雪国の人間からすると
枝が不規則に伸び放題の木は
南国を象徴しています。
雪国では横に伸びる枝は
雪の重みで折れてしまいます。
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天城山の万二郎岳から
尾根道の縦走路で
最初は少し下ります。

コース中唯一のビューポイントが
あるようなので、
注意して進んだのですが、残念
通り過ぎてしまいました。
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尾根道といっても
両サイドは根や枝の張った林が
視界を微妙に妨げています。
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左側に小さな岩場があり
その先に
伊豆七島の利島や新島が見えました。

手前は
稲取の風車群。

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白い根っこの
枝を自由に伸ばした古木

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桜も咲いています。

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富士山も枝の間からのぞき
その手前には
伊豆半島の付け根の
西海岸が伸びています。

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アマギシャクナゲは
まだ早かったようで
つぼみがちらほら
数輪が花開いている程度です。

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満開のときは
甘い香りが漂うようですが
この日は違っていました。
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万二郎岳から1時間10分で
万三郎岳に到着です。
ここも展望はありませんが

広場になっており
大勢の方が休んでいました。
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ガイドブックでは
涸沢分岐点に下りて
深い森を行くコースになっていましたが

展望がなさそうなので
来た道を戻ることにしました。
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少し体力を使いますが
何とか脚ももちそうでしたし
何よりビューポイントを通り過ぎたのが
残念でしたから。
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戻る道で再確認したのですが
山全体を包む香りのようなものが
ありました。
その正体はアセビです。

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帰り道のほうが上り坂で
トンネル感覚が強調されていました。
アセビのトンネル

英語では
Japanese Andromeda Tunnel
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やがて万二郎岳の手前の登りに
さしかかると
小さな岩場のすみっこの小さな岩に
山ガールが2人くっついて
座っていました。
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挨拶をすると
返事とともに
富士山の絵を書いているのだそうです。
ということは
ここがガイドブックのビューポイントだと
判りました。
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山ガールのひとりが
富士山を独り占めしている
と言ったので、二人だから
二人占めだよねって言ったら
爆笑
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場所を少し譲りましょうかと言われて
絵を書いているのに申し訳なく
岩場を少し上がったところでも
見えると言うので
そちらから

しばらく休んで
山ガールのお別れをし
下りることにしました。
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ゴルフ場のバス停
15:00発のバスで戻ります。
最初は少なかった登山客も
バスの時間が近づくと
ほぼ満員の人数になりました。
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大勢になると
にぎやかなグループがあるものですが
都会に近いせいか
皆さんとても静かに
バスを待っておられました。
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帰りに車を運転しないで済むのは
楽チンです。
本日の歩数:24,922歩
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南国ムードは香りから
以前に行った
南の国を思い出しました。
end