深田久弥さんの
日本百名山より
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弘前から眺めた岩木山は津軽富士と呼ばれるだけあって、
まことにみごとである。平地に孤立した山であるから、
千六百米の山と思えないくらい堂々として、
思う存分その裾を伸ばしている。
山に委しい人ならば、その頂上部分に、
いわゆる三峰三所大権現のその三峰(鳥海、岩木、巌鬼)を
判然と認めよう。
(中略)
翌朝は、ときどき雨まじりの曇天であったが、
ここまで来て引返すのも残念なので、単身山へ向った。
嶽の湯の裏手から登山道がついていた。
肩まで登ると、巨岩のみごとな爆裂口があって鳥ノ海と呼ばれている。
そこで表口からの道と一緒になる。
そこから頂上までは岩のガラガラした道である。
雨が本降りとなって眺望は全く得られなかった。
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岩木山8合目ターミナルに、
車はほとんどありません。
買ってから1度も雨の日に使ったことのない
レインウェアを最初から着用します。
(今まで使われないでくれてありがとう)
今回は
修理から帰って来た雨用のカメラ
TG5が大活躍でした。
濡れては困るので
α6000は車内でお休みです。
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13:50
霧雨の中を出発。
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ナナカマドの紅葉は終わり
青森の中で、
岩木山はいつも少し早いらしい
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ダケカンバは
横に伸びた白い幹のみ
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リフトの降り場の分岐まで30分
何も見えないからこそ、乗りたかった
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強風となり
レンズ水滴が目立つ
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大倉岩を巻いて少し下る
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鳳鳴ヒュッテが見え
ほんの少し赤い葉に和む
秋田県大館鳳鳴高校の遭難事故の後
建てられた無人の避難小屋
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振り返ると大倉岩
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ここからは
二のおみ坂・三のおみ坂と言われる
岩場の急登で
強風のため、カメラは休み
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岩がゴロゴロしてくると
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岩木山の山頂です。
8合目から1時間10分。
ガスって何も見えません。
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岩木山神社奥宮
止まっていると寒いので
少しずつ体を動かしていました。
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下りは来た道を戻ります。
ガスが少し退いて、うっすらと
火口らしきものが見えました。
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風雨の中、往復で2時間半歩き
8合目に戻ったのは
16:15
この日の歩数
10090歩
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深田久弥さんと御一緒したように
何も見えなかったに近いので
何かのついでに
もう一度来ないといけません。
end