風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

「ガガイモ」実と、種まき

2020年01月03日 | ガガイモ 実生
去年の11月に神社の裏で見つけた
ガガイモ」がどうなっているか、見に行ってきました。
草刈りされていませんように・・・

11月の中旬に、青々していた茂みが・・・


葉が散って、こんなに茶色いかたまりになって
同じ場所とは気付かず一度、通り過ぎてしまいました(^^ゞ


もう実が爆ぜて、種が飛び出しています!




11月に緑色だった若い鞘も・・・


茶色になって、少しだけ口が開いていました。


テイカカズラの種と同じように、鞘の中に整然と収納されています。
この長い毛は、どんなふうに出来ていくんだろう?
今年はぜひ、種と、この毛が出来る過程を観察してみたいです。


ガガイモの綿毛は、種の外側を包んでいる皮(種皮)が変形してできた毛だそうです。
この毛を「種髪」(しゅはつ)といって、実の中に入っている種の毛をそう呼ぶのだそうです。


一方、タンポポの種についている綿毛は、萼片が変形したもので
こちらは実の中に入っていない種なので、「冠毛」というそうです。
その他にも、花後、種に残ったオシベやメシベが羽毛状になるものなど
同じように見える綿毛も、植物の種類によってでき方は違うのだそうです!

手の届く所にあった実を、収穫してきました(^^♪
野鳥が食べない果実なので、たくさん貰って来ても、横取り感が薄くて気が楽です(笑)


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部屋で半月ほど実を乾燥させたら、口が開いてきたので
近所の空き地に種を蒔こうと思って、歩いて出かけてきました。
さて、どこがいいかな・・・
一番の条件は、草刈りとかの手入れをされない「誰も気にとめない」場所(笑)
いろんな場所が思い浮かぶけど・・・けっこう難しいです。

あー!そうだ!
良い場所を思いついて、昨日の山の奥にある放棄畑に行ってきました(^_^)/

さあ、旅立ちのときです♪


ドキドキするね。


手を高く上げて、頭の上で振りました\(^o^)/


ゆっくり落ちてくる種、スローモーションを見ているみたいです。
なるべく広い範囲に種が落ちるように、歩きながら手を振り続けます。


誰も居なくなったあとに、光り輝く船が残りました。
太陽の下で見ると、本当にピカピカしていて綺麗です。


「ガガイモ」という名前の由来には、いくつも説があるのですが・・・
その中で、実の内側が鏡のようにピカピカ光っているので「カガミ」
実の形が芋のようなので、「ガガイモ」という名前になった!というのが
実物を手のひらに乗せてみて、触って眺めてみて
いちばんしっくりくるなぁと、感じます(^.^)

鞘の中に「間仕切り」のような細長い、柔らかな部品が入っています。
これは、テイカカズラの鞘にもありました。
きっと重要な役目をしているのでしょうが・・謎の「棒」です。


水に浮かぶのかな?
素朴な好奇心^^


安定感抜群に、浮かびました!
やっぱりこれは「船」ですね。


風に飛ばした種とは別に、土の中にも種をうずめてきました。
自然界では、どうなんだろう?
発芽に光が必要な種類なのか、それとも運よく土中に入り込めたものが
発芽できる仕組みなのか?
種にも運があって、いま地球上に生えている植物はみんな強運の持ち主で
小さな雑草でも、運勢は大吉!スゴイのかもしれない。


まだ若い鞘は、風が種を飛ばしてくれるように
木の枝につるしてきました。


運よく発芽すれば、この木に絡み付いたガガイモのツルに
数年後には、いい匂いの花が咲くでしょう^^


うちに帰ってきて、ポリポットにも種を蒔きました。
10粒。


真冬に種まきなんて、どうかと思うけど
芽が出たら嬉しいです。



今日は娘の家族と、妹と姪っ子が来て
いつにない、賑やかなお正月でした。
白玉団子の入ったお汁粉を作って、みんなで食べました(^^)