしかしたら、まだ中にサナギがいたのかも。
羽化が秋って知っていたら観察できたのに、残念です。


10月の中旬、道を歩いているヤママユガとばったり出会いました。


車に轢かれるといけないので、神社まで連れて行って放しました。


触覚がすごい。
きれいなオスです。


しばらくして今度はメスを見つけました。
弱っていて、死にそうでした。


成虫になってからは餌も食べずに交尾の相手を見つけ
卵を産んで、1週間くらいで死んでしまう蛾の人生って・・・
人間の私は可哀想とか考えてしまいますが
それがこの生き物の自然な姿なのでしょうね。

今年はチャンスがあったら、繭から出てくる蛾の様子を観察してみたいです(^^)




コガタルリハムシ

2019年01月04日 | 散歩でみたいきもの
散歩していたらギシギシの葉の上に
5ミリくらいの小さな虫がいました。
春に見かけて名前を調べた・・・
たしかルリハムシ?




うちに帰って画像検索したら、ルリハムシさんは別人で
「コガタルリハムシ」という名前でした(^^ゞ
調べてみたらこの虫、変わった一生を送ることを知りました。

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春、1匹のメスは40個くらいの卵を葉の裏に産みつけます。
幼虫は食欲旺盛で、葉にビッシリと群がって
3週間、すごい勢いで葉を食べまくります。
その後土へ潜りサナギになります。

1週間で成虫になったら、また地上に出てきて
みんなで葉を食べまくって再び土に潜ります。
そしてここから長い休眠期に入ります。

夏から秋、冬も越して次の年の春まで!
3シーズンを成虫のまま土の中で眠って過ごすそうです。

春にやっと休眠から覚めると地上で交尾、産卵して一生を終えます。
どうしてそういう進化をしたんだろう?
本当に不思議です。

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不思議なことがもうひとつ(^^)

いつも見つけた昆虫の事を調べてみると
害虫として「駆除」の方法いっぱい出てくるのですが
今回は一番最初に「除草昆虫」という言葉が出てきました。

この虫が、牧草地にはびこる厄介な雑草を
枯れるまで食べ尽くす様子をみて
「そうだ!この虫を除草に使おう!」と思いつき
30年間も研究をしたという先生のレポートを見つけました。

結論としては、除草昆虫としては実用化に至らなかったようです。
理由は、寝てる虫を起こせなかったから^^

成虫で休眠する昆虫には
日の長さや気温などの環境に左右されない遺伝的な「内因性休眠」と
そうではない「外因性休眠」の2タイプがあるそうです。
コガタルリハムシは内因性タイプで
温度処理をしたり、ホルモンを調節して人工的に休眠打破すると
産まれた卵は孵化しなかったと書いてありました。

農薬を使わず昆虫に除草をして貰えれば環境にも良いし
素晴らしいと思うのですが
こんなに科学が発達していても、小さな虫の生活を変えられないなんて
昆虫の長い進化の歴史って凄いなぁと思いました。

ところで、今回みつけたこのコガタルリハムシは
お腹がパンパンに膨らんでいて、妊婦さんなのですが・・・
この時期になぜ?
この虫の生態を知ったいま、すごい謎です!






春に幼虫を見つけたら飼ってみたいとも思いました(^^♪

クネクネ動く虫

2018年12月26日 | 散歩でみたいきもの
池の水際まで降りていって
水の中になにか生き物がいないか
じっと見ていたら
小さな虫が飛んできては
水面に止まって
また飛び立っていくのを見つけました。



指先に止まってくれたので
写真を撮ってみたら、蚊みたいな虫です。
アメンボの他に
水面に止まれる虫がいるなんて!

他にも何かいないか
じーっと見ていたら
今度は水面でクネクネしているものを発見しました。

何度撮ってもボケます(^^ゞ

木の枝ですくってみました。


水の中にいるときは青く見えたけど
透明な体をしていました。


溺れているのか
それとも、水生生物なのか?

分らないので
岸の際で、自力で這いあがれそうな水面に
そっと逃がしてきました。

何の幼虫だろう?
体の両端のクルンっとした脚みたいなのが
キュートでした(^^)